中華料理の中でも春巻は自宅で作る人も多いのではないでしょうか?
しかし、春巻を作る際には皮を水溶き小麦粉、もしくは片栗粉でのり付けしなければなりませんよね。
そのため、いざ作り始めてから「小麦粉も片栗粉もきらしていた!」という場合に困ってしまいますよね。
そこで今回は、春巻きの水溶き小麦粉(片栗粉)の代用品をご紹介していきます。
いざという時はぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
春巻きのにのり付けは絶対必要?代用品を選ぶコツは?
春巻にのり付けが必要かというと、これは必要です。
春巻には具が固形であれば問題ないかもしれませんが、とろみのある具やチーズなど溶けやすい具は、のり付けしないと加熱中に皮が剥がれて中から出てきてしまいます。
そのため、春巻へはのり付けは必要になります。
また、代用品を選ぶ際には「しっかりくっつくこと」をポイントに選ぶ必要があります。
春巻の皮は薄いため、くっつけても破れにくい物が代用品に向いています。
もちろん春巻は食べ物で、すので「食べられる物」でつける必要もありますね。
春巻きの水溶き小麦粉(片栗粉)の代用品はこの4つがおすすめ!
それでは、小麦粉や片栗粉の代わりに使える代用品をご紹介します。
【春巻きの水溶き小麦粉(片栗粉)の代用品①】天ぷら粉(小麦粉を含む粉物)
小麦粉や片栗粉と同様に、粉ものの天ぷら粉は代用品として使うことができます。
天ぷら粉は調味料が配合されていて、さっくり仕上がるのが特徴なので、春巻もパリっと仕上がります。
ただ、天ぷら粉は粘り気があまりないので、水の量に気を付けましょう。
ちなみに天ぷら粉以外にも、コーンスターチ、米粉、お好み焼き粉などの小麦粉を含む粉ものでも代用可能です。
しかし、風味・味の変化等には注意が必要なので覚えておくようにしましょう。
準備するものや手順は全てほぼ同じですので、どれか常備しているものがあれば以下の方法で試してみてくださいね。
【用意するもの】
✔ 水
手順
- 天ぷら粉を水で溶いておきます。あまり水っぽいとくっつかない可能性があるので、水は少なめの方がよいでしょう。
- 具を春巻の皮で巻いたら、指で皮に薄く塗って貼り付けます。貼りつけた面は下にして馴染ませます。
- くっついたのを確認したら、貼りつけた面を下にして揚げればOKです。
【春巻きの水溶き小麦粉(片栗粉)の代用品②】卵白
粉もの以外でものりの代わりになるものがあります。それが卵白です。
卵白には適度に粘り気があり、食材なので口に入れても安心!それに味に特徴があるわけではないので春巻の邪魔をしません。
また、卵なので余った水溶き小麦粉や片栗粉のように活用方法が限られず、食材自体もムダにならないのでおすすめの方法です。
【用意するもの】
✔ 卵
✔ (あれば)ハケ
手順
- 卵を割ったら卵白だけ取り出し、小さめのボウルに入れます。
- 卵白を良く混ぜたら、春巻の皮にハケで適量塗ってすぐ貼りつけ、つけた面を下にしておきます。ハケがなければ指でもOK。
- 揚げるときはつけた面を下にして揚げます。きつね色になったら完成です。
【春巻きの水溶き小麦粉(片栗粉)の代用③】スパゲッティ
水溶き小麦粉や片栗粉、上の卵白などはのりのようにくっつけてとめる方法です。
しかし、中の具材が出ないようにする場合は、縫ってとめる方法もおすすめです。
それがスパゲッティでとめる方法です。スパゲッティは細長く固いので、春巻の皮のように薄いものなら簡単にとめることができます。
【用意するもの】
✔ スパゲッティ(乾麺)
手順
- 具を春巻の皮で巻いたら、適当な長さに折ったスパゲッティで針で縫うようにとめます。皮を破かないように気をつけてください。
- とめ終わったらきつね色になるまで揚げればOKです。
【春巻きの水溶き小麦粉(片栗粉)の代用品④】水
最後に水を使う方法ですが、ちょっと難しいのであまりおすすめはできません。
しかし、水だけでとめられないわけではありません。
それに上記の代用品がどれもない場合でも、水ならどの家庭にもありますし、ほかに選択肢がない場合は試してみると良いでしょう。
コツは「少しずつつける」ことです。
【用意するもの】
✔ 水
手順
- 具を春巻の皮で巻いたら、水を指でちょんちょんとつけてしっかり貼り付けます。貼りつけた面を下にしてしばらく馴染ませます。
- くっついたことを確認したら、つけた面を下にして揚げればOKです。
注意点や代用品として向かないもの
春巻の皮を巻いてのり付けする時、代用品を使う場合はちょっとした注意点があるので覚えておきましょう。
①付けすぎない
春巻の皮は薄く、水分が多いとふやけて破れやすくなってしまいます。
特に卵白や水を使う場合、「くっつかないかも?」と思って多めに塗ってしまう人は多いと思います。
しかし、たくさん塗ったからといってくっつくわけではありません。逆にせっかくの春巻が台無しになってしまいかねないので、付けすぎには注意するようにしましょう。
また、天ぷら粉もさっくり仕上がるといっても塗りすぎると食感が悪くなります。
②塗ったらすぐに貼りつける
次に、のりを塗ったらすぐに貼りつけるようにしてください。春巻の皮は薄く、餃子の皮のように粉がついていません。
さらさらでやや乾燥しているので、塗ったあとにすぐ巻きつけないと乾燥してしまいます。
③巻いた面を下にしておく
最後に、のり付けしたらその面は下にしておいておきます。
こうすることで具が重石となって、皮とのりが馴染んで剥がれにくくなるのです。
くっついたように見えても、油で揚げている途中で剥がれてしまうことがあります。
まとめ
まとめ
✔ 具材が出てこないためにのり付けは必要!
✔ 同じ粉ものの、天ぷら粉、コーンスターチ、米粉、お好み焼き粉などで代用できる。
✔ 卵白は適度に粘り気があり、余っても活用できるのでおすすめ。
✔ スパゲッティを折って縫うようにとめるのもおすすめ。
✔ 水だけでもつけられるが、剥がれやすかったり破れるリスクがある。
✔ くっつけるときは「付けすぎない」「時間をおかない」「巻き終わりは下」の3点に気を付ける。