いろいろな場面で活躍してくれるロウソク。
キャンプでの虫除けとして使ったり、災害時の灯りとしても大活躍してくれます。
そんなロウソクを使っていて、真ん中の芯だけが焼けてなくなってしまったり、折れてしまい、次に使う時に火をつけることが出来なくなることってよくありますよね。
また、アロマキャンドルを手作りする際に「芯を買い忘れた…!」とお困りの方もいらっしゃるでしょう。
そんな時、家にあるものや身近なものでロウソク芯を作ることができれば便利ですよね。
今回は、困ったときに役立つ『ロウソク芯の代用品』をご紹介します。
お困りの際はぜひ今回ご紹介する代用品をお試しください!
目次
ロウソク芯の代用品はこの5つがおすすめ!
【ロウソク芯の代用品①】ティッシュ
どこの家庭にでもあるティッシュを使えば簡単にろうそく芯の代用品を作ることができます。
使用する際はそのままではなく、細くこより状にしてから使用します。
固形状のろうそくの場合、そのままでは固くてティッシュを差し込む事ができません。
そのため、ろうそく芯があった場所を少し加熱してロウが液状になったところに、こよりにしたティッシュを立てるようにして固定し、再びロウが固まるまで待つと簡易ろうそく芯になってくれます。
長さは、使用するろうそくの大きさによって異なりますが、ろうそくから2cmほど飛び出るような長さにしておくことで火もつけやすくなります。
キャンドルナイツ。
ローソクの芯が折れてて使い物にならなかったので、ティッシュで作ったコヨリで代用。 pic.twitter.com/8eHEOOrloc— tonberipanda (@tonberipanda) August 29, 2015
注意点としては、こよりをしっかりとしておかないとろうそくに刺した時にロウを吸い込んでティッシュが広がってしまいます。そのため、千切れない程度に固くこよりにするようにしてください。
【ロウソク芯の代用品②】麻紐
麻紐は100均でも購入できる上に1つ購入すればかなり量がありますよね。
そのため、買ったはいいものの使い道がなく家で眠ってしまっている人も多いのではないでしょうか。
そんな時はろうそく芯として活用することで、普段とはまた違ったろうそくにすることができ、インテリアとしてもより一層おしゃれになります。
下手なロウソク芯より、明るく燃える麻紐。 pic.twitter.com/d9UpwIZ7Ol
— 霹靂火 雷公@羅盤舎BOOTH店 (@HEKIREKIKA_R) October 12, 2014
使用する際は、ろうそく芯を刺したい場所を加熱して溶かしておき、麻紐が曲がってしまわないようにゆっくりと差し込んで固めます。
溶かした状態で刺すことで、刺しやすくなる上に液状になったロウを麻紐が吸ってくれるので、火をつけた際に麻紐だけが燃えてなくなることなく、使用できます。
麻紐をろうそく芯の代用品として使用する際の注意点としては、「煙がかなり出てきてしまう」という点です。
通常のろうそくでも煙は出るのですが、麻紐は植物の茎や表皮を乾燥させており、バーベキューや焚火をした時のような黒い煙が出てきてしまいます。
火をつけずにインテリアとして麻紐をろうそく芯にするのであれば問題はないですが、この黒い煙が出る状態で、屋内で使用すると部屋や壁が黒くなってしまいます。
【ロウソク芯の代用品③】凧糸
凧糸はしっかりとしていて千切れにくいので、焼き豚などを作るための料理用として持っている人もいるのではないでしょうか。
そんな凧糸はろうそく芯の代用品としても活用する事ができるのでお勧めです。
100均などでも気軽に購入する事ができるので高いものを購入するのはちょっと…という人でも安心して使用できると思います。
使用する際は、ろうそく芯を刺したい場所を加熱して溶かしてから、ゆっくりと凧糸が曲がったり束になってしまわないように注意しながら差し込み、ロウが固まるまで待つだけです。
凧糸はしっかりとしているものの、糸であることには変わりがないため、どうしても曲がってしまったり、真っ直ぐに刺すのは難しくなってしまいます。
そのため、使用する際は芯を差す場所をなるべく大きめに、深く溶かしておくことで凧糸が刺しやすくなり、曲がってしまうのを防いでくれます。
昔、米村でんじろう先生がやってた実験を再現してやってみた。普通だったら捨てる固めた食用油に凧糸を差すと立派なロウソクになる。 pic.twitter.com/2USQHu4eWe
— 芙蓉の峰 (@tashiro311hirok) June 9, 2014
凧糸を使用する際の注意点としては、ロウが染み込みにくいため、火が消えてしまいやすかったり、火がついても不安定で小さな火になってしまう可能性があります。
そのため、大きなろうそくに使用すると物足りなさを感じてしまうかもしれません。
【ロウソク芯の代用品④】和紙
和紙は、ろうそく芯としても実際に使用されているため、代用品としても十分に活用することができます。
和紙をろうそく芯として使用する際は細く切った和紙をこより状にしてから使用します。
ろうそく芯を刺す場所はあらかじめ加熱して周囲のロウを液状にしておいてください。ろうそくから2cmほど和紙が飛び出るように差し込み、しっかりとロウが固まるまで待ちます。
和紙は意外に丈夫なので少々力強くこよりにしても破れにくいため、こよりを作るのがあまり得意ではない、やった事がないという人でもやりやすいのではないでしょうか。
また、紙なのでロウが染み込みやすく、ろうそくの火も安定しやすいのが良いところです。
和ロウソクは芯が和紙と井草でできているそう。蝋はトチの木が原料になるらしく、まさに全て国産。ススがでないし、明るいのでなかなかよかったです。
— Rumisan (@ru0617) June 19, 2011
和紙を使用する際の注意点としては、100均などでも購入できるものの純粋な和紙ではないため、破れやすい可能性があります。
【ロウソク芯の代用品⑤】毛糸
毛糸は販売されているところも多く、値段も比較的安価手に入れることができますし、1玉で結構な量があるため万が一失敗しても何度でもやり直しができるのも良いところです。
毛糸を使用する際は、特に種類に制限はないもののなるべく頑丈でしっかりとしたものを選ぶと火が安定しやすい上にろうそくに刺す際にも扱いやすくなるのでお勧めです。
持っている毛糸が柔らかいものしかない場合は、こよりを作るようにしてあげることで密度が高くなりしっかりしてくれるので扱いやすくなります。
毛糸を使用する際は、毛糸の種類によっては燃えやすいため、火が強くなってしまう場合があります。
また、化学繊維多くを含んだ毛糸は黒い煙が出てしまったり、気分が悪くなってしまう可能性があります。
なくなったろうそく芯は復活させる事ができる!
代用品を利用する理由の中で「使用中に芯だけが燃えてなくなってしまった」「使おうとしたら芯がポキッと折れてしまった」というものが多いと思います。
もちろん紹介した代用品を使うことで簡単に火を灯すこともできますが、芯が少しでもろうそくの中に残っているのであれば、代用品を使わなくてもろうそくに火をつける方法があります。
【用意するもの】
✔ ライターやチャッカマン
✔ 爪楊枝
✔ ロウを貯める小皿
手順
- 芯が入っている周辺のロウをライターなどで温めて溶かします。
- 溶けて液状になったロウを別容器に移します。
- 糸の周りについた余分なロウを爪楊枝で削りましょう。
中に埋まっていた芯を出すことができるので、代用品を使わなくてもろうそくに火をつけることができるようになります。
この方法ができるものの条件として・・・
- 芯が中に残っている(埋まっている)
- 芯の長さがある程度残っている
というのが大切になってきます。
芯がロウの中に残っていなければどれだけ溶かしても意味がありませんし、仮に芯が残っていたとしても短ければその芯がなくなれば再び使えなくなってしまいます。
まとめ
まとめ
✔ ティッシュは手軽で誰でも代用品として活用しやすい。
✔ 麻紐は黒い煙が出るので屋外での使用がお勧め。
✔ 凧糸はロウが染み込みにくいので火が安定しない場合がある。
✔ 和蝋燭でも使用される和紙は丈夫で芯に使いやすい。
✔ 毛糸を芯として使用する場合はウールがお勧め。
✔ ろうそくの中に芯が残っている場合は復活させることができる。