ちょっとした贅沢としてや、正月などの人がたくさん集まる日の定番メニューでもあるすき焼き。
そんなすき焼きを美味しく作るためのすき焼き用鍋があります。
すき焼き用鍋を使うことで見た目もよく美味しく仕上がりますよね。
しかし、頻繁に食べることは少ないため、すき焼き用鍋を持っていなかったり、古くなってしまって破棄して手元にないこともあるのではないでしょうか?
すき焼き用鍋が見当たらない
必死で探してるけど見つからない何故!?
いくらなんでも他の場所に仕舞うワケないし、捨てたはずもない
いったい何処にいっちゃったんだろうそして、代わりに何を使えば良いんだろう
フライパン?
琺瑯鍋?
赤銅鍋?— 侍従 (@jijyuu) December 20, 2020
すき焼きしたいけど、すき焼き用鍋がないのですき煮( ˘ω˘ )
— ぴょんきち∞部長愛 (@5Suepyon3) March 21, 2018
そこで今回は、『すき焼き用鍋の代用品』をご紹介します。
お困りの際はぜひ参考にしてみてください!
目次
なぜ専用の鍋があるの?普通の鍋との違いは?
「そもそもなぜすき焼き専用の鍋があるの?普通の鍋と何が違うの?」と疑問を持つ人も多いと思います。
すき焼き用鍋は、すき焼きを美味しく作るために特化して作られたものですので、通常の鍋とは違う部分がいくつかあります。
通常の鍋とは違う点
- 鍋の形が違う
通常の鍋は水分が蒸発しにくいように深い作りになっていますが、すき焼き用鍋は反対に水分を蒸発しやすいそこが平面で浅い作りになっています。
すき焼きは水分が多いと水っぽくなってしまい、美味しさが半減してしまいます。そのため、余分な水分をしっかりと蒸発させる構造となっているのです。
- 食材への日の通り安さが違う
次に、すき焼き用鍋は水分が蒸発しやすい作りになっていると共に、お肉などの火が通りにくい食材に素早くしっかりと火が通るように熱伝導が高い素材が使われています。
すき焼き用鍋の代用品はこの5つがおすすめ!
【すき焼き用鍋の代用品①】フライパン
どこの家庭にもあり、すき焼き用鍋の代わりとして一番使いやすいのがフライパンです。
なるべく浅めのものを使うことで、すき焼き用鍋と同じように水分を蒸発しやすくすることができます。
また、取手が外れるタイプのフライパンを使用すると見た目もすき焼き用鍋に近くすることができます。
すき焼きの鍋無いからフライパンなんや😭
〆にうどん食べる#ざざみ飯テロ部 pic.twitter.com/DHLZRjSAxz— ざざみ (@zazzaberg) October 31, 2019
注意点としては、フライパンの種類によっては熱伝導が余り良くないものがあること。
【すき焼き用鍋の代用品②】ホーロー鍋
煮込み料理などに大活躍のホーロー鍋は冷めにくい作りになっているので、すき焼きが冷めずに最後まで美味しく食べることができます。
また、食材が鍋底にくっつきにくいので肉を焼いている際にくっついてボロボロになりにくいですし、火の通りが速いのでお肉が硬くなりにくいのもいいところです。
すき焼き風鍋にしてみた🤗ほんと1人用のホーロー鍋便利。 pic.twitter.com/oSeur1gZ58
— U'Ru(Ridill) (@marimo_vv) October 15, 2017
注意点としては、保湿性に優れているため蓋をしてしまうと水分が逃げてくれません。
すき焼きは余分な水分をしっかりと飛ばした方が美味しくなりますので、作る際はなるべく蓋をしないようにしましょう。
【すき焼き用鍋の代用品③】土鍋
寒い冬に重宝する土鍋は比較的安価で購入できるものも多く、1つ持っていれば長持ちする便利な鍋ですよね。
そんな土鍋もすき焼き用鍋の代用品としても活用できます。
土鍋ですき焼き#今日の鍋 pic.twitter.com/69vysJncPB
— ベック@ノブ (@beck07231) January 27, 2019
作り方などは普段のすき焼きと同じで問題はないのですが、気をつける点がいくつかあります。
まず、土鍋は食材がくっつきやすいためしっかりと油を敷き、馴染ませておく必要があります。
また、すき焼き用鍋と違い、底が丸く・深い作りになっていますので割り下を入れすぎてしまうと水分が蒸発しにくく、すき焼きではなくただの鍋になってしまいます。
【すき焼き用鍋の代用品④】ホットプレート
卓上で料理をする際に便利なホットプレートは大きくて浅いものが定番でしたが、今では少し底の深い作りになっているものも販売されています。
そちらは、すき焼き用鍋の代用品としてもかなり優秀です。
丸い鍋で作る必要はない
って言ってホットプレートですき焼き作ったうちのおなん最高 pic.twitter.com/scOKFSMGNY— つまさき (@tetumokusyo) December 16, 2018
火を使用しないため小さな子供がいても比較的安全に作ることができますし、電気でありながら火の通りも比較的良いものが多いためすき焼きを作る際にも使いやすいです。
見た目が可愛いものや小型のものもあるので少人数で食べる際やホームパーティをする際としても活躍してくれます。
しかし、電気コイル部分とプレートが一体型になっているものの場合、洗いにくくしっかり乾燥させないと故障してしまいます。
【すき焼き用鍋の代用品⑤】スキレット
スキレットはちょっとした焼き料理でもおしゃれに見せてくれる上に、食材を美味しく調理できることから人気の調理器具です。
鋳鉄製のずっしりと重いスキレットは熱を逃しにくく、熱伝導も良いためすき焼き用鍋の代わりにしても十分美味しいすき焼きを作ることができます。
大きさも小さいものから少し大きめのものまで様々あるので、1人すき焼きなども気軽に楽しむことができるので一人暮らしの人にもお勧めです。
スキレットすき焼き pic.twitter.com/wFxMDaLakQ
— jkumo(じぇいくも) (@jkumo) October 13, 2018
代用品を使用する時の注意点と対策
代用品に共通して気をつけなければいけない点がいくつかあります。
①水分が蒸発しにくい
まず、すき焼き用鍋に比べて水分が蒸発しにくいという点です。
余分な水分を飛ばすことで、味がぼやけずに美味しく作ることができるのがすき焼き用鍋のいいところですが、代用品のほとんどが高温で長い時間加熱しなければ水分がうまく蒸発してくれません。
そのため、すき焼き専用の鍋に比べると味がぼやけてしまいやすくなりますので、割下の濃さをいつもよりも少し濃い目に作るなどの工夫が必要になります。
②具材が硬くなりやすい
次に、加熱時間が長くなってしまうため、具材が硬くなりやすいという点です。
すき焼きのメインであるお肉は少時間加熱すると硬くなってしまいます。
「軽く火を通す程度にすればいいのでは?」と思う人も多いかもしれませんが、他の食材にしっかりと火が通るのを待っているだけでもお肉は硬くなってしまいます。
そのため、代用品を使用する際は煮込み時間のかかる根菜類などは、下茹でしておくなどして煮込み時間を短縮するようにしましょう。
煮込むだけのすき焼きならどんな鍋でも作れる!
ここまですき焼き用鍋の代用品をご紹介しましたが、実はどんな鍋でもできるすき焼きも存在します。
それは「煮込んで作るすき焼き」です。
すき焼き煮。日本人が大好きな鍋料理だね!じゃあ、なんですき焼き?語源は江戸時代。宗教上、獣の肉を禁じられてた時代に農具の鋤の上で焼いたのが、始まり。今じゃ世界中で食べられてるよね!上を向いて歩こう涙がこぼれ無いように!これもそうか? pic.twitter.com/CwUfy3smrj
— シェフ村上 (@chef_murakami) June 3, 2013
通常のすき焼きはお肉を焼いてから割り下などを入れていくものを想像する方が多いかもしれませんが、通常の鍋料理のように具材を煮込んで作るすき焼きを作るという方法があります。
この煮込んで作るすき焼きは、主に関東でよく作られる方法です。
まとめ
まとめ
✔ すき焼き用鍋は余分な水分を飛ばしてすき焼きを美味しく作れるようにできている。
✔ すき焼き用鍋は熱伝導が良いため肉が硬くなりにくい。
✔ 代用品としてフライパンが一番手軽に使うことができる。
✔ ホーロー鍋は食材がくっつきにくいので食材がボロボロになりにくい。
✔ ある程度の深さのあるホットプレートは火を使わない為安心して使える。
✔ スキレットを使うことで1人すき焼きも気軽にできる。
✔ ちょっとした対策をするだけで代用品でも美味しくすき焼きを作ることができる。
✔ 煮込むだけのすき焼きであればどんな鍋でも美味しく作ることができる。