お菓子つくりをする際に、香りづけとして使用することになるキルシュですが、甘味はなく無色透明なお酒になります。
ふと、お菓子つくりをしようと思い立った時に「切らしていて家にない!」「そもそも近くのお店で手に入らない!」なんてこともあります。そんな時って困りますよね。
今回は困ったときに役立つ『キルシュの代用品』についてご紹介します。
目次
キルシュとは?特徴について
お菓子つくり以外では、カクテルの材料にもなるキルシュ。
人によってはそのまま食事の後などに、食後酒として飲む場合もあります。
このキルシュは蒸留酒の一種であり、サクランボを種子ごと潰し、発酵させることによってつくられます。
発酵後に蒸留していますので、無力透明になるのです。
キルシュの代用品はこの9つがおすすめ!
【キルシュの代用品①】ラム酒
ラム酒はさとうきびの絞り汁を煮詰め、発酵後に蒸留することによってつくられます。
深みのある香りと味わいが特徴のお酒であり、こちらもお菓子つくりの際によく使用されるお酒になります。
特にドライフルーツを使用したお菓子には相性がよく、パウンドケーキなどのどっしりとしたケーキに加えることによって風味や香りを豊かにしてくれます。
実家から大量の柿が送られてきたので柿のパウンドケーキ作った。
アーモンドプードルとラム酒の匂いがベストマッチ。 pic.twitter.com/uvLZGmNDv5— 山崎智史@1巻発売中「俺たちつき合ってないから」 (@sat_zakiyama) 2018年10月29日
【キルシュの代用品②】ウイスキー
ウイスキーは大麦やライ麦などの穀物を、麦芽の酵素を用いて糖化し、その後に発酵・蒸留をおこなってつくられているお酒になります。
蒸留されたばかりのものは無色透明ですが、数年~数十年と樽の中で熟成されることによって、琥珀色に変化していきます。
こちらもキルシュの代用品として使用可能です。
パウンドケーキ焼いたやつ
一個はウイスキーケーキにしたよ(´・ω・`) pic.twitter.com/Of4sYQqLzF
— ドナ (@panoisiine) 2016年11月2日
しかし、ウイスキーの場合には入れすぎてしまうとアルコール臭がきつくなってしまう可能性がありますので、注意が必要です。
【キルシュの代用品③】キュラソー
キュラソーはオレンジの皮をアルコールにつけることによってつくられており、無色透明のホワイトキュラソーと、琥珀色に近いオレンジキュラソーがあります。
爽やかなオレンジの香りはチョコレートなどの濃厚なものと相性がよく、元々チョコレートケーキの仕上げやシロップに使用されることの多い洋酒になります。
キルシュとは香りの種類が多少異なりますが、代用品として使用することが可能なものの一つです。
夕食後、娘作ザッハトルテ風なケーキを💕
板チョコ約2枚!オレンジキュラソー使用。とてもリッチなケーキでございましたヽ(´▽`)/♪#スイーツ pic.twitter.com/qpoz6KPMm7— ぴろりん (@hi_evelyn) 2018年2月15日
【キルシュの代用品④】ブランデー
ブランデーは果実酒から作られている蒸留酒の総称になります。
コニャックなどもこれに含まれます。
代表的なものは白ぶどうからつくられたワインを蒸留し、樽に入れて熟成したものになりますが、リンゴからつくられたものやサクランボからつくられたものもあります。
さまざまな種類がありますので、好みに合わせていくつか小瓶をストックしておくと選択肢が広がりますのでおすすめです。
さて、少しずつ再開していきます。
今日はお休みで、ニンジンと紅茶のキャロットケーキに焼き上がりにブランデーを吸わせて、少し大人のケーキにしました。
しっとり濃厚ケーキ pic.twitter.com/DgStIJJINF— こうせい (@ko_say0409) 2018年10月4日
【キルシュの代用品⑤】缶詰の果物のシロップ
クリームを塗る前のスポンジに塗ったり、パウンドケーキなどをしっとりさせるために仕上げに塗る場合には、果物の缶詰に入っているシロップでも事足ります。
やわらか卵のシフォンケーキと業スーのホイップと缶詰で🍰🍊
汚ねぇけど💧美味いんだぁ😇
缶詰のシロップをたっぷり染み込ませてるからトロトロ♡🍰
次は桃の缶詰で作りたい🍑 pic.twitter.com/B4kui9Nl1m— ゆか (@ao0oa15) 2019年2月4日
アルコールが含まれていないので、子どもが食べる場合であっても問題なく使用できます。
もちろん大人用に先にあげたラム酒などを加えて使用しても良いでしょう。
果物を漬けこんでいますので、しっかりと果物の香りもついています。
【キルシュの代用品⑥】砂糖+水
砂糖と水を混ぜ、沸騰させて焦がさないようにシロップにして使用する方法もあります。
これに洋酒を加えて使用することが一般的ですが、もちろんそのままでも使用できます。
ケーキ、「こういうのでいいんだよ」ってやつ(盛り付けただけ)
市販のスポンジしっとり感が足りないので、シロップ(砂糖水)塗るだけで大分グレードアップすると思う。 pic.twitter.com/D6Smx2DWl3— なおたす@がんばらない (@sunaota) 2018年12月23日
果物の風味を付けたい場合には、絞り汁を加えたり100%のジュースを少し加えることによって代用可能です。
【キルシュの代用品⑦】ワイン
果物を煮込んで使用するお菓子を作りたい場合の代用品として、ワインも使用することができます。
赤ワインはドライフルーツなどと相性が良いとされていますので、パウンドケーキなどの焼き菓子にも使えます。
白ワインは色をつけたくない場合のフルーツの煮込みに適していますし、レモン汁やリンゴとの相性が良いとされています。
【キルシュの代用品⑧】ハチミツ
そのままだと少し粘りが強い場合がありますので、水やお湯で伸ばしてから使用すると良いでしょう。
あまおうびわズコットとか迷いもしなかったわ~~~(びわ好き)
スポンジにハチミツが染み込んでて、クリームも濃厚で美味しゅうございました。 pic.twitter.com/6fLYphdkbm— ゾンビおじさん (@blue9192615) 2019年4月22日
もちろん焼き菓子などの生地に加えてつくることも可能です。
バターとの相性が良いので、焼き上がりはとても良い香りがします。
【キルシュの代用品⑨】メープルシロップ
独特の甘い香りのするメープルシロップですが、こちらの艶出しや香りづけを仕上げにおこないたい場合に代用できます。
こちらは元々粘りはそれほど強くはありませんが、時間の経過で固まることがありませんので、ぬりたい場合には注意が必要です。
また、生地に混ぜ込むことも可能です。
まとめ
まとめ
✔ キルシュの代用品には以下の9つがおすすめ。
【ラム酒・ウイスキー・キュラソー・ブランデー・缶詰の果物のシロップ・砂糖+水・ワイン・ハチミツ・メープルシロップ】
✔ ラム酒・ウイスキー・キュラソー・ブランデーを仕上げなどのシロップとして使用する際には、砂糖と水を合わせて煮詰めたものに加えるとより扱いやすくなり甘味も加えることができる。
✔ 洋酒は香りに合わせて100%の果物ジュースに混ぜての使用もおすすめ。
✔ ハチミツ・メープルシロップは天然由来の生ものなので、1歳未満の子どもが食べる可能性があるお菓子には使用を避ける。