塗装の際に役立つ「マスキングテープ」。
不要なところに塗料がつかないよう養生したり、模様をスプレーなどで付けたいときなどにも便利ですよね!
DIYやプラモデルの塗装、車の塗装などのシーンで大活躍です。
しかし、使う機会が多いぶん、うっかり切らしてしまうこともあるかと思います。
そこで今回は、そんな困ったときに役立つ『マスキングテープの代用品』をご紹介します。
お困りの際はぜひ参考にしてください!
目次
マスキングテープとは?特徴や代用品を選ぶ際のコツ
(マスキングテープ 出典:Wikipedia)
さて、近年は柄や絵が入った雑貨としてのマスキングテープも人気ですが、ここでは塗装用品のマスキングテープについてご紹介します。
マスキングテープは、塗装用に作られたテープです。
基材は紙やビニール製のものがほとんどで、ホームセンターで一般的に売られているものは和紙製です。
耐熱性があるものや耐熱性があるもの、凸凹面でも貼れるものなどさまざまな種類があります。粘着力の強さも種類があり、用途や使用箇所に応じて使い分けることができます。
一般的なテープより、のりが弱く、塗装後にマスキングテープ剥がす際、塗装膜を剥がさないように作られています。
また、カッターで切り抜いて好きな形を形成しやすく作られているのもマスキングテープの大きな特徴です。
塗装やシーリングをする際に、塗料や樹脂などが不要な箇所に付着しないよう養生するのに使います。
マスキングテープの代用品はこの7つがおすすめ!
それでは、マスキングテープの代替案を見ていきましょう。
【マスキングテープの代用品①】セロハンテープ
セロハンテープをマスキングテープの代替品として使用します。
ただし、そのままでは粘着力が強すぎるため、手の甲などに何度かペタペタ貼り付けて、粘着力を落としてから使うようにしましょう。
マステ買い忘れたのでセロハンテープで代用中
乾き待ちブリッジ pic.twitter.com/OdEN6MyksK
— リミットブレイクパン屋 (@bb_ragnarok) February 25, 2019
【マスキングテープの代用品②】メンディングテープ
メンディングテープも、セロハンテープ同様マスキングテープの代替品として使用できます。
こちらも、手の甲などに貼り付け、粘着力を落としてから使います。
【マスキングテープの代用品③】養生テープ(ガムテープ)
養生テープ(ガムテープ)もマスキングテープの代わりに使用することができます。
養生テープ(ガムテープ)は、マスキングテープ同様剥がすことを前提として作られているので粘着力は弱めです。
胃もたれでもできる作業中~!マスキングテープが探しても見付からなかったので代用品:養生テープ! pic.twitter.com/pixxhYH473
— くれあ (@crea0507) September 14, 2013
【マスキングテープの代用品④】木工用ボンド
木工用ボンドの、乾いたらペリペリと剥がれます。
その性質を利用し、マスキングテープの代替品として使用します。
【用意するもの】
✔ 木工用ボンド
✔ 絵筆
手順
- 木工用ボンドを、絵筆にとって養生したい箇所に塗ります。
- ボンドが完全に乾いたのを確認し、塗装します。
- 塗料が完全に乾いたのを確認し、乾いたボンドを剥がします。
【マスキングテープの代用品⑤】ワセリン
ワセリンは塗った箇所に油膜を作ります。
それを利用し、マスキングテープの代替品として使用することができます。
ワセリンを塗った箇所に塗料が付いてしまっても、拭うことで簡単に落とすことができます。
【用意するもの】
✔ ワセリン
✔ 布(塗布用)
✔ 布(拭き取り用)
手順
- 布にワセリンをとり、養生したい箇所に塗ります。
- 塗装します。
- 塗料が乾燥したら、ワセリンを布で拭き取ります。
【マスキングテープの代用品⑥】練り消し
練り消しは細く伸ばしたり固めたりと形成が自由で、プラモデルの迷彩模様を描く際によく用いられます。曲線を作るのに便利です。
ただし広範囲に使用するには量が必要になりますので、フィギュアやプラモデルなど細かな部分に使うのがよいでしょう。
【用意するもの】
✔ 練り消しのみ
手順
- 練り消しを養生したい箇所に貼り付けます。
- 練り消しの上から塗装します。
- 塗料が完全に乾燥したら、練り消しを剥がします。
【マスキングテープの代用品⑦】粘土
粘土も練り消し同様、マスキングテープの代替品として使用することができます。
紙粘土や樹脂粘土が使われる場合が多いようです。こちらもやはり細かな部分に使用するのがおすすめです。
【用意するもの】
✔ 粘土のみ
手順
- 粘土を養生したい箇所に貼り付けます。
- 粘土の上から塗装します。
- 塗料が完全に乾燥したら、粘土を剥がします。
ちょっと注意!マスキングテープの代替品を使う前に覚えておきたいこと
代替案を実施する前に、いくつか注意点がありますのでご確認ください。
注意点
- 塗料と代替品材質の相性を確認してから使う
例えばラッカーなどの有機溶剤が含まれている塗料を使う場合、代替品を溶かしてしまう場合があります。
塗装が失敗するどころか、作品自体を台無しにしてしまう可能性もありますので、材質や表示を確認し、目立たない箇所で試してからおこなってください。
- 既に塗装された箇所には使わない
先に塗装された箇所を養生し、隣接する箇所に新たに塗装する際にもマスキングテープを用いますが、代替品はその場合おすすめできません。
通常のマスキングテープでさえ、粘着力の選択を誤ると塗装膜を剥がすことがあります。
代替品に+a!楽ちん&低コストにマスキングをする方法
最後に、上でご紹介した代替品に加えると便利なものをご紹介します。
マスキングテープとの併用ももちろんオススメです。
①ティッシュ
エアブラシで塗装する場合、塗料がどうしても全体に飛び散ります。
ティッシュに直接塗料を吹きつけたら染み込んでしまいますが、飛び散りを防ぐ程度ならば十分役に立ちます。
他の代替品で境目を養生したあと、ティッシュで塗装箇所以外を覆っておけば、汚れず安心です。
②調理用ラップ
調理用ラップもティッシュと同じように、飛び散り防止に便利です。
ただし塗装面とラップの間に空気が入り、その隙間から塗料が入ってくる可能性があります。
ですので、ラップで養生箇所を巻き、境目はテープ系の代替品で抑えるのがおすすめです。
範囲が広い場合は、梱包用のラップが便利です。
まとめ
まとめ
✔ マスキングテープとは、塗装やシーリングの際に使用される、養生用テープである。
✔ マスキングテープの代替品として、粘着力を落としたセロテープやメンディングテープを使うことができる。
✔ また、ボンドやワセリンを養生したい箇所に塗ることで、マスキングテープの代替品となる。
✔ 練り消しや粘土で養生したい箇所を覆うことでも、マスキングテープの代替品となる。
✔ ただし、代替品を使用する場合は、塗料と代替品の相性を確認し、テストしてから使用する。