健康や美容にいいとされている「黒酢」。
血糖値が気になる人やダイエット中の人中には、黒酢を愛用している人も多いことでしょう。
また、黒酢は単純に飲むだけでなくお料理やお菓子作りにも活躍します。
ほどよくサッパリとした酸味があり、お料理の旨味を引き立ててくれるのです。
色々とお役立ちな黒酢ですが、使いたいときに切らしてしまうと困ってしまいますよね。
今回は、そんな困ったときに役立つ『黒酢の代用品』についてご紹介します!
目次
黒酢と普通の酢の違いは?
(黒酢 出典:Wikipedia)
黒酢は、普通の酢と同じ「穀物酢」ですが、原材料や味に違いがあります。
✔ 黒酢
大麦や小麦粉から出来ており、味はサッパリめ。独特のコクがあり、料理に使うことでまろやかな味わいに仕上げてくれます。
✔ 普通の酢
精米から出来ており、酸味が強め。ツンとする酸っぱさがありますが、料理に使うことで味を引き締めてくれます。
このように、同じ穀物酢でも結構違いがあるのです。
ちなみに、酢には他にもリンゴ酢やぶどう酢のような果実酢などが有名で、栄養素が高く、フルーティーな味わいから主に飲用として親しまれています。
黒酢の代用品はこの6つがおすすめ!
【黒酢の代用品①】普通の酢
先程ご紹介した「普通の酢」は、ちょっとした工夫で黒酢の代用品とすることができます。
黒酢には独特のコクとまろやかさがあるので、ベースは普通の酢にして、そこに少量のオイスターソースやウスターソースを足すといいでしょう。
白菜、厚揚げ、スパムの黒酢炒め煮。
本当は黒酢使うんですが在庫切れだったので、普通のお酢とオイスターソース少々で代用。
オイスターソースの香りが香ばしくて美味しかったです。
トロミはサイリウム使用で糖質オフです❣️ pic.twitter.com/naKypHNeZI— haru@食事改善&筋トレダイエット中 (@haru43241) 2018年10月29日
普通の酢だけでも黒酢の代用をすることができますが、オイスターソースにはカキの旨味がギュッと凝縮されていますし、ウスターソースも野菜や果物の旨味が詰まっているので、入れることで黒酢のような風味に近づけることができます。
【黒酢の代用品②】バルサミコ酢
イタリアンなどのオシャレな料理でよく使われている「バルサミコ酢」。
ぶどうが原材料となっており、フルーティーな味わいと深いコク、程よい酸味が特徴です。
そんなバルサミコ酢も、黒酢の代用品とすることができます。
☑︎鶏酢豚:黒酢豚が食べたかったので黒酢の代わりにバルサミコ酢でやってみたけど、おいし〜。片栗粉足りなかったけどどうにか素揚げできました。素揚げするとちいさくなるので野菜はもっと大きめの乱切りでよかったな。 pic.twitter.com/lxfhF18noe
— rain (@0incook) 2017年3月29日
バルサミコ酢を代用するときは、普通の酢と同様にオイスターソースやウスターソースなどでコクを足してみるのがおすすめです。
【黒酢の代用品③】すし酢
家庭で酢飯を作るときにお役立ちな「すし酢」。
普通の酢にあらかじめ砂糖や塩などの調味料が配合されており、すし酢だけでも美味しい酢飯を作ることができます。
そんなすし酢も、黒酢の代用品にすることが可能です。
出来ましたー✌️😋✨
『オイスターソー酢豚』
お肉は、揚げずに下味をつけて片栗粉をまぶして焼いただけ。
(別焼き)
オイスターソースベースで酸味のカドが立たない寿司酢を使っています。最初はサラサラだけどお肉と合わせるとあら不思議勝手にトロミがでます。完全なる手抜きですwww pic.twitter.com/wZuk3xHGb3— 流石矢一【LV40 生パイナポー🍍】 (@HitotsuZzz) 2017年7月27日
すし酢は元々甘みがあるため、口当たりがまろやかな黒酢の代用品としてはピッタリでしょう。
【黒酢の代用品④】果実酢
りんご酢やぶどう酢など、黒酢と同じく飲用されることが多い「果実酢」。
果物から作られている酢なので、程よい酸味の中にもフルーティーな味わいがあるのが特徴です。
そんな果実酢も、黒酢の代用品とすることができます。
昨日、お料理教室で習った、焼きナスのサラダと、ちょっと前に習った、キーマカレーを、おうちで復習しました!
サラダのドレッシング、黒酢で習ったのですが、家にリンゴ酢しかなかったので代用しましたが、美味しく出来ました😊🍴 pic.twitter.com/TRAr9jvvKP— 浅宮ゆうか@AV女優・モデル (@asamiyachandayo) 2017年8月31日
果実酢を代用するときは、ほかの酢と同様にオイスターソースやウスターソースなどでコクを足すのがおすすめです。
【黒酢の代用品⑤】やさしいお酢
酢特有のツンとくる酸味が程よく抑えられてマイルドな味わいの「やさしいお酢」。
お酢の強い酸味が苦手だけど風味は味わいたいという人や、子供にお酢を使った料理を食べさせたいけど普通のお酢は酸味が強すぎて困っている人などに大変人気があるお酢です。
そんな優しいお酢も、黒酢の代用品とすることができます。
やっと、手の込んだ料理が作れた~✌️
酢豚ではなく酢鶏
豚の代わりに鶏を使用というわけですな!やさしいお酢を使用により、お酢の酸っぱさを抑えることが可能!!
ゴチソ━(人>▽<。)━サマッ#ガウパイテロフード部 №99 pic.twitter.com/joZwqnCP5t— クレイジーM (@youarch02) 2018年10月25日
やさしいお酢はそのままでも黒酢の代用をすることができ、普通の酢よりも酸味が抑えられているので、黒酢のマイルドさを再現するのには持ってこいです。
ほかの酢と同様にコクを出したいのであればオイスターソースやウスターソースなどを足すのもおすすめです。
【黒酢の代用品⑥】ワインビネガー
バルサミコ酢と同様に、ぶどうを原材料として作られている「ワインビネガー」。
酸っぱいワインとも呼ばれており、フランス料理で酢のいえば、このワインビネガーのことを指します。
そんなワインビネガーも、工夫次第で黒酢の代用品とすることができます。
赤ワインビネガーで酢豚(これは酢鶏だけど)を作ると、かなり美味くなるから広めたい…。
黒酢よりコクが出てうまいぞー。 pic.twitter.com/ZoYuPpghHE— りまたか (@ChoCocteau) 2018年6月8日
ワインビネガーで代用するときは、黒酢と同じ要領で使いましょう。
ワインビネガーには元々コクがあるので、黒酢のコクの近いものを再現することができるでしょう。
ただ、ワインビネガーには独特の渋みがあります。
【黒酢の代用品⑦】そのほか!みんなのアイディア
◎たまり醤油
酢豚は揚げると炒めるの2工程で面倒やけど、その分ご飯をたらふく食べさせてくれるよね。
黒酢が無かったらたまり醤油でも代用できるよね。 pic.twitter.com/jrDawr7BZx— コウチケンゴ (@dr_kengo) 2016年7月1日
より黒酢に近いものを使いたい!おすすめの代用品の作り方
ここまででお分かりいただけたとおり、黒酢の代用品になるものは色々あります。
どれも黒酢の風味の雰囲気を出せますが、どうしてもちょっとした違いというものが出てしまうものです。
言われないと代用品を使っていることがわからない人も多いですが、敏感な人や黒酢好きな人であれば「黒酢じゃないね」とすぐに気付いてしまうことでしょう。
もし、より黒酢に近い風味を出したいのであれば「普通の酢+レモン汁+黒糖+少々のオイスターソース」を混ぜ合わせるのがおすすめです。
普通の酢はほかの酢のようなクセがないので、代用品のベースに使いやすく、そこに黒糖やオイスターソースを使うことで、黒酢のようなコクを再現することができます。
最後にレモン汁を使うことでフルーティーさを足し、代用品としてのクオリティをあげるといいでしょう。
味を見ながらお好みで配合することが出来るので、自分の口に合った黒酢風の味付けができるのも嬉しいポイントです。
代用品は飲用としての黒酢には向かない!
ここまでは、黒酢の代用品や代用品の作り方についてをご紹介しました。
どれも少し工夫をするだけで、黒酢のような雰囲気を出してくれる優秀なものばかりです。
しかし、1つ注意すべきポイントがあります。
それは「代用品は料理に使う」ということです。
健康や美容のために黒酢を飲用している人はたくさんいますが、代用品はあくまで「黒酢の風味」を再現するためのものであり、栄養面を代用するものではありません。
確かに代用品にも栄養はタップリですし、栄養素によっては一部は黒酢に勝るものもあります。
ですが、黒酢としての効果を求めることはできません。
まとめ
まとめ
✔ 黒酢は大麦や小麦粉から出来ており、味はサッパリめで、普通の酢は精米から出来ており、酸味が強めという違いがある。
✔ 黒酢の代用品は、以下の6つがおすすめ。
【普通の酢、バルサミコ酢、すし酢、果実酢、やさしいお酢、ワインビネガー、たまり醤油】
✔ 黒酢の代用品はあくまで「料理」においてのもので、健康や美容のために飲用するのには向かない。
✔ より黒酢に近い風味を出したいのであれば、少し手間ですが「普通の酢+レモン汁+黒糖+少々のオイスターソース」を混ぜ合わせるのがおすすめ。