
男女問わず人気のチーズケーキ。
そんなチーズケーキを作る時には、レシピで必ず見る材料として「レモン汁」がありますよね。
レモン汁はほとんどの料理が1度に少量しか使用しないため余りがちで、「いざ使おうと思ったら賞味期限が切れていた!」なんてこともあるのではないでしょうか?
そうなると買い直すしかないのですが、買いなおしても結局使い切る事が出来ずに同じことを繰り返してしまうのであればもったいないですよね。
家にあるものや消費しやすいものでレモン汁の代用ができれば、余すことなく使えるので便利で経済的ですよね。
そこで今回は、チーズケーキに入れるレモン汁の代用品をご紹介します。
目次
チーズケーキに入れるレモン汁を入れる理由
「なぜ、どのチーズケーキのレシピにもレモン汁が必ず含まれているのか?」と疑問に思った方も多いと思います。
チーズケーキにレモン汁を入れる理由として幾つかありますのでここでご紹介します。
①凝固性
冷やして固めるレアチーズケーキはチーズケーキ部分をしっかりと固めるためにゼラチンを使用する事がほとんどだと思います。
このチーズケーキを固めるために使用するゼラチンの凝固作用と同じ効果をレモン汁を加える事で得る事が出来ます。
レモン汁に含まれるペクチンとチーズや生クリーム、牛乳などの乳製品に含まれるカルシウムが混ざり合う事で化学反応を起こし固まります。
また、酸味の元である酸と乳製品に含まれるタンパク質も同じように混ざり合うことで化学反応を起こし、固まります。
この2つの要素が働くことで、ゼラチンが少なくてもしっかりとチーズケーキが固まってくれます。
②チーズのしつこさを軽減する
脂っこいからあげなどの揚げ物にレモンをかけるとさっぱりとくどくなく食べる事が出来ますよね。
これはレモン汁の酸味が脂っこさを軽減してくれるおかげでさっぱりと感じる事が出来ます。
チーズケーキも大量のチーズを使用しているため、比較的濃厚なものが多く、たくさん食べると胃がもたれてしまう人も多いと思います。
そんな味が濃厚でくどくなってしまうチーズケーキにレモン汁を加えることで、レモン汁なしのものよりもチーズのしつこさが軽減されてさっぱりとした味合いになります。
③味が引き締まる
チーズケーキはチーズの濃厚な風味が特徴のケーキですが、チーズだけだとどうしても味がぼやっとした物足りない味になってしまいます。
レモン汁を加えることによって爽やかな香りと程よい酸味で、ぼやっとして物足りない部分を補って、味をぎゅっと引き締めてくれるのでより美味しく感じる事が出来ます。
以上のようにチーズケーキにレモン汁を入れることによって様々な効果を得る事が出来ます。
しかし、手元にレモン汁がなかったら何の意味もないのでは?と思う人も多いはず。
チーズケーキに入れるレモン汁の代用品はこの5つがおすすめ!
【チーズケーキに入れるレモン汁の代用品①】ヨーグルト
程よい酸味のあるヨーグルトをレモン汁の代わりにチーズケーキに入れても美味しく作る事が出来ます。
ヨーグルトを使用することによってチーズケーキに程よい酸味を加えながら、整腸作用や美肌効果も期待できるので美味しく食べながらきれいになる事が出来ます。
また、ヨーグルトはチーズと同じ発酵食品であることから、チーズを入れないチーズケーキ風のケーキを焼くこともできます。
今回はチーズケーキにレモン汁を入れ忘れてしまったけど、とても美味しく出来ました。
カロリー控えめにする為、生クリームの代わりにヨーグルトを使っています。沢山食べるのでほぼ意味無いですが(^ν^) pic.twitter.com/iu4T1VpVjd— Itsuko H. (@itkst) February 20, 2016
「チーズすら入れないチーズケーキってどうなの?」と思う人もいるかもしれませんが、チーズたっぷりの物よりもさっぱりと食べやすく、カロリーも大幅ダウンできるのでダイエット中のご褒美として作ってみるのもお勧めです。
注意点としては、ヨーグルトの種類によっては水分の量がかなり違ってくるので、いつもの分量にヨーグルトをそのまま入れてしまうと硬すぎたり、柔らかくなってしまったりする可能性があります。
【チーズケーキに入れるレモン汁の代用品②】サワークリーム
サワークリームは酸味があり、入れることでよりさっぱり感が増すので、チーズケーキは好きだけど、くどいものは苦手という人にもお勧めです。
また、サワークリームを使用する場合は生クリームなどを加える必要のないレシピも多く、材料費の節約にも一役かってくれます。
チーズケーキ作りました~😄
サワークリームを入れたら酸味が出て、さっぱりして美味しいです😋#お菓子作り pic.twitter.com/azSFdd8BQX— コウ (@tange__maru) August 12, 2019
ただ、中にはレモン汁に比べて酸味が強いサワークリームもあります。
【チーズケーキに入れるレモン汁の代用品③】柑橘類
グレープフルーツやオレンジなどを果肉ごとたっぷりとチーズケーキの中に入れて焼く事で、レモン汁の代わりになる上にいつもと違ったチーズケーキを作る事が出来ます。
夜のおやつ。昼に焼いた炊飯器チーズケーキを実食。レモン汁の代用で温州ミカン汁を使いましたが問題ありませんでした(^ω^) pic.twitter.com/x6Z0Mk0DDf
— 服トリユミ ver3.07 (@arrow_mg) December 13, 2015
レモンと同じ柑橘類のため、チーズケーキにレモン汁を入れた時と同じように凝固性やチーズのしつこさを軽減してくれる効果を期待できます。
果肉をそのまま使用する事で見た目も華やかになりますし、食べ応えもアップします。
また、食べた時にじわっと旨味と酸味、程よい苦味が口の中に広がるため、少し大人なチーズケーキを楽しむ事が出来ます。
【チーズケーキに入れるレモン汁の代用品④】クエン酸
掃除などで使うイメージが多いクエン酸ですが、食用のものであればレモン汁の代用品として活躍してくれます。
アメリカンチェリーのレアチーズケーキ🍒
叔母の快気祝いに🥂
全快にはもう少しかかりそうだけど、クリームチーズ安売りしてたから😉
レモン無しでミルク感強めのチーズケーキ&
クエン酸で酸味強めに仕上げたチェリーがぴったり😍 好みの味に出来ました(*^^)v pic.twitter.com/22RZE2IUwf— もん吉 (@monmonkichineko) June 22, 2019
クエン酸はレモンにも含まれている成分であるため、レモン汁の代わりに入れてもレモン汁を加えた時と同じ効果を期待できます。
注意点としては必ず食用であるかどうか確認すること。
掃除用のクエン酸は純度が低く、不純物が多く含まれているため、摂取してしまうと体に異変が生じる可能性があります。
【チーズケーキに入れるレモン汁の代用品⑤】ジャム
マーマレードなどの柑橘系のジャムやベリー系のジャムは酸味が強いものも多く、レモン汁の代わりに入れても酸味を損なうことなく美味しく作る事が出来ます。
チーズケーキ冷えてそろそろ食べ頃♪レモン汁のかわりに金子Tにもらったマーマレードで代用,香りがいいわ☆食べながらレポート書くとしよう! pic.twitter.com/6lx2a3Mb
— まほろん (@Carbo_Mahooooo) January 27, 2013
入れるジャムによって色もつくため見た目も華やかにしてくれます。
しかし、ジャムと言っても何でもいいわけではなく、なるべく甘味が少なく酸味が強いものを選ぶのがポイントです。
甘味が強いものを使用するとチーズケーキが甘くなりすぎてしまいます。
レモン汁は絶対に必要なわけではない!
ここまでレモン汁の代用品をご紹介しましたが、結論としてチーズケーキにレモン汁は絶対に必要なわけではありません。
もちろん、入れたほうが味が引き締まりますし、くどさもなくなります。
しかし、入れなかったからといってまずいものができるわけではなく、人によってはレモン汁を入れない方が好みという人も多くいます。
レモン汁を入れなかった場合、酸味がないためチーズの濃厚さをしっかりと味わう事が出来ます。
そのため、味が濃くてモッタリとした味わいが好きな人がレモン汁を入れない方が美味しいと感じるかもしれません。
しかし、レアチーズケーキなどの冷やして固めるチーズケーキの場合は、レモン汁を加えた方がレアチーズ部分がしっかりと固まってくれるため、できるだけ入れることをお勧めします。
まとめ
まとめ
✔ レモン汁を入れる事でチーズケーキが固まりやすくし、程よい酸味がチーズのくどさを軽減してくれる。
✔ 代用品には【ヨーグルト・サワークリーム・柑橘類・クエン酸・ジャム】がおすすめ。
✔ ヨーグルトは使い方次第でカロリーダウンすることもできる。
✔ サワークリームを使うことで材料をより少なくできる。
✔ レモンと同じ柑橘類を使用することでレモン汁と同じ効果を得る事ができる。
✔ 食用のクエン酸は調節が難しいが、美味しく作る事ができる。
✔ 酸味の強いジャムを使用する事で見た目も味も美味しくなる。
✔ レモン汁はチーズケーキの種類によっては絶対に必要なわけではない。