
卵の優しい風味がたまらない、茶碗蒸しやプリン。
卵の滑らかな口当たりがとても肝心ですが、家庭でこの滑らかさを出すためには「卵液をしっかりとこす」のが大切です。
仕上がりが違ってくるので、丁寧に越しておきたいですよね。
しかし、いざ使おうと思ったら「こし器が見つからない!」「そもそも家にない!」ということもあります。そんな時って困りますよね。
せっかく茶碗蒸しやプリンを作るのであれば、絶対に滑らかな口当たりは再現したいですよね。
そこで今回は、困ったときに役立つ『こし器の代用品』についてご紹介します!
目次
茶碗蒸し&プリンには「こし」の作業が大切!
前述しましたが、茶碗蒸しは「卵液をしっかりとこす」ことがとても重要です。
卵液をこすことで、卵液中の溶ききれなかった卵白やカラザ(白いヒモ状のもの)を取り除き、調理の仕上がりや口当たりがかなり良くなります。
通常であれば1回こすだけで十分なのですが、気になるのであれば2回こすのもいいでしょう。
また、こす作業をしなくても茶碗蒸しは作ることができますが、溶ききれず残った卵白が白く固まったのが目立って見た目が悪く、肝心の口当たりが台無しになってしまいます。
こし器の代用品はこの10つがおすすめ!
【こし器の代用品①】裏ごし器
食材を滑らかにこし、離乳食作りでも使われる裏ごし器は、こし器の代用品には持ってこいです。
網目がとても繊細で、滑らかにこすことに優れており、卵液もバッチリとこせますよ。
【こし器の代用品②】茶こし
ティーカップの上に置いて、茶っぱを受け止めるために使う茶こしは、こし器の代用品として使うことができます。
茶っぱを落とさないよう、網目が細かく作られているので、卵液をこすのにもピッタリです。
【こし器の代用品③】スープこし器
スープを作った際の細かい出汁がらの残りなどを取り去るスープこし器も、茶碗蒸しやプリン作りのこし器の代用品とすることができます。
網目がとても細かいので、卵液をこすのにも最適です。
ただ、その目の細かさから漉すのに少し時間がかかるのが難点です。
【こし器の代用品④】あくすくい
お鍋や煮込み料理を加熱しているときに発生する「あく」をすくうための、あくすくいもこし器の代用品に使うことができます。
しかし、あくすくいは他の代用品よりもザルが小さくて浅いので注意です。
【こし器の代用品⑤】味噌こし器
味噌汁を作る際に使われる味噌こし器も、こし器の代用品として使うことができます。
味噌をこすのに特化しており、持ち手が長く、ザルの部分は深めの作りになっています。
【こし器の代用品⑥】麺すくいざる
茹でた麺をすくうための、麺すくいざるもこし器の代用品とすることができます。
ただ、麺すくいざるはモノによっては網目が大きなものもあります。
【こし器の代用品⑦】粉ふるい
小麦粉や砂糖などをきめ細やかにするための粉ふるいも、こし器の代用品として使うことができます。
細かい粉をふるうためのものなので、とても丁寧に卵液をこせます。
【こし器の代用品⑧】ガーゼやふきん
料理をするものというより、モノを拭くものとして使われるガーゼやふきんですが、こちらもこし器の代用品として使うことができます。
目がかなり細かいので、かなり丁寧に卵液をこすことができますが、けっこう時間がかかります。
時間に余裕があって、いつもよりも丁寧に作りたい日はガーゼやふきんを使ってみるといいでしょう。
ちなみに、ガーゼやふきんを代用品として使うときは、洗濯していても何か拭いた後のものではなく、普段から調理用として使っているものか新品を使うようにしましょう。
【こし器の代用品⑨】三角コーナー用のネット
料理の過程で出てきた水気のあるゴミを入れる三角コーナー。
三角コーナーのゴミを水気を切って捨てやすくするためのネットは、使い方次第でこし器の代用品とすることができます。
こし器の代用 pic.twitter.com/LvH4WXCMC6
— ほしか (@kuraru) 2015年7月25日
三角コーナー用のネットを代用品にするときは、ちょうどいいサイズのボウルにネットを張り、そこに卵液を入れます。
【こし器の代用品⑩】普通のザル
普段から使っている普通のザルも、こし器の代用品とすることができます。
漉し器があればそれを使ってさっき温めたプリン液を漉す。
自宅に漉し器がないのでちょっと細かい網目のザルを使用。 pic.twitter.com/SHCxLzPNUD
— 高橋 (@takahasi555) 2019年2月8日
ほかの代用品が無くてお困りのときは、普通のザルを使って卵液をこすといいでしょう。
卵液をこすときは卵をしっかり溶こう!
ここまでは、茶碗蒸しこし器の代用品をご紹介してきました。
どれも正しく使えば、ちゃんとキレイに卵液をこすことができます。
しかし、代用品がいくら優秀でも卵液がしっかり溶けていないと、ダマになってしまう可能性があります。
こすことである程度の卵白やカラザが取れるとはいえ、油断はいけません。
まとめ
まとめ
✔ 卵液をこすことで、卵液中の溶ききれなかった卵白やカラザ(白いヒモ状のもの)を取り除き、調理の仕上がりや口当たりがかなり良くなる。
✔ こし器の代用品、以下の10つがおすすめ。
【裏ごし器、茶こし、スープこし器、あくすくい、味噌こし器、麺すくい、粉ふるい、ガーゼやふきん、三角コーナーのネット、普通のザル】
✔ 代用品がいくら優秀でも卵液がしっかり溶けていないと、ダマになってしまう可能性がある。
✔ 卵液を溶くときは卵白を切るように、そしてあわだてないように丁寧にしっかりとしよう。