洋風料理のベースやコク出しなどに使われることが多いチキンストック。
和食の出汁と同様、味の決め手となる場合が多いので、普段の料理によく使う調味料のひとつ、という人も多いのではないでしょうか?
本格的に自分で手作りしなくても、固形や粉末の市販品があるので便利な調味料ですが、いざというときに無いと困ってしまいますよね。
そんなときに、チキンストックの代用になるものを知ってくと便利ですよ!
今回は、『チキンストックの代用品』をご紹介していきますので、困ったときにはぜひ参考にしてみてください!
目次
チキンストックとはどんなもの?代用品を選ぶポイントは?
チキンストックとは、鶏肉と玉ねぎ、ニンジン、セロリ、パセリなどの香味野菜を煮出して作るスープです。
鶏肉の旨味に野菜とハーブの甘みや爽やかな香りが加わって、さまざまな洋風料理のベースやコク出しになります。
市販品はもともと塩分も添加されていることが多く料理の味を決めやすいため、誰でも使いやすい調味料として人気があります。
そんなチキンストックの代用品は、「旨味があるもの」をいくつか「具材」として併せるのがよいでしょう。
チキンストックの代用品のベースには「オリーブオイル」がおすすめ!
まず、チキンストックの代用品のベースとして、「オリーブオイル」をおすすめします。
どんな料理でもチキンストックがない場合には用いてみてください。
鶏肉の脂肪由来の旨味を再現することができます。
オリーブオイルは様々なタイプがありますが、中でも、実が熟してから摘果し搾った完熟タイプがおすすめです。
完熟タイプのオリーブオイルは、早摘みタイプに比べてくせがなく、コクやうまみ成分が多く含まれます。
スープ料理や煮込み料理などにオリーブオイルを少量使うだけで味に深みが増し、油分ならではの満足感も感じることができます。
使い方は・・・
「最初に具材を炒める時に使う」
「途中で加えて煮込む」
「仕上げにかける」
の3つの方法のいずれも効果があります。
チキンストックの代用品はこの4つがおすすめ!
①昆布出汁+オリーブオイル
和食の出汁としておなじみの昆布は、かつお出汁よりくせがないので洋風料理にも使うことができます。
和風に感じがちな味わいもオリーブオイルが中和して、意外と気にならずヘルシーな旨味やコクを再現してくれます。
市販の顆粒出しでもOKです。
どんな料理にも合いますが、和食で使用するよりも少し控えめに用いるのがコツです。
②キノコ+オリーブオイル
キノコであればシイタケ、シメジ、えのき茸、マイタケ、マッシュルームと何でも構いません。
きのこならではの旨味成分「グアニル酸」との具材の旨味成分との相乗効果で、しっかりとしたコクと旨味を再現できます。
煮込み料理やスープ料理におすすめで、たっぷりと用いればよりおいしく仕上がります。
③トマト+オリーブオイル
トマトは「グルタミン酸」「アスパラギン酸」といった旨味の宝庫です。
イタリアやスペインなどの南欧では出汁代わりにトマトを多用したパスタソースや煮込み料理が多くありますよね。
それにならっていざという時にトマトがあれば、チキンストックの代用品になります。
トマトは加熱することで旨味成分のひとつである「グアニル酸」が増加することが知られているので、トマトの色や味が邪魔にならない料理であれば、炒め物、煮込み料理、スープにと様々に活用できます。
できれば、生のトマトよりも缶詰やピューレ状のものの方が、旨味が凝縮されているのでおすすめです。
④味噌+オリーブオイル
意外と知られていませんが、味噌は洋風料理にも合う万能調味料です。
発酵食品の旨味がギュッと詰まっているので、少量でも他の食材の味を引き立てます。
味噌には様々な種類がありますが、チキンストックの代用品には麦みそがおすすめです。
米味噌よりも軽い味わいでくせが無いので、洋風料理にも抵抗なく合わせやすいです。
また、できれば加熱処理されていない味噌の方が、旨味と深い味わいが多くあるので良いでしょう。
味噌の粒を気にしない料理で有ればそのまま使用できますが、場合によっては越して使います。
まとめ
まとめ
✔ チキンストックとは、鶏肉と香味野菜を煮出してとった旨味のあるスープで、洋風料理のベースやコク出しに使われる。
✔ チキンストックの代用品は、旨味やコクがある食材を選ぶと良い。
✔ チキンストックの代用品は完熟タイプのオリーブオイルと併せて使うのがおすすめ。
✔ チキンストックの代用品は、以下の4つがおすすめ。
【昆布出汁+オリーブオイル・トマト+オリーブオイル・キノコ+オリーブオイル・味噌+オリーブオイル】