乳児用の粉ミルクを購入すると必ず付いてくる「計量スプーン」。
簡単に粉ミルクの量を図ることができてとても便利な道具ですよね。
そんな粉ミルクのスプーンですが、洗っている間にうっかり無くしてしまうことも良くありますよね。
粉ミルクのスプーンがない
— 花ノ瀨 春哉 @cry (@kyksary678) April 19, 2014
粉ミルクのスプーンは無くしてしまうと粉ミルクの計量ができないので非常に不便です。
今回はそんな『粉ミルクのスプーンの代用品になるもの』をご紹介します。お困りの際はぜひ参考にしてみてください!
目次
粉ミルクのスプーンは1匙2.6~2.7g!
粉ミルクの缶に付属するスプーンは、ミルクを作る時の計量を簡単にするために付属しています。
スプーン1杯分の粉ミルクの重さはメーカーなどによって変わりますが約2.6g~2.7gと言われており、スプーン1杯分で20mlのミルクが作れるようになっています。
しかし、粉ミルクのような粉末状のものはスプーンで計量すると粒子が細かいのでその分量にもばらつきがあり一概に2.6gあるとは言えません。
【粉ミルクの計量スプーン】
メーカーにより、スプーン1杯あたりの粉の嵩(かさ)が違いますので、違うメーカーのスプーンでは、正確に計ることができません。
他メーカーのスプーンを使用しないようにしましょう。— なお@ベビーシッター (@babysitter_nao) February 2, 2021
つまり同じすり切り1杯分と言っても、単純に粉ミルクを掬って擦り切る場合とスプーンに粉ミルクを押し込むようにして密度を高くした場合では若干重さに誤差があると言えます。
これは代用品も同じでかなり正確な粉ミルクの量を量ってミルクを作るのは難しいです。
粉ミルクのスプーンの代用品はこの3つがおすすめ!
粉ミルクのスプーンの代用品には、同じくスプーンや計量できるキッチン用品を使用すると便利です。
①スケールを使う
粉ミルクのスプーンの代用品で最も使いやすいのは食べ物の重さなどを量る時に使うスケールです。
上記にも記載した通り粉ミルクを容積で図ると密度の関係で誤差が出てしまうのでより正確に粉ミルクの量を量りたい時はスケールがおすすめです。
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また、普通のスケールだと0.1g単位まで表示されなかったり、量を微調整する時にメモリが読みづらくミルクを作る時に手間取ってしまうことがあります。
②計量スプーンを使う
粉ミルクは計量スプーンでも代用することができます。
計量スプーンはさじと小さじがあり、それぞれ大さじは約15ml、小さじは約5mlとなっています。
計量スプーンで粉ミルクを量る場合は誤差が生じやすいという難点があります。
例えば水を小さじ1掬ったとすれば水の密度は高いので5g分掬うことができますが、砂糖の場合だと小さじ1掬ったとしても重さは3gほどです。
粉ミルクも同じく小さじ1掬ったとしても重さは2~3gで、5gにはならないので注意が必要です。
大さじも同じく15gにはならないので、15gよりも少し少なめに見積もって40~60mlでミルクを作るようにしましょう。
また、計量スプーンが無い場合は普通のスプーンでも代用にすることができます。
例えばティースプーン1杯分の量は小さじ1杯分と同じく5mlで、カレーを食べるときなどに使う普通のスプーンは大さじと同じく15mlです、
③ペットボトルの蓋
ペットボトルの蓋は1杯分で約7.5mlとなり、2杯分で大さじ1杯分の量に換算できます。
そのため、ミルクを40mlよりも多く作る際にはペットボトルの蓋を使うのも有効な手段です。
ミルクの量に必要な粉ミルクの重さがわからない時の対処法
作りたいミルクの量に対して粉ミルクがどのくらい必要かわからない時は、粉ミルクの缶に書いてあるミルク20mlに対して必要な粉ミルクの量を参考にして計算するようにしましょう。
ミルク全体の量に対して必要な粉ミルクの量はメーカーによって異なりますがほとんどのメーカーはミルク20mlに対して粉ミルクは2.6~2.7gと記載されています。
この量をもとにミルク10mlを作りたい時の粉ミルクの量を計算すると2.6÷2=1.3となり、1.3gの粉ミルクが必要なことがわかります。
この数値を用いて計算をすると、例えばミルクを100ml作りたいとしたら必要な粉ミルクは1.3×10=13なので13gになります。
粉ミルクのスプーンの代用品を使用する時の注意点
粉ミルクは赤ちゃんの体内に入るものですので、代用品の取り扱いには注意が必要です。
①衛生面に気を付ける
代用品を使用するうえで気を付けたいのは衛生面です。
もちろんこれらの代用品は普通に洗って保管しておいても問題はありませんが、赤ちゃんに使用する場合にはしっかりと消毒しておきましょう。
また、ミルトンなどの次亜塩素酸ナトリウムを使用した消毒方法を用いる時には腐食してしまうので金属製の計量スプーンなどは使用しないようにしましょう。
②代用品は長期間使用しない
スケールなどの代用品を使用する場合には問題はありませんが、計量スプーンなど重さが正確に量れない代用品を使用する場合には、ミルクの濃さがその時々で変わってしまうので長期間の使用は避けましょう。
粉ミルクの量に誤差があったからと言って健康被害があるわけではありませんが、粉ミルクは缶に記載されている量が最適な分量です。
代用品が見つからない場合は?
紹介した代用品が見当たらないという場合には、もう一つ粉ミルクの缶を買って中にあるスプーンを使用するのが手っ取り早い方法です。
しかし、この方法では粉ミルクの賞味期限は多くのメーカーが開封後1か月と定めているので、複数の缶を開封してしまうと使い切れずに余ってしまうという心配が出てきてしまいます。
このような心配がある時は、粉ミルクをコーヒーのミルク代わりにしたり、シチューに入れたりと他の用途で使用して中途半端な方を使い切ってしまうのもおすすめです。
代用品に向かないもの
スケールや計量スプーンと同じく量を量れる道具で計量カップがあります。
計量カップはそもそもの容量が大きいので粉ミルクなどの細かい計量には向きません。
もちろん計量カップで粉末の量を図ることもできますが、計量スプーンなどと違ってすり切りもできないので誤差が大きく正確に量を量るのは難しいので使用しないほうが良いでしょう。
まとめ
まとめ
✔ 粉ミルクの分量はメーカーによって異なる。
✔ 代用品の中には正確に分量を量れないものもあり、誤差が生じやすい。
✔ 代用品はスケール、計量スプーン、ペットボトルの蓋が使える。
✔ ミルクを作るのに必要な粉ミルクの量は10mlあたりに必要な分量で計算すると便利。
✔ 代用品を使用する場合には衛生面に注意する。また、代用品は長期間使用しない。
✔ 代用品が見つからない場合は新しいものを購入した方が早い。
✔ 余った粉ミルクは料理に使える。
✔ 計量カップは代用品に向かない。