車を洗う際に使用される「カーシャンプー」。
自慢の車を綺麗に保つために欠かせない洗車道具ですよね
そんなカーシャンプーですが、車を隅々まで洗いたい時に「カーシャンプーを切らしていてない!」なんてこともあります。そんな時って困りますよね。
洗車中にカーシャンプー切れたぁああああ!?
— にっしぃ (@gojaruwww) August 22, 2014
そういやカーシャンプーが切れてしまったところで次をどうしようか思案中。
どなたかオススメシャンプー教えてくれないかしら(´ω`)— ナウ@盆地 (@_tenpurasoba_) June 26, 2016
そこで今回は、困ったときに役立つ『カーシャンプーの代用品』についてご紹介します。
目次
カーシャンプーとは?生活用品洗剤とどう違う?
カーシャンプーの主成分は、「界面活性剤」です。
そのため、同じく界面活性剤を使用している食器用洗剤と主成分は同じですので代用できないというわけではありません。
しかし、カーシャンプーにはこのほかにも防錆剤などが入っており、車を長く維持できるように作られています。
もちろん食器用洗剤には防錆剤は含まれていませんので、あくまで汚れを落とすという目的でのみ使用可能。プラスαの効果は無いことに留意しましょう。
また、カーシャンプーには、「ノーコンパウンドタイプ」「コンパウンドタイプ」「コーティング効果のあるもの」があり、その中には中性、酸性のものがあります。
カーシャンプーの代用品は「食器用洗剤」がおすすめ!
車全体を簡単に洗いたい場合には、食器用洗剤などの中性洗剤がおすすめです。
カーシャンプーきらしてたから、近くのスーパーにあったこれで代用
約2ヶ月分の汚れがしっかり落ちた pic.twitter.com/kzgJOEdhEx
— らくすけ (@Rakusuke0529) February 3, 2018
カーシャンプーいらないレベルで食器用洗剤つよすぎた。 pic.twitter.com/gTDgkhrNTD
— せいや💩 (@jzx100seiya) March 11, 2018
食器用の中性洗剤は食器についた油汚れを落とすこともできるので、車についた排気ガスの油汚れや砂埃なども簡単に落とすことができます。
【用意するもの】
✔ 水
✔ バケツ
✔ スポンジ
✔ 中性洗剤
手順
- 中性洗剤をバケツに入れます。
- バケツに水を入れます。(中性洗剤は希釈率500倍ほどに薄めて使用します)
- スポンジで車を洗います。
- 車に水をかけて洗剤をしっかりと落としましょう。
洗剤の成分が車の表面に残っていると、錆やシミの原因になることもあるので、車についた洗剤を落とす時にはぬめりを感じなくなるまでしっかりと水で洗い流しましょう。
また、窓ガラスのシール材やタイヤが経年劣化している場合、中性洗剤を使って洗うと必要な油分まで落としてしまいダメージを与えてしまうこともあるので作業はスピードを意識して行いましょう。
窓ガラスの水垢には「お酢」がおすすめ!
通常、窓ガラスの水垢落としにはガラスクリーナーなどを使用します。
しかし、スプレー缶のものなどは中身は見れないため、残量がわかりにくく使う時にな中身がないということもありがちです。
そんな時にはお酢で代用するのがおすすめです。
#車 の窓の砂埃+水垢、お酢で落とす方法がほんとにオススメ!
キッチンペーパーの上からお酢を霧吹きしてパックすれば、あとは新聞紙で拭くだけで跡も残らない!!
家にあるものだけでできるからすごいよね😳#車好き #掃除 #ライフハック pic.twitter.com/fdL6PEx43y— YOURMYSTAR STYLE (@_RELIVERS_) March 13, 2019
車の窓ガラスなどに発生する水垢の成分は、雨水などに含まれているミネラルが乾燥したものです。
ミネラルは基本アルカリ性のものなので酸性であるお酢中和することで落とすことができます。
【用意するもの】
✔ 雑巾
✔ お酢
✔ 水
✔ キッチンペーパー
手順
- お酢をキッチンペーパーに含ませて汚れの気になる部分に湿布するように貼って数分待ちます。
- そのままお酢を含ませたキッチンペーパーで汚れ部分を拭きます。
- 汚れが取れたら水にぬらした雑巾で汚れ部分をしっかりと拭いてお酢の成分を落とします。
- 最後に雑巾で乾拭きをして車に付着した水分を拭き取ります。
カーシャンプーの代用品を使用する際の注意点
カーシャンプーの代用品を使用する際にはいくつか注意点があります。
①長期間の使用は避ける
前述でも説明した通り、カーシャンプーには汚れを落とす界面活性剤だけではなく車の塗装などを保護する働きのある成分も一緒に含まれています。
代用品は本来洗車以外の用途で使われるために作られたものですので、あくまで汚れを落とすだけで塗装の保護などはできません。
そのため、長期間使用し続けているとカーシャンプーによる保護効果が得られず、車の塗装やゴム部分などの劣化が激しくなる可能性があります。
②代用品はしっかりと水で落とす
中性洗剤やお酢の成分が車に残っていると錆の原因になります。
そのため、使用後はしっかりと水拭きをしたり、水で洗い流すなどして洗剤の成分を車に残さないようにしましょう。
カーシャンプーの代用品に向かないもの
こちらでは車の汚れを落とす際に一見使用できそうだけども実は向いていないものをご紹介します。
①メラミンスポンジ
車の洗車では水垢落としで、よくコンパウンドという研磨剤が使用されます。
コンパウンドはスポンジに付けて車の表面を削り滑らかにすることで車の傷を目立たなくしたり、水垢を削り取る役割があります。
表面を削るだけならコンパウンドの代わりにメラミンスポンジを使用してみてはどうだろうと思う方も多いです。
しかし、メラミンスポンジは実はかなり目が粗く車に使用すると水垢どころか塗装まで剥がしてしまいかえって悪目立ちしてしまう場合もあります。
車のドアより下のコテコテ汚れが水で落ちないから激落ち君で擦ったら塗装が まだら になった(・∇・)
メラミンスポンジで塗装面擦りはやってはダメよ— IRONKING@舞鶴 (@IRONKINGmaizuru) February 24, 2020
カーシャンプーでもコンパウンドが含まれているものがありますが、粒子はかなり細かくなっています。
②柑橘系を使用した中性洗剤
食器用などの中性洗剤はカーシャンプーの代用品として使用できますが、柑橘系の成分や香料を配合したものは使用を避けるようにしましょう。
柑橘系の洗剤は植物性の酸が配合されていますので、洗車に使用するとアルミ製のパーツを溶かし、シミの原因になることもあります。
まとめ
まとめ
✔ カーシャンプーには車の塗装を保護する成分も含まれている。
✔ 代用品はあくまで汚れを落とすだけで塗装などの保護はできない。
✔ 代用品は落としたい汚れの性質で選ぶ。
✔ 中性洗剤は油汚れや砂埃に有効。簡単な洗車に向いている。
✔ お酢は水垢などアルカリ性の汚れに有効。窓ガラスの洗浄に向いている。
✔ 代用品の長期間の使用は避ける。
✔ 代用品の使用後はしっかりと水で洗い流す。
✔ メラミンスポンジや柑橘系の洗剤は使用を避ける。