不要の書類を細かく切りきざんでくれる「シュレッダー」。
そんなシュレッダーのお手入れに使われるものの一つにシュレッダーオイルがあります。
しかし、「シュレッダーオイルって必要なの?」「お手入れしたいけど専用オイルがない!代わりになるものはある?」と疑問に感じる人も多いと思います。
そこで今回は、『シュレッダーオイルの役割や代用品』についてご紹介していきます。
お困りの際はぜひ参考にしてみてください。
目次
シュレッダー用オイルとは?役割や代用品を選ぶ際のポイント
シュレッダー用オイルは、シュレッダーのお手入れに必要なもので、頻繁にシュレッダーを使うのであれば常備しておきたいものです。
オイルには液体タイプとシートタイプがあり、それぞれ使い方がちょっと違います。液体タイプは紙に塗るかシュレッダーにかけて使い、シートタイプはそのままシュレッダーにかけて使います。
そんなシュレッダー用オイルには、以下のような役割があります。
シュレッダー用オイルの役割
- 刃の切れ味を保つ
シュレッダーの刃も包丁の刃と同じように、長期間使っていると切れ味が鈍くなってきます。オイルをさすことで切れ味を戻すことができます。
- 紙詰まり防止
シュレッダーは刃の切れ味が劣化し刻む力が弱まると、紙詰まりしやすくなってしまいます。オイルをさすことで刃の切れ味を戻し、紙詰まりを防止することができます。
シュレッダー用オイルの代用品はこの2つがおすすめ!
シュレッダーは機械ですので、もちろん専用のオイルを使った方が故障や危険性もありません。
ですが、都合よく手元にない場合にはやはり代用品を使うしかないですよね。
油といえば食用油と機械用の油がありますが、適正が合えばシュレッダーに使うことができます。
【シュレッダー用オイルの代用品①】防錆潤滑油スプレー
防錆潤滑油スプレーは様々な場面で使えるので、常備している家庭も多いでしょう。
においやベタつきもないのでオイルの代用品におすすめです。
【用意するもの】
✔ 防錆潤滑油
✔ 紙
手順
- コピー用紙などの紙を用意し、潤滑油を吹き付け染み込ませます。なければ新聞紙でもOKです。
- 新しいコピー用紙で(1)を挟み、シュレッダーにかけます。
- そのままでも十分ですが、シュレッダー後、逆運転させておくとより効果的です。
直接シュレッダーに吹きかけるとガスがたまり、作動させると引火の可能性があるので注意しましょう。
【シュレッダー用オイルの代用品②】ひまし油
ひまし油は古くから機械用の油として使われてきたもので、シュレッダー用オイルの代用品としても使うことができます。
広い温度域で固まることなく使えるので、故障につながることもありません。また、潤滑性も優秀です。
【用意するもの】
✔ ひまし油
✔ 紙
手順
- ひまし油を古紙や新聞紙に塗り、染み込ませます。
- 新しい紙で挟み、シュレッダーにかければOKです。
代用品を使う際の注意点
シュレッダー用オイルは専用のオイルを使うことが前提ではありますが、手元になくてすぐに必要な場合は代用品を使わなければなりません。
代用品を使う場合は以下の点に気を付けてください。
①スプレーは直接吹き付けない
スプレー式のオイルを使う、もしくはスプレー容器に入れて使った場合は注意が必要です。
スプレーはガスも一緒に噴射されるので、狭い空間でガスが溜まると刃の近くで発生する火花で引火する可能性があります。
また、オイル自体に引火の可能性があるものも多く、スプレーの直接噴射は絶対に避けるようにしましょう。
②オイルのタイプを確認する
温度差によって性質が変わりやすいオイルだと、オイルをさした後に刃と紙がくっついたりして故障の原因となります。
また、粘度が高すぎると紙詰まりの原因になりやすいです。
シュレッダーは紙の投入口が狭いので、一旦オイルが刃にくっついてしまうと直すのが大変なので、必ずオイルが固まらずに使える温度域を確認するようにしてください。
ちなみに、手軽に用意できる油にサラダ油やごま油といった植物油がありますが、これらはあまり効果はありせん。
まとめ
まとめ
✔ シュレッダー用オイルには刃の切れ味を保ち、紙詰まりを防止する役割がある。
✔ シュレッダー用オイルの代用品には防錆潤滑油スプレー、ひまし油が有効。
✔ シュレッダーオイルの代用品を使う場合には、引火の危険性があるためスプレータイプは避ける。
✔ 固まるタイプのオイルを使うのは故障の原因になるので避ける。
✔ サラダ油やごま油は引火の危険性は低いものの、メンテナンス効果は期待できないので代用品には不向き。