カレーやタンドリーチキンなど日本人も大好きなインド料理には欠かせないスパイスの1つです。
そんなガラムマサラは今ではほとんどのスーパーなどで購入することが可能ですが、もちろんない店舗も少なからずあります。
特にコンビニなどに置いているお店はほとんどありません。
そのため、急に必要になった時や買い忘れた時にすぐ買いに行ける場所にない可能性があります。
そこで今回は、困ったときに役立つ『ガラムマサラの代用品』についてご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください!
目次
ガラムマサラとは?特徴について
(ガラムマサラ 出典:Wikipedia)
ガラムマサラは様々なスパイスを調合したている「ミックススパイス」のことです。
大まかに入っているスパイスは決まっているものの、このスパイスを調合する比率や種類には決まりがなく、少ないものだと3〜4種類ほどであったり多いもので10種類前後調合されていたり…と、メーカーによって全く違います。
そのため、辛味だけで香りがあまりないものもあれば香りは強いが、辛味があまりないものもあります。
そのため安いからなどの理由で適当に購入してしまうと思っていたものと違う…ということになりかねません。
ガラムマサラの代用品はこの5つがおすすめ!
ガラムマサラは用途によって入っているスパイスを選ぶ必要があるということが変わりました。
しかし、もし家にガラムマサラがないときに代用できるものはあるのか気になると思います。
【ガラムマサラの代用品①】チリパウダー(カイエンペッパー)
チリパウダーは市販されているガラムマサラにも入っていることの多いスパイスの1つです。
唐辛子を乾燥させ粉末状にしたものでこれはその名の通り辛味をつけるためのスパイスなので、本格的な辛いカレーを作りたいときなどにガラムマサラがない場合の代用品として活躍してくれます。
また、チリパウダーと書かれて販売されているものの中には唐辛子の他にオレガノやクミンなどのハーブやスパイスが混ざっているものもありますので辛味とともに香りも欲しいという場合はハーブなどの混ざったチリパウダーがオススメです。
【ガラムマサラの代用品②】クミン
こちらもガラムマサラに入ってるスパイスの1つです。
また、カレー粉にもよく含まれているものなので知っている人も多いのではないでしょうか。
クミンは香りが強く、辛味と多少の苦味があるスパイスです。
そのため辛味を出しながらも香り付をしたい場合にはオススメのものです。
しかし、クミンを単体で使うとなるとその独特の香りと苦味が目立ってしまい、まるで薬草を食べているような気分になる可能性があります。
そのため、カレーなどのいくつかスパイスの入ったものにガラムマサラの代わりとして入れるのではなく、何かに単体でかけて食べる…という方法はお勧めしません。
【ガラムマサラの代用品③】一味唐辛子、七味唐辛子
辛味だけ足したいという場合は一味唐辛子や七味唐辛子でも代用することができます。
一味唐辛子は唐辛子のみが入ったものなのでチリパウダーとも酷似しています。
七味唐辛子は唐辛子の他にゴマや山椒の実なども入っているため一味唐辛子よりも香りがあります。
しかし、ガラムマサラとは違い強い香りを持ったスパイスが入っているわけではないので香りを求める場合にはお勧めできません。
【ガラムマサラの代用品④】ローリエ
爽やかな香りを付け足したい場合にはローリエが代用品としてお勧めです。
ローリエは香りが強く臭みを消してくれる効果もあるので煮込み料理はもちろんのこと、スープのベースを作るときなどにも活躍してくれます。
しかし、ローリエは長時間煮込むと苦味が出てしまいせっかくの料理の味を台無しにしてしまう可能性があります。
【ガラムマサラの代用品⑤】カレー粉
スパイスなんだからカレー粉でもいいのでは?と思う人も多いはず。
カレー粉にはガラムマサラと同じように様々なスパイスが入っていますし、そのスパイスの種類もガラムマサラに入っているものが多く使われています。
そのため代用品として使うことが可能ではあります。
しかし、ガラムマサラと違ってカレー粉は香りと辛味だけではなく、しっかりとカレーの味もついてしまうのが難点ではあります。
そのため、カレーやタンドリーチキンを作る際には有効と言えますが、カレー味でないものを作る場合にはあまりお勧めできません。
ガラムマサラの代用品に向いていないもの
代用品として使えるものをいくつかご紹介しましたが、反対にここでは代用品として向いていないものもいくつかご紹介しますので参考にしてみてください。
①タバスコ
辛味を与えてくれるものではありますが、カレーなどの味の濃いものには負けてしまいます。
さらに、強い香りがあるわけではないのでスパイスの豊かな香りを再現したい場合にはあまりお勧めできません。
しかし、ガラムマサラのスパイス感が苦手だけど辛味は少し欲しいという人は少し面倒ではありますが、カレーなど1口分スプーンなどにとってその上にかけて食べることで辛味を足すことができます。
②ラー油
唐辛子の入ったラー油は中華料理には欠かせないものだと思います。
しかし、ラー油はごま油を使っているものなのでごま油の香りがとても強く、食材の味と香りを完全に変えてしまう恐れがあるのでお勧めできません。
③バジル
香りがあるバジルはパスタなど洋食に使うことが多いので、ガラムマサラに比べて家庭にある人も多いハーブではないでしょうか。
しかし、ガラムマサラの代用品になるかというとそうではありません。
バジルは香りが強いものではあるものの、濃い味のものに混ぜるとせっかくの香りが消えてしまいます。
④胡椒
市販されているガラムマサラの中には胡椒を含んでいるものもあります。
胡椒はピリッとした辛味が特徴で和食から洋食、中華まで幅広く使われています。
ガラムマサラの中に入っている場合があるとはいえ、香りや辛味などを胡椒単品で表現するのはとても難しいので、ガラムマサラの代用品としては難しいです。
まとめ
まとめ
✔ ガラムマサラは複数のスパイスによって作られている。
✔ スパイスの種類と配分には決まりがないので商品によって味が違う。
✔ ガラムマサラの代用品は以下の5つがおすすめ。
【チリパウダー(カイエンペッパー)・クミン・一味唐辛子、七味唐辛子・ローリエ・カレー粉】
✔ ガラムマサラに使われることのあるスパイス単品でも代用できる。
✔ カレー粉は代用として可能だが、すべての料理がカレーの味になってしまう。
✔ 辛味や香りがあっても作り方や材料で代用品に向かないものもある。
✔ ガラムマサラの代用品に向かないものの例は以下の通りである。
【タバスコ・ラー油・バジル・コショウ】