カレーやシチュー、ポトフなどの煮込み量に使われる「ローリエ」。
洋風の料理や肉料理に1枚入れるだけで、全体が本格的な味に変化します。
しかし、常にローリエをストックしてない方や、気づいたら在庫が無かったという方もいらっしゃると思います。
そのときに代用品を知っていると、料理の仕上がりの風味をレシピに近づけられるので便利ですよね。
そこで今回は、『ローリエの代用品』になるものをご紹介します。
お困りの際はぜひ参考にしてみてください!
目次
ローリエの役割や代用品を選ぶ際のコツ
(ローリエ 出典:Wikipedia)
ローリエは、月桂樹の葉を乾燥させた香辛料のことで、別名ローレルとも呼ばれ世界中で愛されるハーブです。
ローリエは、甘い香りとほのかな苦みがあります。
これらが肉や魚料理の臭みを消し、スッとした清涼感のある香りづけに、力を発揮します。
ローリエの香りの主成分はシオネールという精油で、植物性の油です。
ほかにもゲラニオール、リナオール、オイゲノールなどの精油成分が含まれ、これらには消化を促し、食欲を増進させる働き。また、炎症を抑えたりストレスを緩和させるなどの効果もあります。
ローリエの代用品を選ぶ際には、独特の香りを持っていて、臭み消しの効果があるものが良いでしょう。
どちらかの要素しか持ち合わせていなくても、料理に合わせるとなんとかなるものもあります。
ローリエの代用品はこの7つがおすすめ!
【ローリエの代用品①】ローズマリー
ローズマリーはシソ科のハーブで、松のような強い香りがあります。
ローズマリーには消臭や抗菌、酸化防止の作用があるので肉料理に使うと、肉の鮮度を長持ちさせる効果があります。
香りが強いので、大量にいれてしまうと強いえぐみがでてきてしまうので、あくまで少量を使うようにしましょう。
臭み消しだけでなく、料理のアクセントとしても使えるのでローレルと全く同じとまではいきませんが、良い風味をプラスすることができます。
サルサ・ロハ。ローリエは育ててないから、ローズマリーで代用 #サルサ https://t.co/ggzaJXQnWl pic.twitter.com/TiV1JiVs3c
— 日野ろい (@hinoroi) June 18, 2016
【ローリエの代用品②】タイム
タイムもシソ科のハーブで、清涼感のある香りがあり肉料理の臭み消しに使われています。
タイムにはハーブの中でもトップの殺菌や抗菌の作用があり、気管支炎やぜんそく、咳などの症状緩和にも力を発揮します。
ローリエに比べると風味が強く出やすいので、入れすぎないようにしましょう。
料理の仕上げにパラパラと振りかけるだけでも、気軽にハーブの香りを楽しめますし、素材を選ばずに肉類や魚介類の臭み消しにも使えます。
先週の土曜日みたいに寒い日は野菜たっぷりトマトスープに限る。ローリエがなかったのでタイムで代用。出来たら粉チーズかける感じ。 pic.twitter.com/3oomhU575t
— 柏木黄助 (@UP_UPUPUP) January 29, 2016
【ローリエの代用品③】セロリの葉
セロリには独特の強い香りがあり、それによって肉や魚の臭み消しの効果があります。
葉の部分は茎よりも香りが強いので、ローリエの代用品として使えます。
ローリエとはまた違った風味ですが、料理に爽やかな風味を足してくれます。
カレーの準備🍛
セロリの葉を臭み取りにしてお肉と野菜を煮込んでおきます。 pic.twitter.com/aEW4Te35ag— セクシーごりょんさん (@goryon8) April 1, 2016
セロリの葉はアクがあるので、茎から切り離したら水をはったボウルに入れ、水からあげた後は水分をよくふき取ってから、料理に加えましょう。
料理に加える際に、長時間加熱するとしなってしまうため、最後にサッと加えるのが良いでしょう。
【ローリエの代用品④】バジル
バジルにはローリエと同じ香り成分のシネオールが含まれているため、ローレルに近い香りがあります。
料理に加えると肉や魚の臭みを消してくれると同時に、本来の風味を引き出してくれます。
バジルは柔らかな葉が特徴で甘くさわやかな香りがあるので、生のままサラダなどに加えるのもおすすめです。
煮込み料理には、最後にサッと加えるのが良いでしょう。
久しぶりにグリーンカレーを作ってみた。ローリエがないからバジルで代用。 pic.twitter.com/ziHgqMuLmK
— Markn_Yokohama (@BELLdesigns045) September 6, 2013
【ローリエの代用品⑤】ナツメグ
ナツメグは甘い特有の香りがあり、肉やバター、生クリームなどの動物系の臭みを抑えて風味を整えてくれます。
特にひき肉との相性が良く、ハンバーグや肉団子には欠かせないスパイスです。
煮込み料理に使う際も、肉の臭みを消しながら料理の良い風味を引き出してくれます。
野菜がしんなりしたら、トマトホール缶。コンソメと水を入れて煮込むよ。
ローリエがない!調べたらナツメグやバジルでも代用可とのこと。 pic.twitter.com/7zW4sjVBto— すぴ@セレステ保護者会一員 (@spicahtruuu) August 22, 2019
ナツメグには原型のものとパウダーのものがありますが、パウダーのものが一般的に売られているので手に入れやすいでしょう。
【ローリエの代用品⑥】コリアンダー
コリアンダーは甘くさわやかで、ほんのりスパイシーな風味が特徴です。
同じ植物でパクチーとも呼び名があり、種子や葉を乾燥させてパウダー状のものをコリアンダー、葉を生のまま野菜として使用する場合にパクチーと呼びます。
葉の部分のパクチーは風味とクセが強く、トッピングに用いられる事が多いですが、コリアンダーはクセの少ない風味なので使いやすいです。
どちらも独特の香りで肉の臭みをとる役割があります。
ローリエの代わりに料理にコリアンダーを使うときは、少量をふりかけながら香りの変化を感じてみましょう。
スパイスたっぷりー!
チキンカレーひさびさに作った٩(๑•̀ω•́๑)و
ココナッツミルクめっちゃいい匂い(๑'ڡ'๑)୨
(まさかのシナモンとローリエなかったんで八角とコリアンダーで代用) pic.twitter.com/GUbZ9ECKKT— SHION (@sinoalice_shion) November 30, 2018
【ローリエの代用品⑦】ディル
ディルはヨーロッパで古くから料理に使われている人気のハーブです。
葉や茎にはすっきりと爽やかな香りがあり、ほんのりと甘みのある味わいです。
魚料理との相性が良いので、カルパッチョからグリルまで仕上げに小さくちぎって上にのせることによって本格的な雰囲気に仕上がります。
ディルには胃腸の働きを助ける効能があるので、胃もたれを解消し、消化を促進してくれます。
まずはメコン川で生息する川魚のしゃぶしゃぶを食べました。
ディルをこんなにたくさん食べたの初めてかも!
臭みもなく美味しかった〜 pic.twitter.com/JzSrjRawCy— 順子 (@junko_hanataro) November 13, 2019
まとめ
まとめ
✔ ローリエの特徴は甘い香りとほのかな苦みで、料理に使うと肉や魚の臭みを消す働きがある。
✔ ローリエは乾燥したものを使うことによって、青臭さがなく料理に良い風味をプラスしてくれる。
✔ 代用品を選ぶポイントは、そのものが独特の香りがあり、肉や魚の臭みを取ってくれるものが良い。
✔ ローリエの代用品には以下の7つがおすすめ。
【ローズマリー・タイム・セロリの葉・バジル・ナツメグ・コリアンダー・ディル】