時々無性に食べたくなる「ティラミス」。
比較的用意する材料が少なく、手順も簡単なので作りやすいスイーツの一つです。
ティラミスには材料にマスカルポーネが使われていますが、あまり聞きなれない材料ですので初めて作るときに「マスカルポーネってなに?!」「マスカルポーネがなくて困った!」なんてこともよくあります。
そこで今回は、そんな困ったときに役立つ『マスカルポーネの代用品』を紹介します。
多少差はあるものの、味はティラミスなので試してみてくださいね。
目次
マスカルポーネとは?代用品を選ぶ際のポイントは?
マスカルポーネとは、全く熟成させないか短期間の熟成で食用とするナチュラルチーズの一つです。フレッシュチーズとも言われます。
イタリアが原産国で、乳脂肪分80%前後、ほんのり甘味があって柔らかさは固めに泡立てた生クリームに似ています。
また、塩分や酸味が少ないので様々な料理や、ティラミスをはじめとしたお菓子に使われることが多いです。
味に特徴がないため、チーズとして楽しむよりもサーモンやハーブを混ぜたり、ナッツやドライフルーツを混ぜて食べることが多いです。
上記のような特徴があるマスカルポーネですが、代用品を選ぶ際には「塩味がほぼしないもの」「クリーム状のもの」が適していると言えます。
マスカルポーネの代用品はこの4つがおすすめ!
マスカルポーネはチーズよりも柔らかく、ホイップクリームよりは固め。そして天然の甘味と滑からな舌触りが特徴的です。
そのため、食べたときに違和感がないように、代用品を使うときにも滑らかなクリーム状にすることが大切です。
【マスカルポーネの代用品①】ヨーグルト+生クリーム
同じ乳製品のヨーグルトと生クリームはマスカルポーネの代用品として向いています。
ヨーグルトは水分が多いのでそのままだと使えませんが、水切りすることで適度な固さ、生クリームでマスカルポーネのような脂肪分も加えることができます。
【用意するもの】
✔ ナチュラルヨーグルト
✔ 生クリーム(生乳使用の方が濃厚になる)
✔ 砂糖
手順
- ヨーグルト500g、生クリーム300cc、砂糖大さじ1を混ぜます。
- ザルとボウルを重ね、ザルにキッチンペーパーを2枚敷き(1)を入れて8時間以上水切りをします。
- およそ250~300gほどの水切りヨーグルトができます。ここに卵黄や砂糖を加えて混ぜればクリームの完成です。
*tiramisu
半端に余った
生クリーム,スポンジ,ココアetc寄せ集めで作ったティラミス😊
マスカルポーネの代用に水切りヨーグルトで気持ちヘルシー…?
ぱぱっと作ったわりに美味しくできました☺️💓#お菓子作り好きな人と繋がりたい #コッタ #ティラミス pic.twitter.com/DIQvCoVZlb— 未来 (@ye3qdl) February 19, 2018
【マスカルポーネの代用品②】クリームチーズ
クリームチーズは水分が多目で、バターのような滑らかさがあります。
そのため、マスカルポーネの代用品としても使うことができます。
【用意するもの】
✔ クリームチーズ
✔ 泡立て器
手順
- クリームチーズを室温に戻します。冬場などは耐熱容器に入れて電子レンジで10~20秒ほど温めると良いです。
- 泡立て器で滑らかになるまで混ぜます。空気を含ませるようにすると、マスカルポーネに近い柔らかさになります。
- あとは卵黄、好みで砂糖を加えて混ぜればクリームは完成です。
手作り感満載のティラミスできた😊
マスカルポーネをクリームチーズで代用したレシピで美味しくできた🎵クックパッド様お世話になります〜✨https://t.co/k5TBiTZ1BV pic.twitter.com/8FjoQHto7V
— さち🍎🐍次はANTI FINAL (@redberryjoytown) August 24, 2019
【マスカルポーネの代用品③】豆腐
お菓子作りに意外かもしれませんが、豆腐も使えるんです。
しっかり水切りすることで、マスカルポーネのような固さになります。
また、酸味や塩分などもほぼ感じないので、たとえ豆腐でもティラミスから遠ざかることもありません。
【用意するもの】
✔ 絹ごし豆腐
✔ 砂糖(グラニュー糖がおすすめ)
✔ あればバニラエッセンスやブランデー
手順
- 絹ごし豆腐をキッチンペーパーに包みザルに乗せ、上に重石をのせて一晩水切りします。
(※水分を抜かないと水っぽい仕上がりになるので、しっかり水切りしてください) - ミキサーやフードプロセッサーに水切りした豆腐を入れ、砂糖を加えてよく撹拌します。
(※好みの甘さになるよう調節しましょう。また、グラニュー糖を使うと粒子が細かいので、より滑らかな仕上がりになります) - あれば、さいごにバニラエッセンスやブランデーを数滴いれると食べやすくなります。
そうだ、昨日仕込んだティラミス。美味かった!配分めっちゃ間違えたけど。上の部分はマスカルポーネの代わりに豆腐使ってるからコストもカロリーも少し抑え気味(*⁰▿⁰*)だと思うよ← pic.twitter.com/8Na5EUsv
— 椿は静かに暮らしたい(微復帰) (@0218tbk) January 9, 2013
【マスカルポーネの代用品④】マシュマロ+生クリーム+レモン汁
マスカルポーネに近づけるならマシュマロを使うのもおすすめです。
甘味と柔らかさがあり、塩分や酸味がないのでクリーム作りにぴったりです。
使うレモン汁は少量で酸っぱさを感じることはないので、しっかりと甘味のあるティラミスを作りたい場合、こちらがおすすめです。
【用意するもの】
✔ 生クリーム(動物性がおすすめ)
✔ マシュマロ
✔ レモン汁
✔ 卵黄
手順
- 生クリーム200ccから大さじ2だけ取り分けておき、そこに小さじ1/2のレモン汁を加えて9分立てにします。卵黄1つ分を加えてまぜたら冷蔵庫で冷やしておきます。
- マシュマロ110gと、取り分けた生クリーム大さじ2を耐熱容器に入れて、レンジで1分加熱します。
- よくかき混ぜてマシュマロを溶かしたら粗熱をとって、(1)の生クリームと合わせてよく混ぜればクリームの完成です。
代用品を使うときの注意点
マスカルポーネを使わなくても、上で紹介したような代用品を使えばティラミスを作ることはできます。
ただ、代用品を使う際にはいくつか気を付けなければならない点があります。
代用品を使うときの注意点は以下の3つです。
①あくまで代用品であること
あくまで代用品なので、マスカルポーネそのものにはなりません。
そのため、マスカルポーネを使用したティラミスの味や風味にはならないことがあるので覚えておきましょう。
特に豆腐を使った場合、味覚や嗅覚が敏感な人だと大豆の味や豆腐臭さ、舌触りなどが気になるかもしれません。
②アレルギーがでないかどうか確認する
代用品を使うときには、アレルギーにも気を付けなければなりません。
例えば豆腐を使う場合、人によっては大豆でアレルギー反応が出ることもあります。
極度のアレルギー体質だと重症になりかねませんので、食べる人も作る人も気を付けるようにしてください。
③長期保存しない
代用品を使った場合も使わない場合も、添加物などは使っておらずケーキやクッキーのように加熱していない生ものですので、作ったらその日のうちか翌日には食べきるようにしてください。
特に梅雨や夏場は冷蔵庫に入れていても傷みやすいので、作ったらすぐに食べるようにしましょう。
まとめ
まとめ
✔ マスカルポーネとは脂肪分が多く、天然の甘味があるフレッシュチーズ。クセがなく、料理やお菓子作りに使われる。
✔ マスカルポーネの代用品を選ぶなら、酸味や塩味がなく滑らかなクリーム状のものが適している。
✔ マスカルポーネの代用品には、ヨーグルト+生クリーム、クリームチーズ、豆腐、マシュマロが向いている。
✔ 代用品はあくまで代用品で、マスカルポーネの味や風味にならない場合もある。
✔ 代用品、特に豆腐を使うときには、作る人も食べる人もアレルギーの有無に気を付ける。
✔ 時間と共に水分が出てくるので長期保存せずにすぐ食べる。