粒マスタードって、おいしいですよね。
ウィンナーにつけて食べたり、チキンナゲットにつけて食べてみたり…その他、料理のアクセント付けにも使えてとっても便利。
見た目は何となく辛そうですが、実はマイルドな味わいで食べやすい調味料です。
そんな粒マスタード、ないときに限って使いたくなくなったらどうしましょう?
今回は、粒マスタードの代用品についてご紹介します。
目次
粒マスタードはからしで代用可能!
粒マスタードは、からしで代用可能です。
ただ、そのままでは辛みが目立って代用できないので、ちょっとだけ工夫が必要です。
とりあえず、まずは最初に「粒マスタードとからしの違い」からみていきましょう。
粒マスタードとからしの違い
【粒マスタードとは】
からし菜の一種でもあるブラウンマスタードを原料に作られたマスタードのことを粒マスタードといいます。
激しい辛さはなく、程よく酸味がきいたマイルドな味わいで、粒粒の食感を特徴としています。(粒の正体はブラウンマスタードの種子)
【からしとは】
オリエンタルマスタードを原料として作られており、製造過程の違いで「練りからし」と「粉からし」に分かれます。
ツンとした辛味が特徴です。
このように、原料が異なると同時に辛さの種類もまた異なりますので、そのままでの代用はできません。
ですので、以下の要領で酸味と甘みを足してマイルドに仕上げましょう。
美味しい粒マスタードの作り方
✔ 方法1:からし+マヨネーズ(3:1)
✔ 方法2:からし+ハチミツ+果実酢(穀物酢)(3:1:1)
からしの辛さは空気に触れることで多少は緩和されますので、使う前に練るなどして辛味を飛ばしておくのがポイントです。
調味料の割合は好みに合わせて調節しましょう。
そのほかの粒マスタードの代用品
粒マスタードの代用品は数少ないのですが、あるにはあります。
基本は、辛みと酸味と甘みの3つ。
辛みはどうしてもマスタードか、からしの2択になってしまいますが、後は工夫しだいで選べます。
ここに紹介していないものでも、きっとからしやマスタードに加えることで粒マスタードに似た味にできるものがあるかもしれません。
まずは、ここで紹介したものから始めてみて、その後いろいろと試してみてください。
【粒マスタードの代用品①】マスタード+はちみつ+お酢
粒ではなく、普通のマスタードがあればそれで代用しましょう。
そのままだと少し辛味が強いかもしれませんのでひと手間かけなければなりませんが、辛みのある調味料の中で一番粒マスタードに近いものといったら、やっぱり普通のマスタードが一番いいでしょう。
粒マスタード寄りに作りたいのであれば、マスタードにはちみつとお酢を加え酸味と甘みを出します。
加えるときは少量からはじめて、様子を見ながら、自分好みの味になるまで足していってください。
【粒マスタードの代用品②】からしマヨネーズ
上記の方法1で紹介したように、自分でからしとマヨネーズを合わせる方法もありますが、市販品で「からしマヨネーズ」という、もうすでにできあがっている商品があります。
ただ単に自分でからしとマヨネーズを合わせたものよりも、粒マスタードに近い味が出ている商品です。
もし、家にあるようなら、ぜひこれを使ってみてください。わざわざ粒マスタードを買わなくてもこれで十分に代用できます。
【粒マスタードの代用品③】マスタード+醤油+ヨーグルト
粒マスタードは、ウィンナーなどに「つける」だけでなく、ソテーなどのソースに入れてもアクセントとなりいい味を出してくれます。
ソースとして使いたいのであれば、この「マスタード:醤油:ヨーグルト=3:1:1」の割合で混ぜて使ってみてください。
マイルドな辛みのあるおいしいソースができあがります。
【粒マスタードの代用品④】からし+塩+酢+砂糖+ごま油
からしを使っていますが、こちらもソースとしての使用をお勧めしたい代用品なので、「そのほかの粒マスタードの代用品」でありながら、こちらに紹介をさせてもらいます。
分量の目安は、「からし大さじ2、塩少々、酢大さじ1、砂糖大さじ2、ごま油小さじ1/2~1」。
容器の中で全てを入れて混ぜ合わせればできあがりという簡単なものです。
ごま油が入っているので、ちょっと一味違ったマスタードソースができあがります。
手作り粒マスタードの作り方
手作り粒マスタード完成❣️
市販のものと変わらず!いやそれ以上?
つぶつぶ感はお好みで調整できます!
辛味具合もちょうどいい‼️#粒マスタード #手作り調味料 pic.twitter.com/1oQ6506rHt— SUN SHINE (@h_ffl1) 2018年10月30日
マスタードシードがあるお宅も少ないかもしれませんが…でも、もし、あるのであれば、比較的簡単(でも時間がかかる)に粒マスタードを作ることができるので、ぜひ挑戦してみてください。
マスタードシードはネットなどで簡単に手に入ります。
【用意するもの】
✔ ブラウンマスタードシード 50g
✔ 酢 適量
✔ 塩・ターメリック ひとつまみ
✔ はちみつ 小さじ1
作り方
- マスタードシードを軽く洗い、保存容器に入れます。
- そこに塩・ターメリック・はちみつを入れてから、マスタードシードがひたひたになるぐらいの量のお酢を入れます。
- 全てをしっかり混ぜ合わせたら蓋をして、冷蔵庫など涼しい場所で一晩寝かせます。
※一晩経ったら、マスタードシードがお酢を吸って膨らんでいることを確認してください - マスタードシードが指で軽く押すとプチっと潰れる硬さになるまで、お酢を継ぎ足し柔らかくしていきます。
- 一晩ではまだまだ硬いので「ひたひたのお酢を入れる → 一晩置く」の作業をマスタードシードの硬さを確認しながら、3日ほど行い、柔らかくなったら完成です。
- その後、辛み調整ためにマスタードシード(量はお好みで)を取り出し、すりこぎなどで潰し、また容器の中に戻して混ぜ合わせてください。
Point:マスタードシードは潰すことで辛みが増します。あまり辛くしたくなければ、あまり潰さずに。辛くしたければ多めに潰します。辛さの調整は、マスタードシードで行ってください。
また、味見をして、甘さが足りなければはちみつをいれ、塩味が足りなければ塩を足すなどして自分好みに調整していきます。
また、酸味が強くない方がよければ、マスタードシードをお酢に漬ける前に、事前に水に漬け少しもどしておきます。お酢でふやかす時間を短めにするようすると、仕上がりがマイルドになります。
賞味期限についてですが、自家製のものは市販品と違って保存が効かず、1~2ヶ月程度が目安となります。なるべく早めに使い切るようにしましょう。
まとめ
まとめ
✔ からしにマヨネーズ・ハチミツ・酢などを混ぜれば代用可能となる。
✔ そのほかの粒マスタードの代用品は以下のようなものがある。
【マスタード+はちみつ+お酢、からしマヨネーズ、マスタード+醤油+ヨーグルト、からし+塩+酢+砂糖+ごま油】
✔ 手作り粒マスタードを作るのおすすめ。