赤ちゃんのあせもやおむつかぶれ対策に昔から使われている「ベビーパウダー」。
最近ではフェイスパウダーやおしろいの代わりに使われるなど、大人の女性にも人気です。
そんな便利なベビーパウダーですが、突然あせもができたり肌荒れが起こった場合、家になくて困ることもあると思います。
なんか今日手汗すごい…ベビーパウダーなんて家にないからどうしよう
— 理柚 (@_riyuuu_) July 12, 2020
ってか…引越してから家にベビーパウダーがないΣ(゚д゚;)
— かずみ (@claricexxxdale) January 25, 2016
そんな時は家にある身近なもので代用できたら便利ですよね。
そこで今回は、『ベビーパウダーのオススメ代用品』をご紹介していきます。お困りの際はぜひ参考にしてみてください!
目次
ベビーパウダーは何からできている?その効果は?
ベビーパウダーは大まかに言うと、以下の2つから作られています。
ベビーパウダーの成分
- コーンスターチ
とうもろこし由来のデンプンを原料とした粉。消炎作用や抗菌作用、鎮静作用をもち、皮膚を柔らかくするはたらきがある。また、吸水性が高く、汗や皮脂をよく吸収するが、乾燥しすぎると吸った水分を放出する性質があり、皮膚の湿度を適度に保ってくれる。
- 滑石(タルク)
タルクという鉱物を細かく削ったもので、肌への吸着性に優れている。そのため、アイシャドウやファンデーションなどの化粧水にも含まれる。肌の表面をサラサラに保つため、摩擦を軽減する。
あせもやかぶれは、皮膚や服と擦れると刺激によって痒みや痛みが増してしまいます。
ベビーパウダーの代用品はこの5つがおすすめ!
お菓子作りに使うコーンスターチがベビーパウダーの原材料だなんて、なかなか意外ですよね。
しかし、実は代用品はコーンスターチだけではありません。
植物性のデンプンであれば、上に挙げたように吸湿性・保湿性に優れ、パウダリー化粧品の原材料として大活躍なのです!
そこで代用品を選ぶポイントは以下の3点。
- 植物性のデンプンが含まれている。
- 赤ちゃんの敏感なお肌でも安心。
- 誤って口に入れても大丈夫。
【ベビーパウダーの代用品①】コーンスターチ
ベビーパウダーの原材料として使われているコーンスターチですが、お菓子作りをされる方はキッチンに常備されているかもしれません。
そのままコーンスターチをベビーパウダーの代用品として使用することができます。
汗疹予防に母がベビーパウダー代わりにコーンスターチつけてた。成分がほぼ一緒らしい。
Chefフードトラック🎬のワンシーンは正しかったのだ..!— may (@slippedslipped) August 4, 2019
コーンスターチはたまにベビーパウダーの代わりにする( ・⌓・)
— アノマロカリス櫻†┏┛,,•ω•,,┗┓† (@kozakuraZ9) July 22, 2013
ただし粒子が細かく、白色が濃いため、洋服などにつかないよう注意しましょう。
【ベビーパウダーの代用品②】片栗粉
じゃがいものデンプンから作られる片栗粉ですが、こちらもベビーパウダーの代用品として使うことができます。
そういえば、ベビーパウダー無かったから代わりに片栗粉でやってみた。全く問題なくて驚いたw
— いち (@kometori) December 9, 2010
ベビーパウダーは昔っから言うよね、危ないって。
だから健康おたくは ベビーパウダーの代わりにコーンスターチや片栗粉を使うんだぜ⭐️
お粉の容れ物にコーンスターチ入れて、パフでポンポンしてみてね(^○^)
ドイツのおばあちゃんの知恵。(しかし汗かくと白浮きするんだな…)— ミンコ (@mincorinrin) June 3, 2016
あせもはもちろん、日焼けで肌がヒリヒリするときや服に擦れて痛いとき片栗粉をまぶしておくと、肌表面の水分を吸収し服がくっつくのを防いでくれます。
【ベビーパウダーの代用品③】米粉
米粉は米を粉末にしたもので、米のデンプンが含まれています。
米ぬかを原料にした基礎化粧品や、米の研ぎ汁を使った美容法があることからも分かるように、米にはビタミンやセラミドなどお肌に優しい成分が沢山含まれています。
やっと我が家にもベビーパウダーが実装されたので、米粉がお役御免に
— もっちー (@mochimochi_club) September 28, 2015
【ベビーパウダーの代用品④】葛粉
葛に含まれるデンプンが原材料の葛粉ですが、こちらもベビーパウダーの代用品として使用することができます。
ベビーパウダーって昔は葛粉使ってたのか、そっちのほうが害が少なそうだな。
— 望月 (@mochizuki_DD33) June 11, 2016
おしろいやフェイスパウダーの原料としても使われており、余分な皮脂は吸収しつつ乾燥を防ぎ肌のコンディションを整えます。
葛粉も食用と化粧品用のものが販売されています。食用を使用する場合は、乳鉢やミルサーで細かく粉砕して使用します。
【ベビーパウダーの代用品⑤】タピオカ粉
人気のタピオカの原材料であるタピオカ粉も、ベビーパウダーの代用品として使用することができます。
キャッサバの根に含まれるデンプンが、汗や過剰な皮脂を吸収し保湿します。
こちらはNG!代用品に不向きなもの
なんだか食べられる白い粉なら何でも良いような気持ちになってきますよね。
ですが、以下の二点はベビーパウダーの代用品としては不向きなのでご注意ください。
代用品に不向きなもの
- 小麦粉
小麦粉にもデンプンは含まれていますが、問題なのはグルテンが含まれていることです。水分を吸収すると小麦粉は固まるため、毛穴の詰まりや蒸れの原因となってしまいます。
- 重曹
重曹は抗菌作用があり、手作り化粧品の原材料として使われることもあります。ですが、重曹はアルカリ性のため肌荒れを招く可能性があります。赤ちゃんやお肌の弱い方は特に避けましょう。
ベビーパウダーは危険!?発がん性があるって本当?
大人の女性の間で人気な反面、最近では「赤ちゃんにベビーパウダーを使わない」というママさんたちも増えています。
ベビーパウダーは危険、発がん性がある、毛穴が詰まってしまうという噂を聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。
確かに、1987年ベビーパウダーに含まれているタルクから発がん性物質であるアスベストが発見されたという報道がありました。
こんな使い方はNG!ベビーパウダーの正しい使い方
ただし、ベビーパウダーは使用方法を誤るとお肌の状態を悪化させたり、病気の原因になってしまうことがあります。
- 湿った肌にベビーパウダーを使用すると、水分をたっぷり吸い込んだパウダーが毛穴の詰まりの原因になる。
- 付けすぎると汗の通り道である汗腺を防いでしまう可能性がある。
- ベビーパウダーの粉を吸収すると、気道の粘膜に付着し炎症の原因になるおそれがある。肺まで到達してしまうと肺炎の原因にも。
- 出来てしまったあせもやかぶれに塗布すると悪化する可能性がある。
ベビーパウダーの正しい使い方
便利なベビーパウダーを安心・安全に使うためには以下のように正しく使用することが大切です。
正しい使い方
- 乾いた肌に使用する。
- 肌表面を軽く撫でる要領で塗布する。
- 首や顔に使用する場合は吸い込まないように口を閉じ、可能なら鼻を摘んで使用する。また、粉の飛散を防ぐためにメイクブラシや手で少しずつ塗布する。
- あせもやかぶれに関しては、予防として使用する。
また、正しく使用していても、お肌に合わない場合はあります。お肌の状態が悪化するような場合は使用を中止しましょう。
まとめ
まとめ
✔ ベビーパウダーはコーンスターチとタルクという鉱物により作られている。
✔ ベビーパウダーには汗や皮脂を吸収し、肌表面をサラサラにするはたらきがある。
✔ コーンスターチをベビーパウダーとして使用することが可能。
✔ 米粉やタピオカ粉もベビーパウダーの代用品として使うことができる。
✔ 葛粉はミルサーや乳鉢で微粉末にし、ベビーパウダーの代用として使用する。
✔ 小麦粉や重曹はよく似ているが、ベビーパウダーとして使用することはできない。