【薄口醤油の代用品は濃口醤油で決まり!】白だし&めんつゆは代わりになる?徹底解説!

 

料理のレシピなどを見ていると、よく薄口醤油の表記を目にしませんか?

 

薄口醤油といわれても…濃口醤油はあっても薄口醤油がないってこと、よくありますよね。

 

カワルンちゃん
やばい!薄口醤油がない。どうしよう…

 

あまり馴染みのない薄口醤油、わざわざ大さじ1か2程度の量のために買うのも…という時、実は、家にあるアレで代用できちゃうんです。

 

今回は、『薄口醤油の代用品』についてご紹介します。

 

薄口醤油とは?濃口醤油との違いは?

 

薄口醤油とは、濃口醤油よりも色が薄く、香りや旨味などが控えめに作られている醤油のことをいいます。

 

ただし、色が薄いだけで減塩タイプではありません。薄口という表記でも、塩分までもが薄いわけではないので勘違いしないようにしましょう。

 

※薄口と表記すると塩分が薄いと勘違いする人もいることから、「淡口」(色が淡い)と表記されていることもあります。

 

また、薄口醤油は「薄い色合い」「控えめな味・香り」が特徴のため、食卓での「つけ」「かけ」には向かず、味が比較的あっさり目の調理用(吸い物・うどんつゆなど)に向いている醤油です。

 

濃口醤油との違いは、いろいろあります。

 

まず、濃口醤油の塩分は約16%と薄口醤油18%よりもやや低め。決して、濃口といっても濃厚ということではないので勘違いしないようにしてください。

 

数ある醤油の中、濃口醤油がもっともスタンダードな醤油になり、レシピなどに「醤油 大さじ1」と書かれている場合は、この濃口醤油のことを指しています。

 

そして、薄口が「つけ」「かけ」に向かないに対し、濃口は、「つけ」「かけ」に向いている醤油となります。

 

それだけでなく、すき焼きや煮物など煮込む料理に向いており、いろんな状況で使うことが可能です。

 

濃口醤油は、どんな状況にも対応できるオールマイティーな醤油となります。

 

薄口醤油の代用品は「濃口醤油」のみ!

 

薄口醤油は濃口醤油で代用可能です。

 

使うときは…

 薄口醤油 小さじ1 → 濃い口醤油 小さじ1/2 + 塩 少々(0.5g)

 薄口醤油 大さじ1 → 濃い口醤油 大さじ1/2 + 塩 小さじ1/4(1.5g)

 

といったように、濃口醤油を少し減らして塩分を足してあげればいいだけ。

 

簡単に薄口醤油を作ることができます。

 

残念ながら、薄口醤油の代用が効くのは濃口醤油のみ。

 

「たったこれだけ?」と思われるかとは思いますが、濃口醤油を常備していないというお宅も少ないでしょうし、仮に常備していないにしても、お弁当用などとして少量の濃口醤油が売っているので、買っても困るということはないと思われます。

 

 

カワルンちゃん
薄口醤油がないときは、ぜひこのように代用してみてください。

 

薄口醤油の代用に向かないもの

 

醤油は、醤油。醤油以外のもので代用するには、ちょっと無理があるかもしれません。

 

カワルンちゃん
代用できそうでありながら、やっぱり無理がある…そんなものをご紹介します!

 

①白だし

 

薄口醤油・白醤油にみりんやだしなどを加えたような調味料で、醤油というよりもめんつゆに近い調味料になります。

 

なんとなく、代用品として使えそうな気はしますが、醤油の他にだし汁やみりん、塩が含まれているので、全くの別物と考えます。

 

白だしで頑張って作ったとしても、醤油を使ったものとは別の味になってしまいますし、白だしに何かを加えたからといっても、薄口醤油の味にはなりません。

 

カワルンちゃん
それでも使いたい場合は、最初から醤油と同量入れるのではなく、味見を見ながら少しずつ加えていくようにしましょう。

 

 

②めんつゆ

 

めんつゆは、濃口醤油にみりん、砂糖、だしなどを加えて作られています。白だし同様に、薄口醤油の代用品として使うのは難しいでしょう。

 

もともと麺類に使うために作られたもので、色も濃い上にだしの香りも強く作られています。

 

「白だし」か「めんつゆ」、どちらが薄口醤油の代わりになるのか?と、問われれば、どちらかといえば、めんつゆの方が代わりになりますが、やはり味わいは異なるのでレシピ通りにはいきません。

 

カワルンちゃん
どうしても使いたい場合は、白だし同様に、最初から一気に入れるのではなく味見を見ながら少しずつ入れるようにするといいでしょう。

 

 

いろんな種類の醤油とその使い分け

 

 

醤油は、以下5つの種類に分類することができます。

 

☑ 白醤油

☑ 薄口(淡口)醤油

☑ 濃口醤油

☑ 再仕込み醤油

☑ たまり醤油

 

同じ醤油でも、似ているものから似ていないものまで、それぞれに特徴があります。

 

醤油を知って、使い分けるとより料理がおいしく、また、楽しく感じられるのではないでしょうか?

 

カワルンちゃん
ここからは薄口、濃口醤油意外の醤油とその使い分けについてご紹介します!

 

①白醤油

塩分は約18%と薄口醤油と同じぐらい。

 

ビールのような薄い色をした醤油で、料理に色を付けたくないようなときに用いられます。

 

独特の甘みと香りがあり、高級料理の隠し味や、卵焼き・お吸い物などに使われることが多い醤油です。

 

旨味やコクなども抑えてあるので、素材の味をそのまま活かせます。

 

②再仕込み醤油

塩分は約16%。

 

醤油の中でも、高価な醤油となります。

 

醤油を2度醸造するという製法のため、「再仕込み醤油」と呼ばれています。

 

色は濃く、どろりとした濃厚な味わいが特徴で、別名「甘露醤油」とも呼ばれています。再仕込み醤油は、加熱せずに「そのままの風味を味わう」という味わい方がお勧め。

 

調理には向かないので、刺身・寿司、冷ややっこなどでシンプルに味わいましょう。

 

③たまり醤油

塩分は18%と濃口と同程度。

 

中部地方で作られている醤油で、「強いとろみ」「深い風味と香り」「加熱すると美しい赤みを帯びる」という特徴を持ちます。

 

煮物など長時間煮込む料理には向きませんので、寿司や刺身・冷ややっこなどという「つけ」での食べ方をお勧めします。

 

また、加熱すると美しい赤みを帯びるという特徴から「つけ」以外にも、煎餅やあられ、うなぎや焼き鳥・照り焼きといった「つけて焼く」という料理にも向いています。

 

まとめ

まとめ

 

 薄口醤油とは色が薄い醤油のことで、濃口醤油とはいろいろな面で違うところがある。

 

 薄口醤油の代用品は、濃口醤油のみ。

 

 白だしやめんつゆは、薄口醤油の代用には向かない。

 

 いろんな種類の醤油とその使い分けには、以下のようなものがある。