マニキュアよりも持ちがよく、爪の補強にもなるジェルネイル。
ネイルサロンで施術してもらうことが多いですが、最近はハンディタイプのキットも販売されているので自分でやっている方も多いと思います。
しかし、ネイルの道具は結構種類が多く、作業中に「拭き取り液が見つからない!」なんてこともあります。
そこで今回は、そんな困った際に役立つ『未硬化ジェルの拭き取り液の代用品』をご紹介します。
うっかり買い忘れていた場合は参考にしてみてくださいね。
目次
未硬化ジェルの拭き取り液とは?代用品を選ぶ際のポイントは?
未硬化ジェルの拭き取り液とは、表面の固まりきらなかった余分なジェルを拭き取るための専用液のことです。
ジェルクリーナー、ジェルクレンザーとも呼ばれています。
一般的にジェルネイルはマニキュアのように自然に乾かすのではなく、ジェルを塗ったら硬化用ライト(UVライトやLEDライト)を当ててジェルを固めます。
その際、表面に固まりきらずベタベタと残ってしまうのが未硬化ジェルです。
未硬化ジェルは放っておいても固まることはないですし、ネイルが曇る原因にもなるので必ず拭き取る必要があります。
ただ、この未硬化ジェルはジェル同士のくっつきを強めるので、通常は一番最後の仕上げに使われます。
拭き取り液の代用品を選ぶ際には、アセトンが入っていないものを選ぶのがコツです。
未硬化ジェルの拭き取り液の代用品はこの4つがおすすめ!
未硬化ジェルはしっかり拭き取らないとせっかくのネイルが曇ったり、ホコリが入ったりして出来映えが悪くなります。
【未硬化ジェルの拭き取り液の代用品①】無水エタノール
未硬化ジェルの拭き取り液の代わりには無水エタノールがおすすめです。
エタノールの中でも最もアルコール度数が高く、残りのジェルをキレイに拭き取れます。
【用意するもの】
✔ 無水エタノール
✔ コットンやキッチンペーパー
手順
- 予めカットしておいたコットンやキッチンペーパーに無水エタノールをたっぷり含ませます。揮発性で乾きやすいので、拭き取る毎に含ませても良いかもしれません。
- コットンを爪の根本から爪の先に向かってサッと滑らせ、未硬化ジェルを落とします。
- 指で触ってみて、まだべたつきがあるようなら何もついていない面か、コットンを変えて同じように拭き取っていきます。
- 最後に指で触ってべたつきがなく、ツルツルしていればOKです。
名前の通り水分が入っていない揮発性なので、曇ったり跡が残る心配もありません。
【未硬化ジェルの拭き取り液の代用品②】消毒用エタノール
未硬化ジェルの拭き取り液の代用品として、消毒用エタノールもおすすめです。
消毒用エタノールは水分を20%ほど含んでおり、無水エタノールよりは劣りますが、未硬化ジェルの拭き取りぐらいであれば問題ありません。
【用意するもの】
✔ 消毒用エタノール
✔ コットンやキッチンペーパー
手順
- 予めカットしておいたコットンやキッチンペーパーに消毒用エタノールをたっぷり含ませます。
- コットンを爪の根本から爪の先に向かってサッと滑らせ、未硬化ジェルを落とします。
- 指で触ってみて、まだべたつきがあるようなら何もついていない面か、コットンを変えて、同じように拭き取っていきます。
(※1枚で10本落とすことはできないので、適宜新しいコットンに変えてくださいね。) - 最後に指で触ってべたつきがなく、ツルツルしていればOKです。
【未硬化ジェルの拭き取り液の代用品③】マキロン
消毒液で有名なマキロンも拭き取り液の代用品として使うことが出来ます。
消毒用エタノールと同じような成分なので、拭き取り効果もばっちりです。
ただし容量の割にお値段が高めなので、たっぷり使うのをもったいないと感じる人もいるかもしれませんね。
【用意するもの】
✔ マキロン
✔ コットンやキッチンペーパー
手順
- 予めカットしておいたコットンやキッチンペーパーにマキロンをたっぷり含ませます。
- コットンを爪の根本から爪の先に向かってサッと滑らせ、未硬化ジェルを落とします。
- 指で触ってみて、まだべたつきがあるようなら何もついていない面か、コットンを変えて、同じように拭き取っていきます。
- 最後に指で触ってべたつきがなく、ツルツルしていればOKです。
【未硬化ジェルの拭き取り液の代用品④】ノンアセトンリムーバー(除光液)
マニキュアを落とすために使っていたノンアセトンリムーバーも、未硬化ジェルの拭き取り液として使うことが出来ます。
アセトンは強力な溶剤なので、短時間ですっきり落とすことが出来る反面、肌や爪へのダメージも気になります。
【用意するもの】
✔ ノンアセトンリムーバー
✔ コットンやキッチンペーパー
手順
- 予めカットしておいたコットンやキッチンペーパーに除光液をたっぷり含ませます。
- コットンを爪の根本から爪の先に向かってサッと滑らせ、未硬化ジェルを落とします。
- 指で触ってみて、まだべたつきがあるようなら何もついていない面か、コットンを変えて、同じように拭き取っていきます。
- 最後に指で触ってべたつきがなく、ツルツルしていればOKです。
注意点や代用品として向かないもの
拭き取り液の代用品を使う場合、気を付けなければいけない点があります。
代用品は専用液ではないので、使い方に気を付けないと爪や皮膚にダメージを与えてしまったり、事故に繋がる可能性もあります。
下記の注意点は十分確認しておきましょう。
①エタノール系は換気を十分に行う
特に無水エタノールはアルコール度数が高く、臭いがキツいので人によっては気分が悪くなるかもしれません。
そのため、窓を開けるなどして換気を十分にして作業するようにしましょう。
もし難しいようであればマスクをして作業をし、換気扇をつけるようにしてください。
②エタノール系は火気厳禁
無水エタノールは揮発性で、火のそばで使うと引火する可能性があります。
場合によっては火事や事故に繋がることもありますので、火の取り扱いには気を付けてください。
特に冬場はヒーターをつけながら作業する人も多いと思いますが、あまり近づけると引火する可能性があるので気を付けましょう。
③使う時はたっぷり使う
残りが少なかったり、もったいないと思って少しずつ使うと、ジェルをキレイに拭き取れなかったりネイルが曇る原因となります。
使うときはたっぷり使うのが気を付けるべきポイントです。
特にマキロンは少ない容量でエタノールと同じくらいの値段がするため、もったいないと思ってケチケチ使う人もいるかもしれません。
まとめ
まとめ
✔ 未硬化ジェルの拭き取り液はジェルクリーナー、ジェルクレンザーと呼ばれていて、ジェルネイルの仕上げに使うもの。
✔ 拭き取り液の代用品を選ぶ際には、アセトンが入っていないものを選ぶ。
✔ エタノールはたっぷり入っているため代用品におすすめ。
✔ 消毒液のマキロンも代用品として使えるが、やや割高である。
✔ 使いかけのノンアセトンリムーバーも代用品として使える。
✔ エタノール系は換気を十分にして、火気に気を付けて使う。
✔ 代用品を使うときも、コットンにたっぷり染み込ませて使う。