グラタンやラザニアに欠かせない「ホワイトソース」。
材料も小麦粉、バター、牛乳など少なめなので比較的簡単に自分で作ることができます。
しかし、いざ作ろうと思い立ったときに「小麦粉がない!」なんてこともありますよね。
そこで今回は、ホワイトソースに入れる小麦粉の代用品をご紹介します。
小麦粉がなくても美味しいホワイトソースが作れますので、是非参考にしてみてくださいね。
目次
ホワイトソースに小麦粉を入れる理由とは?
ホワイトソースになぜ小麦粉を入れるのかというと、ズバリ「とろみをつけるため」です。
小麦粉に含まれるデンプンが加熱により糊化し、トロっとしたソースになるのです。
しかし、小麦粉を入れた後、単に加熱するだけでは粉っぽさが残ったり、ダマになりやすかったりします。
これは小麦粉と水分が結び付くことで、粘り成分のグルテンが作られるからです。
そうならないために、小麦粉を油(バター)で炒める必要があります。
ホワイトソースに入れる小麦粉の代用品はこの9つがおすすめ!
せっかくホワイトソースを作っていても「小麦粉がない!」となってしまったら、どうすれば良いのでしょうか?
実は小麦粉の代わりに以下の食材を使って、ホワイトソースを作ることができます。
【ホワイトソースに入れる小麦粉の代用品①】米粉
お米から作られる米粉は小麦粉の代わりに使うことができます。
米粉の方が小麦粉よりも粒子が細かいので、ダマにならず滑らかなホワイトソースが作れます。
レパートリー増えた!今日はクリームシチューが良いとリクエストをもらったので、ネットでたまたま見つけた小麦粉の代わりに米粉で作るホワイトソースを参考にして、バターなしのあっさりクリームシチューにしてみました。 pic.twitter.com/5PvCpJGCIr
— 尚美 (@shangmei) April 16, 2013
レンジで作れるので、洗い物も減らすことができます。
また、お米が原料なので小麦粉アレルギーの人でも安心して食べられる上、バターが要らないのでヘルシーです。
【用意するもの】
✔ 米粉
✔ 牛乳
✔ 耐熱容器
手順
- 耐熱容器に米粉大さじ2、牛乳200ccを入れて、500Wの電子レンジで1分加熱します。
- 取り出したら底の方から固まってくるので、箸でぐるぐるとかき混ぜ、さらに1分加熱します。
- 取り出してよく混ぜたら完成です。
米粉の場合は加熱するほどにとろみがつくので、もし固すぎる場合は水か牛乳を少しずつ入れて伸ばしましょう。
【ホワイトソースに入れる小麦粉の代用品②】強力粉
パン作りをする人は常備していることも多い強力粉も、小麦粉の代わりとして使えます。
ただし、小麦粉に比べると粒子が粗く、同じように作るととろみは弱いです。
一方、強力粉の方がグルテンは多いので、とろみというよりもモチモチとした弾力が出るので覚えておきましょう。
【用意するもの】
✔ 強力粉
✔ 牛乳
✔ バター
手順
- お鍋に強力粉大さじ3、バター大さじ3を入れて、弱火で4~5分炒めます。
- 冷たい牛乳500ccを加えて、中火で沸騰直前まで泡立て器で混ぜます。
- とろみがついてきたら木ベラにもちかえ、煮詰まってきたら完成です。
パングラタンで朝食。
アスパラとゆで卵などを入れた。
ホワイトソースは強力粉を使った。朝から暑い!
でもアスパラもよく伸びてるから頑張らないとね。#アスパラ #パングラタン #朝ごはん #twitter家庭料理部 #お腹ペコリン部 https://t.co/fB63yBAORB pic.twitter.com/ZGmlrfZvAf— いなばまこと (@178R) May 30, 2018
【ホワイトソースに入れる小麦粉の代用品③】片栗粉
小麦粉がなくても、片栗粉でホワイトソースができます。
片栗粉もとろみをつける用途で使われるので、同じように使うことができるんです。
【用意するもの】
✔ 玉ねぎ
✔ 片栗粉
✔ バター
✔ 牛乳
手順
- 鍋にバター20グラム、スライスした玉ねぎを入れて、弱火で炒めます。
- しんなりしてきたら片栗粉大さじ2をふり入れて、さらに炒めます。
- まとまってきたら牛乳200ccを少しずつ加えて好みのとろみになったら完成です。
寝る前に・・・本日の瑞希メシ
鮭とほうれん草のドリア
オニオンスープホワイトソース作ろうとしたら小麦粉切らしているという事件
急遽、片栗粉で代用 うまくいきました pic.twitter.com/BPzg8klYF6— 瑞希@女声練習 (@Mizyu_Mizyuki) October 10, 2019
【ホワイトソースに入れる小麦粉の代用品④】ジャガイモ
「強力粉も片栗粉も買ってない!」という場合は、ジャガイモでも代用できます。
さきほど紹介した片栗粉はジャガイモのデンプンから作られているので、同じように代用できるんです。
晩ごはん。
サラダ、チキンライスのドリア。
母がよく作ってくれたドリアが食べたい!
小麦粉きらしてたので、代わりにジャガイモでホワイトソース。
うんま。
台風の影響で仕事がてんてこまいでした pic.twitter.com/bYaXMxNQpN— あにゃこ (@VDZbkoYJPHiAvol) July 28, 2018
バターは小麦粉や片栗粉のときよりも少量で済むのでヘルシーです。
ジャガイモなら常備している家庭も多いと思うので、もし粉類が何もない、あるいはアレルギーがある、という場合は参考にしてみてくださいね。
【用意するもの】
✔ ジャガイモ
✔ バター
✔ 玉ねぎ
✔ 牛乳
手順
- ジャガイモ大きめ1こは皮を剥き、すりおろしておきます。
- 玉ねぎ半分はみじん切りにし、バター小2とお鍋に入れて炒めます。飴色になったら火を止めます。
- すりおろしたジャガイモ、牛乳400ccを加え中火にかけます。
- 沸騰してきたら火を弱め、かき混ぜながら煮詰めます。コンソメ、塩こしょうで味付けをし軽く煮詰めたら完成です。
【ホワイトソースに入れる小麦粉の代用品⑤~⑨】みんなのアイディア
◎山芋
鮭
お豆腐サラダ(トマト 切り干し大根のごま油和え)
キムチ
山芋のグラタン あおさがけ
ピリ辛春雨スープ
小麦粉の代わりに山芋つかってホワイトソース🙌これはこれですき🐨☀️#お腹ペコリン部 #Twitter家庭料理部 pic.twitter.com/DmRpUAKPpk— りー (@kfuuun) May 3, 2017
◎コーンスープの素
あれ?思った以上に美味しい!
実は、グラタンのホワイトソース作ろうと思ったのに小麦粉買い忘れちゃって…コーンスープの粉(クノールの)で代用してみた(笑) pic.twitter.com/dMnjfdzrKf— 亜希子 (@akiko1979) August 7, 2013
◎お好み焼き粉
⚫レタスまるごとやめて半分にして
⚫白味噌で味をつけたミンチ、玉ねぎをのせる。
⚫ホワイトソースをのせる。
※小麦粉がなかったから急遽お好み焼き粉で代用。和風だしがきいてこれはこれで良い。
⚫チーズをトッピング。黒胡椒はおこのみで。
★あとはオーブンでいい感じに焼く pic.twitter.com/Q2vwB2d3em— 畑 弘恵 (@hatahiroe) May 28, 2017
◎てんぷら粉
ドドリアをつくった。
ホワイトソースは小麦粉が無かったので天ぷら粉で代用w
店のよりちょっと不味いくらいにうまい。 pic.twitter.com/cQT2gtEdtj— 石川 輝 (@onebalanceGt) March 26, 2015
◎でん粉
じゃが明太ホワイトソース完成♥小麦粉無かったからでん粉でとろみ代用♥うまい pic.twitter.com/qk98Hcvmy3
— みゆちん (@cas_miyutt) August 3, 2014
ホワイトソースを作る際の注意点
ホワイトソースを作るときに「気を付けていてもダマになってしまう」と悩んでいる人も多いでしょう。
実はこれはバターと牛乳の温度差が原因のひとつなんです。
ホワイトソースを作るときに気を付ける点として、次の事が挙げられます。
①牛乳は冷やしておく
先にバターや粉を炒める場合、牛乳は後から加えますよね。
一見熱いところに冷たい牛乳を入れるとダマになりそうで常温においている人もいると思いますが、実は逆です。
熱いところにぬるい牛乳、冷ましたところに冷たい牛乳というように、温度差がないとダマになるのです。
そのため、火にかけてペースト状になったところに牛乳を入れる場合、冷えたものを加えるようにしましょう。
②電子レンジは加熱しすぎない
米粉を使うと電子レンジでホワイトソースが作れますが、加熱しすぎないことがポイントです。
電子レンジは加熱後、徐々に火が通るので、直後はとろみが弱くても、少し経つととろみが強くなります。
もちろん水や牛乳で伸ばすことはできますが、その分、量が多くなり余ってしまう可能性もあります。
なので、レンジの加熱は「少し足りないかな?」くらいに留めておきましょう。
ちなみに、片栗粉を使う場合は冷めるととろみが弱くなり水っぽくなるので、すぐに使う場合に向いています。
まとめ
まとめ
✔ ホワイトソースに小麦粉を入れるのは、とろみを出すため。
✔ 米粉はバターが要らないのでヘルシーなホワイトソースが作れる。
✔ 強力粉を使う場合は、小麦粉で作るときよりも多目に使う。
✔ 片栗粉を使うと冷めると水っぽくなるので、すぐ料理に使う場合に向いている。
✔ ジャガイモはすりおろす手間はあるものの、バターは少なくて済む上、腹持ちも良い。
✔ 温かいところに加える牛乳はよく冷やしておくとダマにならない。
✔ 電子レンジを使う場合は、加熱時間を「少し足りない」程度に抑えておく。