
夕食にもワインのお供にもぴったりなチーズフォンデュ。
使うチーズの定番はグリュイエールチーズですが、いざ作ろうとした時にグリュイエールチーズがないと困ってしまいますよね。
そんな時、代用できるものを知っておくと便利です!
今回は『グリュイエールチーズの代用品』をご紹介しますので、困った際にはぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
グリュイエールチーズとは?特徴や役割・代用品を選ぶコツについて
(グリュイエールチーズ 出典:Wikipedia)
グリュイエールチーズは、スイスのグリュイエール地方で作られているポピュラーなチーズのひとつです。
まろやかでミルキーな風味が特徴で、熟成がある程度進んだものだとナッツに似た香りがします。
加熱すると旨味が増してコクが出ますが、風味はいたってマイルドです。
塩味も薄いのでどんな食材にもあわせやすく、チーズフォンデュやグラタン、キッシュなどに最適なチーズになります。
代替品を選ぶときに大切なことは、「加熱することでトロトロにとろけて旨味が増し、食材によくからむチーズ」を選ぶことでしょう。
また、グリュイエールチーズのようにマイルドでいろいろな食材に合うクセの無いチーズを選ぶのもよいです。
しかし、もし他にお好みのもの、あるいは試してみたいと思っているチーズがあって、それが加熱向きのチーズだったら、使ってみるいい機会かもしれません。
グリュイエールチーズの代用品はこの13つがおすすめ!
①「とろける~」スライスチーズなど
とろけるように加工してあるので十分に代用できます。
ピザ用と書かれていればスライスチーズに限らず便利な代用品と考えてよいでしょう。
②チーズフォンデュのレトルト商品
時間のないときの味方になってくれそうです。
「エミーフォンデュ」
「チェスコ・チーズフォンデュ」
「チーズフォンデュ 3種のチーズソース」
「レンジ用ふぉんじゅ亭」
などがあります。
③エメンタールチーズ
ハードタイプのとてもポピュラーなスイス産チーズです。
スイスではエメンタールチーズとグリュイエールチーズをミックスしてチーズフォンデュをよく作ります。
どちらも淡白な味わいのチーズなのですが、エメンタールはグリュイエールとはちがった木の実のような甘い風味を持っており、ふたつをあわせることで大変味わい深いソースができます。
こちらもフォンデュの定番とされており、加熱料理には欠かせないチーズと言えるでしょう。
④ラクレット
温めて食べるチーズの代表格です。
アニメ「アルプスの少女ハイジ」でチーズを暖炉の火でとろけさせてパンにのっけるという印象的なシーンがありましたが、あのチーズがまさにラクレットです。
火にあててとろとろになったチーズを、焼いたポテトなどにかける料理のこともそのままラクレットと呼びます。
大変まろやかで優しい味なので代替品にはもってこいです!
⑤コンテ
フランス産のマイルドな風味のハードチーズです。
とても溶けやすいのでフォンデュに向いています。
カフェではクロックムッシュによく使われており、生のままカットしても食べやすく、フランスでは非常に人気のあるチーズです。
⑥カマンベール
日本でも人気のあるフランス産のチーズです。
マイルドでさわやかな味わいのソフトタイプなので、フルーツによく合いますが、加熱料理にも向いています。
カマンベールを丸ごと耐熱容器に入れ、上表面に切り込みを入れてからオーブンや電子レンジでトロトロになるまで熱を加えると、ココット風のチーズフォンデュが作れます。
⑦ボーフォール
かつてある美食家に「チーズのプリンス」と言わしめたフランスが誇るハードタイプのチーズです。
ハチミツのような甘味を感じさせ、木の実のようなコクがあります。
加熱すると濃厚な旨味が味わえるチーズなので、チーズフォンデュの他、オニオングラタンスープなどに合うでしょう。
⑧ゴーダ
セミハードタイプのオランダを代表するチーズです。
とてもマイルドな味わいなので、最も日本人の嗜好にあうチーズと言われています。
そのままおつまみやサンドイッチで手軽に食べられていますが、加熱するとまろやかに溶けるので、チーズフォンデュやオーブン料理にも向いています。
⑨チェダー
イギリスを代表するハードタイプのチーズで、いつしかアメリカやカナダ、オーストラリアやニュージーランドでも生産されるようになったため、世界で一番食べられているチーズと言えるかもしれません。
日本でも人気のチーズですよね。
おつまみのイメージが強いですが加熱料理にも向いていますので、オムレツやグラタン、キッシュなど幅広く利用されています。
⑩サムソー
ピザによく使われているデンマーク産のセミハードタイプのチーズです。
バターに似た酸味と甘みがありますが、エメンタールの技法を取り入れていることもあり、クセがなくて日本人好みといわれています。
加熱するとまろやかに溶けて風味が立つので、代替品としておすすめです。
⑪モッツアレラ
ピザのマルゲリータにのっているイタリア産のフレッシュチーズです。
日本でも手軽に購入できる人気のチーズです。
甘味と酸味、加えてもっちり感があって生で食べてもクセを感じさせません。
加熱すると糸を引くように伸びて食材にからみますので、チーズフォンデュにはぴったりなチーズです。
⑫ゴルゴンゾーラ
青カビタイプのイタリア産チーズです。
好き嫌いがはっきりわかれるタイプのチーズですが、リゾットやパスタソースにもよく使われることからも、よく溶けてからみのよいチーズだとわかります。
辛さや香りが気になるときは牛乳や生クリームを少し加えるとまろやかになります。
また、他のチーズとあわせてアクセントとして使用するのもよいでしょう。
⑬シュレッドチーズ
削った(シュレッド)ナチュラルチーズを袋詰めしたもので、スーパーでもよく見かけます。
加熱を前提とした商品で、ゴーダやモッツアレラ、チェダーなどいろいろな種類が揃っていて、ピザだけでなく加熱料理に幅広く使えます。
数種類をミックスしているものもあります。
代用品を選ぶ際のポイント
チーズを加熱して使いたいときは、ナチュラルチーズを選ぶと間違いないでしょう。
パッケージには「ナチュラル」なのか「プロセス」なのかが必ず記載されています。
プロセスチーズはすでに加熱済みの加工品なので焼いたり、ある程度やわらかくすることは出来ますが、なかなかとろとろには溶けません。
まとめ
まとめ
✔ 加熱料理に向いているクセの無いチーズを選ぶと良い。
✔ 加熱向きなら好みのチーズを選んでもOK。
✔ 用途にあわせて代用品をミックスして楽すのもおすすめ。
✔ シュレッドや加工済みのものもいろいろ利用できる。
✔ プロセスチーズは加熱料理に向かないので気をつける必要がある。