最近は缶詰を開けるのに缶切りが要らないタイプが多いため、自宅に缶切りを置いていない人も多いと思います。
しかし、缶切りを使うのは缶詰だけではありません。
缶の貯金箱を使っていると、缶切りで開けなければならないものもありますよね。
「今すぐ貯金箱を開けたいのに困った!」なんて経験のある人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、そんな困ったときに役立つ『貯金箱に使う缶切り代用品』をご紹介します。
わざわざ缶切りを買わなくても、自宅にあるもので代用できるので参考にしてみてください。
貯金箱に使う缶切り代用品はこの8つがおすすめ!
貯金箱は缶詰と違って中身は食品ではありませんので、衛生面を気にする必要はありません。
貯金箱が缶の場合、缶切り以外では無理だと思うかもしれませんが、じつは尖ったものや刃物などでも代用できます。
ここからは貯金箱を開けるのにオススメの代用品をご紹介していきます。
【貯金箱に使う缶切り代用品①】はさみ
まず、はさみを缶切りの代用品として使う方法です。
はさみであれば大抵は家庭にありますので、準備しやすいのではないでしょうか?
ただし、はさみは刃物なので、取り扱いには十分気を付けましょう。
【用意するもの】
✔ はさみ
✔ 軍手
✔ タオル
手順
- はさみを開いた状態にし、刃の片方にタオルを巻きます。分解できるタイプであれば、片方を使います。
- 軍手をしたら、むき出しの方の刃を缶のフチに当てて力を込めこすります。手を挟まないように気を付けましょう。
- 穴が開いたら缶切りのようにフチに沿って刃を当て、切り開きます。
【貯金箱に使う缶切り代用品②】マイナスドライバー+金槌
普段ネジを留めたり外したりするマイナスドライバーも、缶切りの代用品として使うことができます。
持ち手が細いものが多く、先端が鋭いのでケガには気を付けましょうね。
【用意するもの】
✔ マイナスドライバー
✔ ゴム付き軍手
✔ (あれば)金づち
手順
- 貯金箱のフチにマイナスドライバーの先端を当てます。
- ゴム付きの軍手をしたら、ドライバーをこすりながら押し付けます。ゴムが付いている方が滑らないので安全です。
- 穴が開かないようなら、釘を打ち付けるように持ち手を金づちで叩きます。
- 穴が開いたらこれを繰り返せばOKです。
橋本が高3の時に貯めてた小銭の貯金箱を開けよう!っていう謎の青春ノリな父がドライバーで缶の貯金箱をこじ開けて長い時間かけて数えたところ7215円5セントありました。やったー。さんきゅーべりーまっち。 pic.twitter.com/dZthzXHNZf
— しおり (@kjssm8) June 19, 2013
【貯金箱に使う缶切り代用品③】スプーン
スプーンも缶切りの代用品として使うことができます。
缶切りの代わりとして使うので、できれば厚みがなく、あまり丸みのないものがおすすめです。
同じスプーンでもフルーツをくり抜いて食べるときのギザギザしたスプーンもOKです。
いずれにしても傷がついたり、曲がってしまう可能性があるため、不要のスプーンで試すようにしましょう。
【用意するもの】
✔ スプーン
✔ 軍手
手順
- 軍手をしたらスプーンの丸い方を缶のフチに当てて、力を込めて押し付けこすります。
- 穴が開いたら缶切りと同じように、フチに沿って滑らせながら開けていきます。切り口で手を切らないよう気を付けましょう。
缶切りないからスプーンで代用 pic.twitter.com/osqahYX1SE
— 五郎八姫卍かまぼこ隊 (@Irohas_0620) June 27, 2017
【参考動画】
【貯金箱に使う缶切り代用品④】彫刻刀
図工で使う彫刻刀も缶切りがわりに使うことができます。
彫刻刀にも形がありますが、先端がなるべく平たく真っ直ぐなものの方が開けやすいです。
また、先端が鋭く危険なのでケガをしないよう気を付けましょう。
【用意するもの】
✔ 彫刻刀
✔ 軍手
✔ ゴム
手順
- 彫刻刀の持ち手は細く滑りやすいので、ゴムを巻いて滑り止めにします。細すぎて持ちにくい場合はタオルを巻いて調節しましょう。
- 軍手をしたら彫刻刀を持ち、貯金箱のフチに彫刻刀の先端を当てます。
- 力を込めてこすりながら穴を開けていきます。穴が開いたら同じように繰り返していけばOKです。
【貯金箱に使う缶切り代用品⑤】アイスピックやキリ
アイスピックやキリのような先が尖った道具も缶切りのかわりに使えます。
ドライバーのように固くて安定しているので、多少力を加えてもすぐに折れることはありません。
ただ、無理をすると曲がってしまったり、周りに人がいると危険なので気を付けましょう。
【用意するもの】
✔ アイスピックやキリ
✔ 軍手
✔ 金づち
手順
- アイスピックやキリを貯金箱のフチに当てて、フチに沿って穴を開けていきます。開けにくい場合は金づちで持ち手の上から叩くと良いでしょう。
- 缶のフチ全体にぐるりと穴が開いたら、アイスピックやキリの先端を蓋とフチの間に差し込み、蓋を持ち上げればOKです。
【貯金箱に使う缶切り代用品⑥】ナイフ
ナイフも使い方次第では缶切りの代わりに使えます。
大きなナイフよりもペティナイフの方が使いやすいのでおすすめです。
ナイフを缶切りの代わりにしてみた。缶に当てたポイント付近が僅かにロールした結果になったけど、開いた。缶の端でロールした部分を、カエリを落とすように擦ってみたら切れ味は一応戻りました。この方法、推奨はしません pic.twitter.com/K3R8spxzo2
— Makkari knives (@MakkariK) May 25, 2018
ナイフ自体、鋭く切れやすいものなので指を切ったりしないよう取り扱いには十分気を付けましょう。
【用意するもの】
✔ ナイフ
✔ 軍手
✔ ハンドタオル
手順
- ケガ防止のため、使わないナイフの先端にハンドタオルを巻き付けます。
- 軍手をしたらナイフの根元、角の部分を貯金箱のフチに当てて強くこすります。
- 穴が開いたら缶切りと同じようにフチに沿って開けていきます。
【貯金箱に使う缶切り代用品⑦】コイン
小銭も缶切りと同じように使うことができます。何も手元にない時でも10円玉1枚で缶を開けることができます。
切り口と手が近いのでケガをしないためにも軍手をはめましょう。
【用意するもの】
✔ 10円玉
✔ 軍手
手順
- 軍手をしたら10円玉を持ち、缶のフチに強く押し当ててこすります。
- 穴が開いたらフチに沿って滑らせるようにして開けていきます。
【貯金箱に使う缶切り代用品⑧】らせん状の栓抜き(コルク抜き)
ワインのコルクを抜くための栓抜きも缶切りの代用品として役立ちます。
ただし、栓抜きが折れたり先端が潰れたりする危険があるので気を付けましょう。
【用意するもの】
✔ 栓抜き
✔ 軍手
手順
- 貯金箱のフチに栓抜きの先端を当てます。
- 軍手をしたら栓抜きを強く押し付けながら回します。
- フチに沿って穴を開けたら、蓋を持ち上げればOKです。
【番外編】コンクリートに擦りつける
下記の動画のようにコンクリートにすりつけて、貯金箱を開封することもできます。
代用品を使うときの注意点
缶切りの代用品を使うときには気を付ける点もあります。
注意しないとケガに繋がる可能性もあるので、以下の点を覚えておいてくださいね。
①切り口に注意する
ご紹介した代用品は、きちんとした缶切りではありませんので、切り口が不規則になり、ギザギザしていて大変危険です。
貯金箱からお金を出すときは切り口で手を切らないように気を付けましょう。
②先端が尖った代用品は手をケガしないように気を付ける
アイスピックやキリ、ナイフ、彫刻刀などは先端が尖っていたり、切れやすいですので、手を切らないように十分気を付けましょう。
特に缶のフチに沿わせるため、間違ってフチから外れると手に刺さってしまいますので慎重に作業を行いましょう。
また、周りに人がいると折れて跳ねたりする危険がありますので、自分の手元もそうですが、周りに人がいないかよく確認して使うようにしてください。
まとめ
まとめ
✔ 先端が尖ったアイスピックやキリ、栓抜き、彫刻刀は穴を開けやすいので代用品として向いている。
✔ はさみ、ナイフなど切るための道具も缶切りのかわりに使える。
✔ スプーン、コインなども緊急時には缶切りのかわりに使える。
✔ 切り口が不規則なのでケガには気を付ける。
✔ はさみやナイフのような切る道具は、缶を開ける時にケガをしないように気を付けましょう。