ゼリー作りに欠かせない「ゼラチン」。
お菓子作りをする人なら、一度は使ったことがあるのではないでしょうか?
ゼラチンをジュースに溶かして固めれば、簡単に手作りゼリーが作れますし、ババロアなどのプルプルでかわいらしいお菓子も作れますよね。
しかし、作ろうと思った時に限って「家にない」「賞味期限が切れていた」ということもあるでしょう。
また、たまたまお店に売っていなくて、作るのを断念してしまうこともあるかもしれません。
そんなときは、ゼラチンの代替品を使ってみてはいかがでしょうか?
今回は、困ったときに役立つ『ゼラチンのおすすめの代用品』についてご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください!
目次
ゼラチンはなにから作られている?特徴や効果を紹介
ゼラチンは、ゼリーに使われる材料ということは広く知られていますが、なにから作られているかご存知でしょうか?
実はゼラチンは、動物の骨や皮膚に熱を加えて抽出した成分で、主な成分はたんぱく質なのです。
プルプルのゼリーが動物の骨や皮膚が原料とは驚きですよね。
また、動物の骨や皮膚にはコラーゲンが含まれるため、ゼラチンにもコラーゲンが入っています。
コラーゲンはご存知の通り、プルプルの美肌を作れる食材として注目されています。
ゼラチンの代用品はこの5つがおすすめ!
【ゼラチンの代用品①】マシュマロ
甘くてふわふわの食感の「マシュマロ」。
そのまま食べても焼いても美味しいおやつですが、溶かせばゼラチンの代用品としても活躍します。
卵プリンとミルクプリン🍮💕
家にずーと誰も手を
つけなかったマシュマロさん。笑そのまま食べても
あんまりなので(笑)、砂糖とゼラチンの代わりに
マシュマロを代用してプリンに♪◎材料たったの3つで出来上がり😋 pic.twitter.com/tq89iOZvTq
— あいちゃん (@aichan_n3n) 2017年3月15日
溶かし方
- 溶かしたい液体や飲み物を鍋などに入れて温め、洗ったマシュマロを加えます。
(※仕上がりに影響が出るため、溶かす前にマシュマロについた粉は水で洗い流しましょう) - よくかき混ぜて容器に入れ、粗熱を取ったら冷蔵庫で冷やせばゼリーの完成です。
マシュマロには砂糖が入っているため、砂糖を入れる場合は控えめにした方が良いでしょう。
【ゼラチンの代用品②】アガー
ゼラチンと同じようにゼリーに使われる「アガー」。お菓子作りをする人なら聞いたことがあるかもしれませんね。
アガーとは粉状の食品凝固剤で、海藻が原料となっていますが、こちらも問題なくゼラチンの代用品におすすめです。
混ぜて入れるだけの簡単パンナコッタ\\ ٩( 'ω' )و //✧
ゼラチン切らしてアガーで代用。同量だと入れ過ぎだといま知る← pic.twitter.com/b0blKoboHo— yuhi (@yuhirocket) 2016年7月23日
ゼラチンとの違いは、原材料だけでなく、固めた時の仕上がりにもあります。
アガーを使った場合は・・・
✔ 透明度が高いため、中に入れたフルーツなどがきれいに見える
✔ 少し固めで光沢があり、味がしない
✔ 無味無臭なので、他の材料の味を邪魔しない
以上のようにたくさんのメリットがありますが、アガーは30度くらいで固まってしまうという難点もあります。
砂糖を加えるときは、アガーと砂糖を合わせておき、熱湯を加えて混ぜながら一気に溶かすようにしましょう。
【ゼラチンの代用品③】寒天
あんみつやジュレの材料として使われる「寒天」。
つるっとした質感に仕上がり、ゼラチンの代用に向いています。
簡単に作れてヘルシー!
ゼラチンの代わりに寒天を使用しました!今晩は冷やして明日食べます🍽
マッシュ少しづつ復活中🍄#お菓子作りが好きな人と繋がりたい #お菓子作り好きな人と繋がりたい pic.twitter.com/KUPjcauDGP
— マッシュ←雪国の美食家 (@gyu2howaiton6) 2019年4月20日
ゼラチンは動物の皮膚や骨から作られているのに対し、寒天はテングサやオゴノリという海藻から作られています。
食物繊維が豊富に作られているため、便秘の解消にも役立ちます。
しかし、寒天はゼラチンと比べて硬めに仕上がるため、食感の違いがあるかもしれません。
また、何も加えなくても少し濁った色合いなので、フルーツなどを加えても透明感がないところがマイナスポイントですね。
【ゼラチンの代用品④】片栗粉
料理のとろみづけや揚げ衣などに使われる「片栗粉」。
水に溶かして冷やすと固まるため、ゼラチンの代わりに使用できます。
子供達に作った!
特製ミルクプリン٩(๑ơ ڡơ๑)۶♥
ゼラチンの代わりに片栗粉使ったから
モチモチしてる(*´˘`*)
甘さ控えめでチョコレートソースかけたらなかなか美味しかった! pic.twitter.com/llsBdRMqbX— 淋 駿也 (@inanoyakara) 2016年6月21日
ゼラチンと違う点は、少しもちもちとした食感になるところです。
そのため、フルーツを使うゼリーなど、さっぱり系のレシピには向きません。
プリンや和菓子系のゼリーレシピの代用に使うと良いでしょう。
片栗粉は身近な粉類なので、常備している家庭もあるかもしれませんね。
【ゼラチンの代用品⑤】葛粉
葛もちや葛きりに使われる「葛粉」。
どちらもぷにゅっとした口当たりが特徴の夏の和菓子です。
ゼラチンの代用にすると少しモチっとした食感になりますが、クセのない味なので、さまざまな料理、お菓子に代用できます。
「完熟トマトのブラマンジェ」
ゼラチンの代わりに葛粉を使ったひと品。 完熟トマトの凛とした酸味と柔らかな甘みが活きた、甘くないブラマンジェ。 東中野・リエーブル http://t.co/zmORD0bbCz pic.twitter.com/bor1nyRqYd— 野村弘季 (@hirokiatarashi) 2013年9月19日
そもそも葛(くず)とはクズという多年草の植物で、根のでんぷん精製したのが葛粉です。
板ゼラチンと粉ゼラチンは何が違うの?
ここまでゼラチンの代用品を紹介してきましたが、参考になるものは見つかりましたか?
レシピによって異なりますが、「板ゼラチン」「粉ゼラチン」のように指示されていることもあります。
では、板ゼラチンは粉ゼラチンで代用できるのか、その逆はどうなのか気になりますよね。
名前は違いますが・・・
「板ゼラチンは粉ゼラチンで代用できますし、粉ゼラチンを板ゼラチンで代用することもできます。」
どちらも成分は同じで、形状が異なるだけなので、同じ量を置き換えてもOKです。
ただし、粉ゼラチンは水に溶かして水ごと使うのに対し、板ゼラチンは水でふやかして水は捨てます。
そのため、厳密に同じ分量を用意するのは難しいでしょう。
また、板ゼラチンのほうが口当たりが滑らかになるため、仕上がりに少し影響が出ます。
とはいえ、代用としては使いやすい材料なので、どちらかがない場合はお互いに代用しても良いでしょう。
まとめ
まとめ
✔ ゼラチンは動物の皮膚や骨から作られたもので、食用、医療用、化粧品などさまざまな分野で使われている。
✔ コラーゲンが含まれていて、美肌効果が期待できる。
✔ ゼラチンの代用には、以下の5つがおすすめ。
【マシュマロ、アガー、寒天、片栗粉、葛粉】
✔ 板ゼラチンと粉ゼラチンの形状は異なりますが同じ成分なので、お互いに代用が可能。ただし、板ゼラチンのほうが口上がりが滑らかでふやかし方が違うため、分量に気をつけて使うと良い。