【みりんの代用品10選】そもそも必要?コーラ、砂糖など代わりになるものを紹介!

 

レシピを見るとかなりの確率で出てくるみりんの文字。

 

しかし、使用頻度の多い調味料だからこそ、みりんを切らしてしまいがち。そんな時って困りますよね。

 

カワルンちゃん
やばい!みりんがない。どうしよう…

 

お酒は臭みとりって聞いたことがあるけど、みりんはどんな役割をしているんだろう?持っていない場合はスキップしてもかまわないんじゃないのかな??と様々な疑問が渦巻きますよね。

 

そこで今回はそんな困ったときに役立つ『みりんの代用品』についてご紹介します。 

 

そもそもみりんってどんな調味料?実は3種類ある

(みりん 出典:Wikipedia

 

 

みりんは、実はアルコール飲料のひとつなんです。

 

混合酒に分類され、14%程度のアルコールを含んでおり、さらに4050%の糖分があるため、甘みの強いアルコール調味料です。

 

似たような調味料にみりん風調味料や発酵調味料というものがありますが、これらは本みりんとは全く異なる調味料です。

 

みりん風調味料は、酒税のかからない1%未満のアルコールにみりんの風味や甘みをつけたもので、アルコール分が少ないため酸化・腐敗しやすく、冷暗所に保存してなるべく早く使い切る必要があります。

 

発酵調味料は514%のアルコール分を含みますが、食塩を1.5%以上加えるなどして不可飲処理されているため、飲料として扱われず酒税がかからないようにされています。

 

本みりんとみりん風調味料、発酵調味料は原料や製法が異なるため、料理への使い方も異なります。

 

カワルンちゃん
今回はご家庭で最もなじみのある本みりんの代用品をご紹介します。

 

みりんを料理に使う役割!そもそも必要なのか?

①上品な風味&うまみ追加

みりんの一番の特徴は甘みです。

 

砂糖のようなダイレクトな甘さではなく、上品で優しい甘さを出すことが出来ます。

 

アミノ酸も含まれているため、料理にうま味やコクを出す役割もあります。

 

②料理の見栄えを良くする

みりんには、糖類が多く含まれているため、料理に照りとつやを出すことが出来ます。照りのある料理はとてもおいしそうに見えますよね。

 

また、実はみりんは煮崩れ防止にも一役買っています。みりんに含まれる糖類、アルコールには、肉や魚の繊維を崩れにくくする働きや、野菜に含まれるデンプンの流出を防ぐ作用があるのです。

 

もちろんアルコールが含まれているため、臭みとりにも効果的です。

 

カワルンちゃん
以上のように様々な働きを持つみりんですが、よく考えてみるとこれらの特徴は他の調味料や食品でも出せるようにも思えますね。

 

家庭料理は料亭などとは異なり、味のキレや奥深さよりも、手軽さを求められる料理です。

 

醤油のように、「これがないと料理が成立しない!」という調味料でもないので、どうしても必要という事は言い難いでしょう。

 

みりんの代用品はこの8つがおすすめ!

カワルンちゃん
困ったときにはぜひお試しください!

【みりんの代用品①】砂糖

みりんの特長である甘さを出す代表は、なんといっても砂糖でしょう。

 

どの家庭にもほとんど常備してあるものなので、手軽に代用品として使うことが出来ます。

 

量の調整も簡単なので、味見をしながら少しづつ加えてみましょう。

 

また、煮物や照り焼きに使うと照りも出るため、みりんの代用品としては優秀であると言えます。

 

 

 

【みりんの代用品②】はちみつ

はちみつは砂糖よりも甘さが強く、コクもあります。

 

料理に使うと良い照りが出るため、煮物や照り焼きにピッタリな調味料と言えます。

 

液体なので溶けやすく、使い勝手も良いでしょう。

 

 

 

 

【みりんの代用品③】甘酒

甘酒は麹から出来たものと酒粕から出来たものがありますが、どちらも品のいい甘みがあるためみりんの代用品として使うことが出来ます。

 

ただドロドロとした液体のため、汁物には向きません。

 

 

【みりんの代用品④】黒糖

黒糖は精製された砂糖とは違い、特徴的な香りとコクのある甘みがあります。

 

みりんの代用として使うには少しこってりとしすぎるかもしれませんが、しっかり味の煮物などにはうってつけの調味料です。

 

 

【みりんの代用品⑤】リンゴ

果物のさわやかな甘みを使うのも一つの手です。

 

リンゴには甘みだけでなく酸味が含まれています。

 

酸味は加熱するとうま味に代わるため、みりんと似たような働きをしてくれます。

 

また、酵素により肉類を柔らかくすることも出来る優秀な食材です。

 

 

【みりんの代用品⑥】コーラ

実はコーラもみりんの代用品として使うことが出来るんです。

 

コーラには砂糖とカラメルが含まれているため、みりんの甘みとコク、照りを出すことが出来ます。

 

しかし香料が含まれているため、料理自体の味が濃いものに使用すると良いでしょう。

 

コメント

オマケですが、煮豚などに使用するとコーラに含まれている炭酸でお肉が柔らかくなるうれしい効果もありますよ!

 

 

【みりんの代用品⑦】日本酒

日本酒は臭みをとり、コクを出す調味料の代表です。

 

日本酒に含まれるアルコールが、加熱により蒸発する際に臭みを取り去ってくれると言われています。

 

みりんと同じくアルコール分を含むため、みりんから甘みを抜き去った調味料として代用することが出来るでしょう。

 

 

【みりんの代用品⑧】焼酎

日本酒やみりんは醸造酒であるのに対して、焼酎は蒸留酒です。

 

独特の香りがありますが、みりんと同じくアルコール分を含むため、臭みとりに使用することが出来ます。

 

日本酒やみりんに比べてアルコール度数が高いものが多く、クセも強いので、代用する場合は量を減らして使うようにしましょう。

 

【みりんの代用品⑨⑩】そのほか!みんなのアイディア

◎梅酒

 

◎麦焼酎

 

みりんの代用品を使う時のコツや注意点

 

これから作る料理に、みりんのどの効果を目的して使用するのかを考えてから代用品を選ぶようにすれば、みりんと同じような使い方をすることが出来ます。

 

例えば・・・

  • 甘さを出したいのであれば砂糖
  • 甘さとコクを出したいのであれば黒糖
  • 臭みをとりたいのであれば酒

など代用品の特徴を押さえていれば上手に使うことが出来るはずです。

 

また、これらを組み合わせて使うことで、更にみりんに近い効果を出すことが出来ます。

 

 

 

しかしいずれの場合も、最初から必要量使うのではなく、味見をしながら少量づつ使うようにした方が失敗は少くなります。

 

カワルンちゃん
代用品は慎重に使いましょう!

 

意外と簡単!みりんを手作りしてみよう!

 

以上様々な代用品を紹介しましたが、みりんの特長(甘さ、アルコール)を組み合わせると、手作りでみりん風のものが出来そうですよね。

 

みりんを1本買うよりも手軽に作れるので、使う量だけ手作りしてみてはいかがでしょうか?

【用意するもの】

✔ 日本酒

✔ 砂糖(もしくははちみつ)

手順

日本酒と砂糖を3:1の割り合いで、砂糖がすべて溶けるまでしっかりと混ぜ合わせれば、完成!

【注意点】

・日本酒の変わりに料理酒を使うと、塩分や酢を含んでいるためみりんの味とは異なってしまいます。料理に合わせて調合するようにしましょう。

 

まとめ

まとめ

 

 みりんは甘みの強いアルコール飲料の一種で、みりん風調味料や発酵調味料とは材料が異なり、使い方も変わる。

 

 みりんの役割は、甘み、照り・つや出し、煮崩れ防止、臭みとり。

 

 みりんの代用品は以下の8種類がおすすめ。

 

【砂糖、はちみつ、甘酒、黒糖、リンゴ、コーラ、日本酒、焼酎】

 

 みりんの持つ特徴を把握していれば、代用品を選定して使うことが可能。

 

 酒と砂糖またははちみつを混ぜて手作りすることも可能。