土ふるいとは、網目を利用して土をふるい分ける道具です。
庭づくりやガーデニングを始めると必要になることがありますが、手元にないという方も多いと思います。
土ふるいが手元にない
— NAMO (@mnmnmnrk) December 22, 2014
購入してもいいけれど、自宅にあるもので代用できるならそのほうがお得な気分になりますよね。
今回は困ったときに役立つ『土ふるいの代用品』についてご紹介します。
目次
土ふるいはどんなときに使う?
例えば、家庭菜園を始めようと思い立ったとき、準備もしていない庭の土にいきなり種や苗を植えれば元気に育つというわけにはいかないはず。
土の中が石だらけでは植えた植物がすくすくと根を伸ばすことができませんし、これまでに生えていた雑草の根っこやゴミなども取り除いたほうがいいと言われます。
掘り返した土を土ふるいにかけることによって、この石や根っこを取り除く作業が楽になるのです。
鉢植えで使用済みの土。ふるいにかけてゴミや根っこのクズや崩れた土等のゴミと、しっかり残っている赤玉を選別する。 pic.twitter.com/QSuLmb5Ejt
— 理常 (@shogyoumujo36) January 16, 2018
土の量が多ければ多いほど疲れる作業であることは否めませんが、石ころをひとつひとつ手作業で取り除くことを思えば、土ふるいは家庭菜園やガーデニングの優秀なアシスタントだと言えるでしょう。
また、一概に土といっても粒の大きさはさまざま。
育てる環境や植物の種類によって、土の粒の大きさにも気を遣う必要があります。
土ふるいの代用品はこの4つがおすすめ!
【土ふるいの代用品①】かご
底が網目状になっている「かご」は、土ふるいの代用品として使うことのできる身近なもののひとつです。
・お子さんが小さい頃、おもちゃの収納に使っていたプラスチック製のかご。
・新しいものに取り換えて余ってしまった、古くなった洗濯かご。
網目の大きさが使いたい用途に合うものなら、それらも十分土ふるいの代わりになります。
このカゴ
土ふるいするのに一番便利なんだー。
最近そこ尽いてきた。庭仕事するのにないと困るんだけどな。
豆類を買いに豊南市場とか行ったらいいんだろうけど。(ぜんぜん的外れな引用ごめんなさい) https://t.co/6c8BkDNw9H
— いも子 (@imoko_toyonaka) April 22, 2017
【土ふるいの代用品②】100円均一ショップのかご類
お店に足を踏み入れると、所狭しと並んでいる「100円均一ショップの収納用品や水切りかご」。
あらゆる形や大きさのものがそろっているため、リビングやキッチン、冷蔵庫の整理などに重宝するのがうれしいところです。
そんな収納用品も、底が網目状になっているものは土ふるいの代用品として使用可能です。
プランターの土を処理。去年まではアルミの土ふるいを使っていたが、今年は食器の水切りかごを使用。めちゃくちゃ楽ちん。あっという間に終了。 pic.twitter.com/jSm9FlSR0G
— 中村いっこう (@iko_tigers) December 6, 2020
ちょうどいいサイズのものが余っていないかどうか、家の中を見渡してみましょう。
戸棚に収納しても取り出しやすいように取っ手が付いているタイプなら、使いやすさも抜群です。
【土ふるいの代用品③】ざる
洗った野菜の水気を切るときなどに使われる調理器具の「ざる」も、土ふるいの代用品として使うことができます。
最近は買った土を一度ざるなどでふるいにかけて、根詰まりや排水性の低下の原因になる細かい土を取り除いています。
使ってる土ですが植え替えの時に出た古い土をふるって使ったり、赤玉小粒をふるって使ったり様々です。
ざるは使えれば100均の物でも大丈夫だと思います。 pic.twitter.com/hk9mMHUXCK— †┏┛綿貫ヒカリの墓┗┓† (@hikari_watanuki) September 26, 2018
こちらは網目が細かいため、石やゴミを取り除いた後の土からさらに粒の小さな土をより分ける作業などにおすすめです。
ざるやボウルなどは長く生活しているといつの間にか増えていたりすることもあり、戸棚の奥を探せば最近あまり使われていない古いものが見つかるかもしれません。
【土ふるいの代用品④】洗濯ネット
土壌の通気性や排水性をよくするために、取り除いておきたい非常に細かな土を微塵と呼びます。
この微塵をより分けるときには、なんと「洗濯ネット」もふるいの代わりに使えます。
洗濯ネットでふるった土と水を適当に混ぜ混ぜ… pic.twitter.com/mnhQSzyjRF
— 種まき子 (@makiko_hasegawa) April 6, 2020
石や根っこを取り除いた土を洗濯ネットに入れて振ると、粒の小さな微塵だけがメッシュ状の網目を抜けてこぼれ落ちていきますよ。
洗濯ネットはより細かい土をふるい分けるのに便利ではありますが、ステンレスやプラスチックのざるに比べると耐久性の面では少し心配です。
ネットに引っかかって破けてしまいそうな石や根っこはしっかり取り除いておきましょう。
お手製!手作り土ふるいの作り方もおすすめ
より広い範囲の土づくりをするなら、土ふるいもサイズの大きい本格的なものが必要になってきます。
購入してもいいけれど、サイズが大きくなれば当然お値段もアップ。
かごやざるでは小さすぎるとなれば、身近にあるもので代用品を見つけることもなかなか難しくなってきます。
それなら思い切って土ふるいを手作りしてみるのはいかがでしょうか?
DIYに慣れている方なら購入するよりずっとお得に意外と本格的な代用品が作れてしまうかもしれません。
手作りなんて自信がないという方も、出来上がりの見た目なんて気にする必要はありません。
①100円均一ショップで購入した焼き網で作る自作土ふるい
土ふるいを自作するには、網と木材を利用する必要があります。
土をふるうのにもっとも大切な網目の部分は、ホームセンターで工作用の金網を買ってくることもできます。
しかし、かごやざるで代用できた土ふるい、自作品の網目部分だってさまざまなもので代用することができるはず!
例えば、バーベキューや焼き肉用の焼き網。
100円均一ショップでも手に入れられるこの焼き網を丈夫な紐やテープで木枠に固定すれば、手作りの土ふるいの出来上がりです!
木枠は、網の短い辺の長さに合わせたものを2本と、長いほうの辺よりも十分にゆとりのある長さのものを2本用意して作製します。
②土の重さに負けない強度を目指した自作品も
上記の焼き網と木材を使った自作品も、少しの工夫でさらに強度を高めることができます。
木枠の下側にボンドと釘で木材をぐるりと接着し、その上に網を乗せるようにすると、紐やテープで固定しただけのものより少し丈夫な土ふるいになります!
木材のほかにもポスターフレームなど、100円均一ショップで網の支えとして利用できそうなものを探してみるのも面白いかもしれません。
③収納ラックとかごで作る釘を使わない自作土ふるい
収納ラックとして使われることの多いワイヤーネットも、手作り土ふるいに利用することができます。
網目が大きすぎるときは、複数のワイヤーネットをずらして重ね合わせることで解決します。
ネットの上にサイズの合ったかごをくくりつけて固定すれば土がこぼれることもありませんし、かごからはみ出したネットの端は持ち手として利用できます。
釘打ちなんて自信がないという方におすすめの自作品です。
まとめ
まとめ
✔ 土ふるいは、土から石や根っこ、ゴミなどを取り除いたり、粒の小さな土をより分けたりするために利用する道具。
✔ 土ふるいの代用品には、以下の4つがおすすめ。
【かご、100円均一ショップの収納用品、ざる、洗濯ネット】
✔ 土ふるいは、100円均一ショップでも購入できる焼き網やワイヤーネット、木材などを使って手作りすることができる。