大事な書類や用紙をファイリングするのに2つ穴ファイルがありますよね。
しかし、穴を開けたい時に「パンチがない!」なんて経験ありませんか?
このためにわざわざ買いに行くのも面倒ですし、家にあるもので開けられたら良いですよね。
そこで今回は、『穴あけパンチの代用品』を紹介していきます。
パンチがなくて困った時は思い出して試してみてくださいね。
目次
穴あけパンチの代用品はこの7つがおすすめ!
穴あけパンチの代用品として、先端が尖ったものや穴を開ける道具などが使えます。
パンチのように穴を2つ一気にキレイに開けることは出来ませんが、ファイリングするための穴を開けることは可能です。
【穴あけパンチの代用品①】千枚通し
千枚通しはもともと紙の束に一度に穴を開けるために使われます。
そのため、穴あけパンチの代用品としても問題なく使うことが出来ます。
針が長く太めなので、穴あけパンチよりもたくさんの紙に一気に穴を開けることができ、とても便利です。
【用意するもの】
✔ クリップ
✔ えんぴつやペン
✔ 板やゴムマットなど下敷きになるもの
手順
- 穴を開けたい紙を下敷きの上に置きます。何枚かある場合はまとめてクリップで留めて、ずれないようにしましょう。
- 穴を開けたい位置にえんぴつなどで印をつけます。
- 印に先端を当てて、ぐるぐる回して穴を開けていきます。破れないように気を付けながら、下敷きに当たるまでぐるぐるしていきます。
- 下まで貫通したらひっくり返して裏からも千枚通しを通して終わりです。
【穴あけパンチの代用品②】キリ
千枚通し同様、先端が尖っているキリも穴あけパンチの代わりに使うことができます。
金属部分が長いので、一度にたくさんの紙に穴を開けることができます。
ただ、キリは千枚通しよりもやや細いので、場合によっては何度か穴を開けなければいけないかもしれません。
【用意するもの】
✔ (必要であれば)えんぴつ
✔ クリップ
✔ 板やゴムマットなど
手順
- 穴を開けたい紙や書類を用意したら、何枚かまとめてクリップで留めます。ダブルクリップの方が安定するでしょう。
- 穴を開ける位置にえんぴつで印をつけておきます。
- 下に板やゴムマットなどを敷いたら、印にキリの先端を当て、両手ではさんでくるくると回しながら穴を開けていきます。
- 穴が小さい場合は、はじめに開けた穴の隣にも穴を開けて広げていきましょう。
- 穴が広がったら裏からもキリを通してぐるぐる回して均等にしたら終わりです。
【穴あけパンチの代用品③】彫刻刀
お子さんがいるなら、自宅にあることも多いのではないでしょうか?
図工で使う彫刻刀も穴あけパンチの代わりとして使えます。
【用意するもの】
✔ 金づち
✔ 厚手のゴムマットや板など
✔ 挟みたいファイル
手順
- 予め挟みたいファイルに穴を開けたい紙をかませ、穴の位置に跡をつけておきます。
- 厚手のゴムマットや板などに紙を置き、彫刻刀を垂直に当てます。
- 上から金づち等で軽く叩いて半円の切り込みをいれます。
- 同様に、円になるように半円の切り込みをいれて穴を開けたら終わりです。
- うまく穴が開かない場合は、円を書くように何度か切り込みをいれていけばOKです。
【穴あけパンチの代用品④】箸
食事の時に使う箸もうまく使えば穴あけパンチの代わりとして使うことが出来ます。
ただ、千枚通しや彫刻刀のように穴を開けたり切る用途で使うものではないので、力加減によっては折れたり、紙が破れてしまう可能性もあります。
【用意するもの】
✔ (あれば)針など先の尖ったもの
✔ ペン
手順
- 穴を開けたい位置にペンで印をつけるか、はさみたいファイルにかませて跡をつけます。
- 印があるところに箸の先端を当てて、グッと力をいれて穴を開けます。何枚も一気に開けられないので、複数枚ある場合は1枚か2枚ずつ開けましょう。
- また、穴が開けにくい場合は針やシャープペンの先など尖ったもので予め小さな穴を開け、箸をグリグリ回して穴を広げて貫通させればOKです。
【穴あけパンチの代用品⑤】鉛筆
よく削ったえんぴつも穴あけパンチの代わりとして使うことが出来ます。
ポイントはよく削って先端を尖らせておくことと、力を入れすぎないことです。
鉛筆も一度に何枚も穴を開けられないので、1枚ずつ開けていきましょう。
【用意するもの】
✔ スポンジなど厚みがあり柔らかいもの
✔ (あれば)消しゴム
手順
- えんぴつはよく削って、先端を尖らせておきましょう。
- 穴を開けたい紙をスポンジの上にのせ、穴を開けたい位置に鉛筆を勢いをつけて刺します。この時、間違って指に刺さないように気を付けてくださいね。
- 穴が開いたら、紙をよく見て汚れがあれば消しゴムで消せば終わりです。
【穴あけパンチの代用品⑥】プラスドライバー
ふたを開けたり、DIYでもよく使われるプラスドライバーも穴あけパンチの代用品として使えます。
先端がやや尖っているので、千枚通しやキリまではいきませんが、紙くらいなら穴を開けられます。
【用意するもの】
✔ (あれば)下敷きになるゴムマットなど
✔ ペン
手順
- 穴を開けたい位置にペンで印をつけます。
- 下敷きの上に紙を置き、ドライバーを当てます。紙の端を少し持ち上げて、突き刺すように力をいれます。
- 穴が開いたら少しずつ紙を上げていき、ドライバーの中間くらいまできたら外します。穴が小さい場合は太いドライバーや箸で穴を広げていけばOKです。
ドライバーは細いものから太いものまで様々ですが、穴を開けるなら細いものの方が開けやすいです。
【穴あけパンチの代用品⑦】カッター
時間と手間はかかりますが、カッターでも穴あけパンチのような穴が開けられます。
そもそもカッターは紙を切るのに適した道具なので、「切りにくい」「開けづらい」という心配はありません。
ただ、重ねて何枚も開けるのは難しいので、1~3枚ずつ位にすると良いでしょう。
複数重ねて開けるときはクリップで留めて、ずれないようにしてくださいね。
【用意するもの】
✔ ゴムマットなどの下敷き
手順
- 紙を下敷きの上に置いたら、穴を開けたい位置に、カッターで小さく×印をつけます。
- ×を囲むようにカッターで円を描けば穴が開けられます。
注意点や代用品として向かないもの
「鉛筆や箸でも穴が開けられるなら、ボールペンやシャープペンも尖っているし穴が開けられるんじゃないか?」と考える人もいるかもしれません。
しかし、これら「ボールペン」「シャープペン」の2つはあまりおすすめできません。
というのも、ボールペンだと万が一紙に汚れが付いてしまった場合に落とせませんよね。
シャープペンだと針のように細すぎて、ファイルにはさめるほどの穴は開けられないのです。
それと、穴あけパンチの代用品で穴を開ける場合にはちょっとした注意点があります。
以下のポイントに気を付けてみてください。
注意点
①先端に気を付ける
千枚通しやキリはもちろん、鉛筆や箸も力を加えると凶器になり得ます。
特に鉛筆はよく削って尖らせていると簡単に刺さりますし、力を入れすぎると芯が折れて自分に飛んでくる可能性もあります。
また、誤って手や足に刺したり、人の方に向けて穴を開けることがないように気を付けましょう。
②すぐ穴が開かない場合は別の方法を試す
上の方法で穴を開けようとした時に、一度では開かない場合があるでしょう。
例えば、箸やドライバーは先端に丸みがあるものも多く、一度では貫通しないかもしれません。
そういう場合、何度も試すと紙がくしゃくしゃになってしまいますし、誤って破れる可能性もあります。
そのため、2、3回試して無理そうなら、別の代用品で開けるようにしてくださいね。
あくまで代用品なので、大切な紙は穴あけパンチで開けよう
上の方法は、あくまで穴あけパンチが無いときの代用品です。
そのため、穴は開けられますが、穴のサイズや位置がバラバラだったり…くしゃくしゃになってしまったり、破れてしまったり…というリスクがあります。
そのため、大切な書類や長期間保存しておきたい紙、誰かに見せる可能性のある紙などは、きちんと穴あけパンチで穴を開けた方が良いでしょう。
穴あけパンチは100円ショップでも販売されていますし、それほど高いものではありません。
まとめ
まとめ
✔ 穴あけパンチの代用品として、千枚通し、キリ、彫刻刀が有効。
✔ 穴あけパンチのようなキレイな穴は開けられないものの箸、鉛筆、プラスドライバーでも穴あけは可能。
✔ 手間はかかるがカッターでも穴は開けられる。
✔ 基本的に先端が尖っているもので穴を開けるので、自分の手や足に刺さないよう、人の方を向いて作業しないよう気を付ける。
✔ 穴が開かない場合、同じ方法を何度も試すより、別の代用品を使った方が紙が汚くならずに済む。
✔ 穴あけパンチの代用品で穴を開けるとくしゃくしゃになったり、破れる可能性も考えられるので、大切な紙や書類はきちんと穴あけパンチで穴を開けた方が良い。