コーンスターチって、日常的にお菓子作りをしていない人にとっては、ほぼ無縁のような存在だと思います。

 

でも、たまにお菓子を作ろうと思い立ったときに必要になるときがあります。

 

せっかく作ろうとしても、「コーンスターチだけがない」たったそれだけで、お菓子作りを断念してしまうのはとても悔しいです。

 

カワルンちゃん
コーンスターチがない。どうしよう…

 

今回はそんなとき困ったときに役立つ『コーンスターチの代用品』をご紹介します。

 

コーンスターチの成分と特徴

 

 

コーンスターチとは、トウモロコシの種実を原料としたデンプン粉のことをいいます。

 

粘り気があるという特徴から、片栗粉と似たようなものと思われることもありますが、片栗粉ほど強い粘り気は持っていません。

 

強くもなく弱くもなく…そんなコーンスターチの程よい粘り気力は、あっさりとした風味とサクサクとした食感を出すことができます。

 

また、この粘り気力は、一旦加熱して粘り気が付けば、「加熱し続けても」「冷めて低温になっても」弱まりもしなければ強まりもしないという安定性をも持っています。

 

この粘り気と安定性ある性質に加え、粉の粒子が非常に細かいという特徴があるため、プリンやカスタードクリーム、クッキーなど洋菓子に多く使われています。

 

中でも、コーンスターチで作るカスタードクリームは絶品。

 

小麦粉で作るよりも滑らかで透明感があり、あっさりとした味わいに仕上がってくれます。

 

料理にもコーンスターチの粘り気はとっても便利な存在…小麦粉の代用として揚げ物などを作ることができます。

 

ただ、コーンスターチは原料がトウモロコシなので、これで作る料理は風味が比較的「あっさりめ」となってしまいますので、作る料理によっては合わない可能性があります。

 

コーンスターチの代用品は基本的に5つ!

 

多少の違いはありますが、「これさえあれば、もう、大丈夫!」というようなコーンスターチの代替品をご紹介します。

 

【コーンスターチの代用品①】片栗粉

 

 

片栗粉はじゃがいもから作られたデンプン粉で、とろみ(粘り気)が強いという特徴があります。

 

コーンスターチの2倍ぐらい粘り気があるため、片栗粉で代用するとき分量を少なめにして、できれば、ケーキやクッキーなど少量使うお菓子に使うようにしましょう。

 

基本的にコーンスターチだとサクサクとした歯切れがいい食感になりますが、片栗粉だとモチッとした食感になります。パンやスポンジケーキであれば使えますが、カスタードクリームは片栗粉で作ることはできません。

 

2倍もある粘り気も冷めたときにはなくなってしまいますし、風味も重たくなるので、おいしくなくなってしまいます。

 

片栗粉は多量に使うと、仕上がりが粉っぽくなりますし、じゃがいものデンプンから出来ているので、じゃがいもっぽい風風味が出てきてしまいますので、注意しましょう。

 

 

 

【コーンスターチの代用品②】小麦粉

 

 

小麦粉の成分には、グルテンという小麦粉特有の粘り気が入っています。

 

片栗粉よりも強い粘り気ではないので、片栗粉よりも小麦粉の方がコーンスターチに近い存在です。

 

食感にサクサク感を出したいときは、片栗粉よりも小麦粉で代用してください。

 

とはいえ、片栗粉も小麦粉も良い部分(モチモチ感やサクサク感など)を持っているので、「小麦粉+片栗粉」の組み合わせで作ると程よい食感を生み出せることができます。

 

それぞれの分量を調節しながら、好みの食感に近づかせるのも楽しいのではないでしょうか?

 

ちなみに、カスタードクリームは小麦粉での代用可能。

 

小麦粉は、サクサクとした食感だけでなく、グルテンの力でモチモチとした弾力を出すことができるので、コーンスターチのとき(あっさり)とは反対に、もったりとしたカスタードクリームを作ることができます。

 

 

 

【コーンスターチの代用品③】米粉

 

 

米粉とはお米を製粉したもので、主に団子や煎餅など和菓子に使われています。

 

小麦粉の代用として使われることが多いので、コーンスターチの代用としても使うことができますが、米粉で作るとベタっとした仕上がりになることもあるので、フワッとさせたいスポンジケーキやシフォンケーキに代用として使うことはできません。

 

また、米粉は、分量が多すぎるとつながりが悪くなるという欠点もあります。

 

もし、使うのであれば、小麦粉と米粉をブレンドするなどして「米粉だけ」での使用は避けましょう。

 

 

【コーンスターチの代用品④】タピオカ粉

 

 

スイーツやドリンクでお馴染みのタピオカ…その原料となるのがタピオカ粉です。

 

程よい粘り気は、コーンスターチ同様に冷えても変わらないという性質を持っているので、食感を変えることなく調理することができます。

 

サクサクとした感じではなく、もっちりとした仕上がりになるのでパンケーキなどに使うといいでしょう。

 

サクサク感を出したいときは、タピオカ粉のみだけでは出せないので、小麦粉と合わせて使ってください。

 

【コーンスターチの代用品⑤】葛粉

 

 

葛粉とは、植物のクズの根からとれたデンプン粉のことです。

 

コーンスターチと葛粉では原料が違うので、風味も食感もことなりますが、日本料理や和菓子に利用されることが多いので、コーンスターチの代わりとしても利用はできます。

 

ただ、片栗粉よりも更に強い粘り気があるので、コーンスターチのような軽いあっさりとした仕上がりにはなりません。

 

葛粉を使うと、もっちりとした仕上がりになりますので、葛粉を代用として使うのであれば小麦粉などとブレンドするなり分量の調整が必要になります。

 

コーンスターチの代用に向かない粉類

①ベーキングパウダー

ベーキングパウダーは、生地を膨らませる効果を持っています。

 

コーンスターチのような粘り気のある特徴はないので、代用することはできません。

 

 

②コーンフラワー

コーンフラワーとは、トウモロコシを挽いて作る「穀粉」のことです。

 

ホットケーキミックスやお好み焼き粉などにも含まれています。

 

トウモロコシを原料としているという点ではコーンスターチと同じですが、「デンプン粉」と「穀粉」なので性質は異なります。

 

穀粉なのでコーンフラワーに粘り気はなし。コーンスターチの代わりはできません。

 

③上新粉

上新粉とは、うるち米からできている粉のこと。

 

柏餅や白玉などといった和菓子を作るときに多く使われています。

 

上新粉は、コーンスターチと違って粒が荒く、また、損傷デンプン(熱や衝撃で傷ついたデンプンのこと)が含まれていることから、食感がざらつくという欠点があります。

 

また、べたついて切れやすく、膨らまないため、コーンスターチの代わりができません。

 

④白玉粉

白玉粉とは、もち米のデンプンを乾燥させて作られた粉のことです。

 

独特のモチモチ感と粘り気が特徴で、もっちりとした食感の求肥や白玉団子といった和菓子によく使われています。

 

粒子は非常に細かく、コーンスターチの代用ができそうに思われますが、少々弾力に欠ける点が…白玉粉で作るとフニフニとした感じの頼りない柔らかさの生地になってしまうため、代替品としては向きません。

 

まとめ

まとめ

 

 コーンスターチはトウモロコシのデンプン粉で、温度に左右されない粘り気が特徴。

 

 コーンスターチの代替品には以下のようなものがある。

【片栗粉・小麦粉・米粉・タピオカ粉・くず粉】

 

 コーンスターチの代替品に向かないようなものとして以下のようなものがある。

【ベーキングパウダー・コーンパウダー・上新粉・白玉粉】