ゼリーやようかん作りに使われる「アガー」。
プルプルで弾力のあるお菓子になり、夏のおやつにぴったりですよね。
しかし、お菓子を作ろうと思ったら「アガーがない!」ということもあるでしょう。
そもそも、「アガーという名前も聞いたことがない」という人もいるかもしれませんね。
アガーはスーパーで売っていないこともあり、入手するのに手間がかかることもあります。
そこで今回は、困ったときに役立つ『アガーの代用品』についてご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください!
目次
アガーとは?特徴と役割
アガーとは、「海藻から作られたゼリーの素」のことです。
粉末状でゼリーやプリン、ようかんを作る際に使われます。
アガーで作るゼリーは透明度が高く、弾力があるのが特徴で、透き通った氷のように見え、フルーツなどを入れるととてもきれいです。
また、無味無臭なので、素材の味や風味を活かしたい時にも使われます。
アガーの代用品はこの5つがおすすめ!
【アガーの代用品①】ゼラチン
ゼリーの素といえば「ゼラチン」ですよね。
ゼラチンはアガーのようにゼリー、プリン、ようかんなどが作れるため、問題なく代用が可能です。
この時間にケーキできるとか馬鹿だと思うんよ🍰☀︎
いちごのチーズケーキ👶🏻
アガーは無かったのでゼラチン代用
美味しかった~🤤🍴💓#tastyjapan pic.twitter.com/rqrLSaOdQA— negi (@NegI_kp) 2019年3月4日
また、ゼラチンはお菓子作りコーナーなどでもよく見かける材料のため、手に入れやすいところがおすすめのポイントです。
ただし、アガーのような光沢感のある透明度はなく、少し柔らかめでしょう。
ゼラチンの分量を調節すればしっかりとした弾力は出ますが、その分透明度が落ちます。とはいえ、プルプルの食感に仕上がるため、代用はできます。
ちなみに、ゼラチンには粉ゼラチンと板ゼラチンがありますよね。
どちらも成分が同じでアガーの代用に使えますが、板ゼラチンのほうが口上がりが滑らかになります。
【アガーの代用品②】寒天
水ようかんや杏仁豆腐などに使われる「寒天」。
アガーと同じように海藻を原料として作られたゼリーの素です。
少し食感は変わりますが、アガーの代用に寒天を使用することができます。
久しぶりに習った料理の復習 アガーが手に入らず、寒天で代用したけどなんとかできた♪ 一番だしもいいにおい(^-^) でもやっぱり教室で作ったのと味が違うんだよなあ…なぜだ pic.twitter.com/KICjsQG1Pu
— みかえる (@conaninabageco) 2016年7月28日
寒天の特徴は、アガーと比べて凝固力が強いこと。少しの水分で固めることができ、ほろっと歯切れの良いなめらかな食感になります。
また、ゼリーのようなプルプル感や透明感がないため、フルーツなどを中に入れてきれいに見せるのには向いていません。
そのため、レシピによっては見た目、食感がいまいちになってしまうかもしれませんね。
【アガーの代用品③】葛粉
葛という植物から作られた「葛粉」。
くずきりやわらび餅の材料に使われるものです。
もちもちでぷるんとした食感になり、アガーの代用に使えます。
葛粉を使ったゼリー pic.twitter.com/tESaeRQup4
— ともちん (@tomospla2424) 2019年1月21日
ただし、半透明なので、アガーのようなきれいな見た目にはならず、また食感も少しもちっとしていて違和感があるかもしれません。
【アガーの代用品④】マシュマロ
甘くてふわふわとしたお菓子の「マシュマロ」。
実はマシュマロはゼラチンが含まれているため、ゼリーのように固めることができます。
つまり、マシュマロはアガーの代用にも使えるのです。
卵プリンとミルクプリン🍮💕
家にずーと誰も手を
つけなかったマシュマロさん。笑そのまま食べても
あんまりなので(笑)、砂糖とゼラチンの代わりに
マシュマロを代用してプリンに♪◎材料たったの3つで出来上がり😋 pic.twitter.com/tq89iOZvTq
— あいちゃん (@aichan_n3n) 2017年3月15日
使い方は、マシュマロの周りについている粉を水で洗い流し、鍋に入れます。
固めたい材料を一緒に入れて温めながら溶かし、冷やし固めればできあがりです。
【アガーの代用品⑤】片栗粉
料理のとろみづけに使われる「片栗粉」。
ゼリーのようにはならないのでは?と思われますが、実はプルプルのゼリーに仕上げることができます。
アガーとは違った見た目、食感になりますが、ゼリーのように固めたい時の代用に使えます。
冷やしすぎて濁ってしまったけど、フルーツ水饅頭完成~ヾ(^▽^)ノ
気の抜けたサイダー&片栗粉&イチゴで作りました!
涼しげでいい感じじゃないですか!?🎐✨次はアガーでもっと透明なのにチャレンジしたい~!! pic.twitter.com/QE51rluxUx
— しるく🐇 (@silk4324) 2018年4月25日
使い方は、固めたい材料と片栗粉を鍋に入れて火をつけ溶かし、粗熱が取れたら型に入れ、冷やし固めればできあがりです。
身近な材料でゼリーが作れるなんて、驚きですよね。
アガーをゼラチンで代用する時の注意点
アガーの代用に使えるゼラチンは、ゼリーを作る材料になります。
しかし、使用する具材によっては固まりにくいこともあるため、注意が必要です。
身近なフルーツでは、「キウイ」「パイナップル」がそれに当たり、これらのフルーツには、タンパク質分解酵素という成分が含まれています。
この成分はゼラチンをバラバラに分解する働きがあり、凝固する作用をブロックしてしまいます。
アガーの代用品を使う際の分量は?
アガーの代用品にはゼラチンや寒天などの粉類を使用することができると紹介しました。
では、どのくらいの分量で置き換えれば良いのでしょうか?
分量は、レシピによってさまざまなので一概にはいえませんが、代用品で固められる水分量を計算するのがおすすめです。
例えば・・・
一般的な粉ゼラチン5gなら250mlの水分を固めることができます。
(※製品によって凝固できる分量が異なり、扱いも変わります)
まとめ
まとめ
✔ アガーはゼリーの素で、透明度が高く、弾力があるのが特徴である。
✔ アガーの代用品を選ぶ際は、透明度やぷるっとした食感に似た仕上がりになるかどうかをチェックすると良い。
✔ アガーの代用には、以下の5つがおすすめ。
【ゼラチン、寒天、葛粉、マシュマロ、片栗粉】
✔ キウイやパイナップルはタンパク質分解酵素が含まれるため、ゼラチンで代用すると固まらない。
✔ アガーの代用品を使用する際は、代用品で固められる水分量を計算して使用すると良い。(粉ゼラチンなら5gで250mlの液体を固められる)