ピリッとした辛味があり、中華料理には欠かせないラー油。
なかには卵かけご飯や納豆にもラー油を使う人もおり、クセになる美味しさがあります。
そんなラー油ですが、「使いたいときに手元にない」とガッカリですよね。
ラー油好きからすると、あの程よい刺激がないと物足らなさを感じてしまうことでしょう。
今回は、そんな困ったときに役立つ『ラー油の代用品になるもの』、そして自家製ラー油の作り方も一緒にご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください!
目次
ラー油ってどんな調味料?特徴は?
ラー油とは、唐辛子やニンニク、ショウガ、ネギ、山椒などをごま油で加熱して、辛味成分を抽出した調味料です。
唐辛子がよく効いているのでピリッとした辛味があり、ニンニクやネギ、ごま油などの豊かな香りも感じることができます。
一般的には餃子を食べるときの調味料や、中華料理の香り付けとして使われることが多いです。
そして、ラー油は健康や美容にも効果的です。
ラー油に含まれている唐辛子の辛み成分であるカプサイシンは、血行促進や脂肪燃焼を促すので、ダイエット効果が期待できます。
また、ごま油には生活習慣病の予防に効果的なオレイン酸や、抗酸化作用のあるセサミンが含まれており、美しく健康的な体作りにはピッタリでしょう。
しかし、ラー油がいくら健康や美容にいいとはいえ、元は「油」ですので「摂り過ぎは禁物」です。
食べ過ぎると高カロリーになりますし、体や舌が辛さに慣れると更なる辛さを求めてどんどんラー油の使用量が増えていってしまいます。
ラー油の代用品は「辛いもの+ごま油」を合わせるのがベスト!
前述しましたが、ラー油の原材料には唐辛子や香辛料の他にもごま油が使われています。
ラー油の代用品には辛味はもちろん、ごま油の風味や香りは必要不可欠と言えるでしょう。
単純に辛いだけでは、ラー油らしさを出すことができませんよね。
そのため、何かをラー油の代用品にするときは「ごま油を足す」のがベストです。
数滴であってもごま油が加わるだけで、かなりラー油らしさを出すことができます。
ごま油の有無で、代用品のクオリティはかなり変わってくることでしょう。
レシピは後述しますが、自宅でラー油を作る際にもごま油は必須です。
また、お手軽に代用するのであれば辛いものと常温のごま油をササッと混ぜるだけでも大丈夫ですが、時間があるときは「ごま油を加熱」するのがおすすめです。
ラー油の代用品はこの8つがおすすめ!
【ラー油の代用品①】豆板醤
原材料に唐辛子が使われている中国の辛味調味料である豆板醤は、ラー油の代用品としておすすめです。
豆板醤どか飯どっかーーん
ラー油なかったから代わりに豆板
醤にしたけどこれもまたよきかな pic.twitter.com/Nkx3ybZKPE— めいどいんあんぷーあかん氏けれん (@_keleFindol_) 2016年2月25日
麻婆豆腐などの辛い中華料理に使われるものだけあって、しっかりとした辛味があります。
豆板醤を代用するときは、前の章でもお伝えしたようにごま油を混ぜ合わせて使うといいでしょう。
【ラー油の代用品②】七味
唐辛子や山椒、陳皮、シソの実などの7種類の香辛料を混ぜ合わている七味も、ひと手間加えるだけでラー油の代用品にできます。
夜勤の旦那っちの夕ごはん🍚
餃子の王将で買った生餃子焼いたけどお店みたいに上手くできない(。•́︿•̀。)
ラー油切らしちゃってたので七味で代用(;-ω-)ウーン pic.twitter.com/CKocwkPY5l— みなみ♡←魔法主婦 (@keislot777) 2018年3月16日
七味を代用するときは、豆板醤と同様にごま油に溶かして使うのがポイントです。
【ラー油の代用品③】一味
七味と異なり、一味はその他の香辛料は使わず唐辛子だけを使った調味料になります。
そんな一味も、ラー油の代用品としておすすめです。
昨日言ってた牛スジ!
ラー油の代わりに一味使ったんだけどうまぁ!、!!😭🙏🏾✨✨✨ pic.twitter.com/Dhv1ksYDEJ— 叶@鬼滅おめでとう (@38_8) 2018年4月4日
【ラー油の代用品④】タバスコ
メキシコ生まれの辛味調味料であるタバスコも、ラー油の代用品としておすすめです。
ラー油の代わりにタバスコ入れたら餃子の王将うまっ!!! pic.twitter.com/SemHPxPBnW
— ぶたお@もてラジ (@kentlow) 2014年7月27日
タバスコは唐辛子の他にも、酢が原材料に使われているので少しの酸味がありますが、しっかりとした辛味もあるので十分代用することができるでしょう。
【ラー油の代用品⑤】かんずり
上越地方で愛されているかんずりは、唐辛子を発酵させた調味料でピリッとした辛味がある調味料です。
醤油に溶かしたり冷奴に乗っけたりして使われることが多いかんずりですが、ラー油の代用品としてもおすすめです。
本町の信。
妻有ポークのおからと、妻有ポークのひき肉と雪中大根の餃子。
餃子はにんにくを使わず、香りはしょうがで。辛さはラー油の代わりにかんずりをつけてポン酢でいただきます。 pic.twitter.com/VAbunvG7To— 陸奥仁 (@hirai_syochu) 2017年1月27日
【ラー油の代用品⑥】鷹の爪
鷹の爪は唐辛子の一種で、よく乾燥させたものが売られていますよね。
そんな鷹の爪も、ひと手間加えるだけでラー油の代用品になってくれます。
今夜はキャベツとナスのペペロンチーノ!鷹の爪が無かったから代わりにラー油を使って完成🙃オリーブオイル買わなきゃ…。 pic.twitter.com/m2VvjXReJg
— 小田切優衣(おたぎりゆい) (@yui_lily89) 2017年9月18日
鷹の爪を代用するときは、細かく切ってごま油と混ぜるだけでOKです。
【ラー油の代用品⑦~⑧】そのほか!みんなのアイディア
◎コチュジャン
#ネリオル・クッキング
麻婆豆腐うどん
にんにくいれ忘れたねり。あとラー油ないからコチュジャンで代用 pic.twitter.com/cnR7ZHPPyZ— 練折 (@Xikamakame) 2018年5月7日
◎食べるラー油
8番の麺で、油そば作ってみた!👌
ラー油が切らしてたので、食べるラー油で代用👍 pic.twitter.com/YBvxeHbaIF
— マントウ (@manto9418) 2019年2月17日
自宅で簡単に手作り!自家製ラー油の作り方をご紹介
ここまではラー油の代用品をご紹介してきましたが、お次は自宅で簡単に作ることが出来る自家製ラー油をご紹介します!
ラー油好きな人やラー油の使用頻度が高い人は、ぜひ手作りしてみてくださいね。
【用意するもの】
✔ 唐辛子…20g
✔ サラダ油…100cc
✔ ごま油…20cc
✔ ニンニク…叩いて軽く潰したものを1片
✔ ショウガ…スライスしたものを2枚
✔ 花椒(ホワジャオ)…少々
※花椒は、なくても大丈夫です。
手順
- 唐辛子を耐熱ボウルに入れておきます。
- そして鍋に唐辛子以外の材料を全て入れ、弱火で加熱します。
- 10分ほど加熱したら、ザルでこしながら1に2を流し入れます。
- 熱が冷めた完成です!
このように、とても簡単に作ることができます。
ポイントは「加熱は弱火で(焦がさないように)」ということです。
まとめ
まとめ
✔ ラー油とは辛味と香ばしさがある調味料で、唐辛子やニンニク、ショウガ、ネギ、山椒などをごま油で加熱して辛味成分を抽出して作られている。
✔ ラー油にはカプサイシンやオレイン酸、セサミンなどが含まれており、適量であれば健康にも美容にも効果的。
✔ ラー油の代用品を作るときは辛いものとごま油を合わせるのがいいでしょう。ごま油が加わるだけで上出来な代用品ができる。
✔ ラー油の代用品は、以下の8つがおすすめです。
【豆板醤、七味、一味、タバスコ、かんずり、鷹の爪、コチュジャン、食べるラー油】
✔ 自家製ラー油は、サラダ油とごま油、ニンニク、ショウガ、花椒(あればでOK)を弱火で煮詰め、唐辛子に漬けるだけで簡単に作ることができる。