口の中でとろりととろける「豚の角煮」。
豚の角煮を作ろうとしたときに、長ネギがないと困ってしまいますよね。
ですが、メインとなる豚肉や他の材料は揃っているのに、長ネギだけ買いに行くのも面倒に感じるものです。
そんなときに、豚の角煮に入れる長ネギの代用になるものを知っておくととても助かりますよね。
そこで今回は、『豚の角煮に入れる長ネギの代用品』についてご紹介していきますので、お困りの際はぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
豚の角煮に入れる長ネギの役割とは?
豚の角煮を作るときに入れる長ネギには「豚肉の臭みを消す」という役割があります。
長ネギの先っぽの緑の部分には「硫化アリル」という、ネギ特有のツンとした香り成分が豊富に含まれており、それが食材の臭い消しとして活躍するのです。
硫化アリルは、急激に加熱すると甘味成分に変わってしまいますので、臭い消しとしての役割は中途半端になってしまいますが、ゆっくりと加熱するとしっかりと肉の臭みを消してくれます。
長ネギは時間をかけて加熱する豚の角煮には、ピッタリな臭い消しですよね。
また、硫化アリルには肉をやらかくする働きもあり、角煮をよりトロトロに仕上げるのに一役買ってくれます。
長ネギの代用品を選ぶポイントはこれ!
そして、豚の角煮に入れる長ネギの代用品は「肉の臭みを消せる食材」を選ぶのがおすすめです。
長ネギに含まれる硫化アリルはネギ類であれば豊富に含まれていますので、まずはネギ類の在庫があるかを確認してみるといいでしょう。
また、ネギ類がなくても臭い消しとして使える食材はあるので、上手に活用して肉の臭みを消して美味しい豚の角煮を作りましょう。
豚の角煮に入れる長ネギの代用品はこの6つがおすすめ!
【豚の角煮に入れる長ネギの代用品①】玉ねぎ
炒め物に煮込み料理、サラダにと汎用性が高い玉ねぎは、豚の角煮に入れる長ネギの代用品としておすすめです。
長ネギと同様にネギ類なので、肉の臭みを消す硫化アリルが豊富に含まれています。
どのお宅にも常備している確率が高い野菜なので、手軽に代用できるでしょう。
#のくすキッチン
豚の角煮とレンコンと大根と煮卵!!!!ネギの代わりに玉ねぎをいれたんだけどこれがまたうまい!!!!
角煮も超トロトロで美味しい(●´ω`●)食べたい方はお早めに← pic.twitter.com/lYsW4MlDjS— のくすさん@MHWPC版やってる (@secondheaven) December 14, 2016
玉ねぎを代用するときは、豚肉500gあたり玉ねぎを2個ほど使うのがベストです。
【豚の角煮に入れる長ネギの代用品②】しょうが
薬味や料理のアクセントとして使われるしょうがも、豚の角煮に入れる長ネギの代わりに使うことができます。
しょうがには「ショウガオール」というショウガ特有の辛味成分があり、これが食材の臭みを消してくれる働きがあるのです。
角煮が食べたくなって久しぶりに豚バラ購入🐽
ネギの青い部分捨ててしまったから生姜2枚にしてニンニク追加で臭み抜き(*´-`)いつもは仕上げに白髪ねぎを飾ってたけど、トロトロのネギも美味しい✨🤤
食べ終わったらタレに火入れして味玉作れるのも嬉しいね(貧乏性)😆 pic.twitter.com/1A3CcPV7Td
— 白子ポン酢 (@Nowork_Yeslife) June 17, 2019
しょうがを代用するときは、豚肉500gあたり、しょうが1片ほど使うといいでしょう。
チューブタイプのしょうがを使うときは、10cmほど入れるのがおすすめです。
【豚の角煮に入れる長ネギの代用品③】セロリ
サラダやスープに使われるセロリも、豚の角煮に入れる長ネギの代わりに使うことが可能です。
セロリにはアピインという特有の香り成分が含まれており、それが肉の臭みを消してくれる役割があります。
セロリを代用するときは、茎の部分を斜めに切って豚肉と一緒に煮込みましょう。
【豚の角煮に入れる長ネギの代用品④】わけぎ
あえものやお浸しによく使われるわけぎも、豚の角煮に入れる長ねぎの代用品としておすすめです。
ネギと玉ねぎの雑種であるわけぎにも硫化アリルは含まれており、一緒に煮込むことで肉の臭みを消してくれます。
わけぎを代用するときは、青い部分ではなく根元の白い部分を使うようにしましょう。
【豚の角煮に入れる長ネギの代用品⑤】リーキ
長ネギを太く短くしたように見た目の西洋野菜のリーキも、豚の角煮に入れる長ネギの代わりに使うことができます。
海外では煮込み料理などに使われることが多く長ネギよりも甘味が強いですが、ネギ類特有の硫化アリルが含まれているので、豚肉の臭い消しにピッタリでしょう。
リーキを代用するときは、そのまま長ネギを使うときと同じでOKです。
【豚の角煮に入れる長ネギの代用品⑥】エシャロット
根元がぷっくりと膨らんだ玉ねぎの仲間であるエシャロットも、豚の角煮に入れる長ネギの代わりに使うことができます。
リーキ同様、海外で使われることが多い野菜ですが、ネギ類なので硫化アリルを含んでいるので臭い消しに役立ちます。
同じネギ類でも代用に向かないものもある
ここまでは、豚の角煮に入れる長ネギの代用品についてご紹介してきました。
どれも肉の臭い消しをするにはピッタリのもので、臭みのない美味しい豚の角煮を作ることができるでしょう。
また、ネギ類は硫化アリルのおかげで違和感なく代用できます。
しかし、ネギ類の中でも代用しにくいものがあり「ニラ」と「小ネギ(万能ネギ)」は豚の角煮にはやや不向きです。
どちらにも硫化アリルが含まれていますが、ニラは香りが強すぎるため豚の角煮の風味が大きく変わってしまう恐れがあります。
また、小ネギは仕上げや薬味に向いており、煮込んで臭いを消すというのは得意分野ではありません。
どちらも臭い消しには使いにくいですが、仕上げに小ネギを角煮の上に散らして見栄えを良くしたり、余った角煮でアレンジ料理を作るときにニラがお役立ちだったりします。
まとめ
まとめ
✔ 豚の角煮に入れる長ネギは、豚肉の臭みを消したりやわらかくしたりする役割がある。
✔ 豚の角煮に入れる長ネギの代用品は、肉の臭みを消せる食材を選ぶと良い。中でもネギ類は、臭い消しに役立つ硫化アリルが含まれているのでおすすめ。
✔ 豚の角煮に入れる長ネギの代用品は、以下の6つがおすすめ。
【玉ねぎ、しょうが、セロリ、わけぎ、リーキ、エシャロット】
✔ 玉ねぎは、長ネギと同様に硫化アリルが豊富に含まれているので代用可能。価格もお手頃な上に常備しているお宅も多いので、代用品としてはとても優秀。
✔ しょうがは、ショウガオールという成分が臭み消しに役立つ。ただ、入れ過ぎるとしょうがの香りが強くなりすぎるので、入れる量には注意が必要。
✔ わけぎは、根元の白い部分に硫化アリルが豊富に含まれているので、臭み消しならそちらを使うようにすると良い。
✔ リーキやエシャロットは、ネギ類なので臭い消しに使える。ただ、長ネギや玉ねぎに比べると比較的高価なので、用途がなく余らせているときに代用するのがベター。
✔ ネギ類の中でも「ニラ」と「小ネギ(万能ネギ)」は臭み消しとして使いにくく、豚の角煮に使うのは控えたほうが良い。