ローストビーフの薬味として有名な「ホースラディッシュ」。
ピリッとしていながらも後味は爽やかであることから、肉料理を作る際には欠かせない存在です。
しかし、ホースラディッシュは置いているお店が少ないため、なかなか手に入りにくい食材です。
そのため、必要だけど近くで購入できないという人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、困ったときに役立つ『ホースラディッシュの代用品』をご紹介します。
目次
ホースラディッシュの特徴と代用品になるもののポイント
ホースラディッシュには、以下のような特徴があります。
ホースラディッシュの特徴
- 色が白い
- 辛味がある
- 少し酸味がある
- 後味が爽やか
- 肉料理に合う
ホースラディッシュは日本でよく食べられる薬味とは違って白いため、肉料理に添える事で色合いをプラス。料理を華やかにしてくれます。
また、味としてはピリッとわさびのような辛味がありますが、ずっと辛いわけではなく、後味はすっきりと爽やかです。
そして、ピリッとしていながらも後味が爽やかである事で脂っこい肉料理などの脂の重たさを軽減してくれる効果があります。
ホースラディッシュの代用品はこの5つがおすすめ!
【ホースラディッシュの代用品①】わさび
ホースラディッシュは西洋わさびと呼ばれているため、比較的日本のわさびと似ている部分が多くあります。
そのため、ホースラディッシュの代わりにわさびを使用しても美味しく食べる事ができます。
擦り下ろす前のホースラディッシュを見た事がある人は少ないかもしれませんが、見た目は完全に白いわさびにしか見えません。
また、味はホースラディッシュとは少し違った風味であるため、わさびで完全にホースラディッシュを再現できるとは言えません。
【ホースラディッシュの代用品②】マスタード
マスタードはウインナーなどにつけて食べると美味しいですが、なかなか減らないため冷蔵庫の中で眠らせてしまっている人も多いのではないでしょうか?
マスタードでも十分ホースラディッシュの代用品として活用することができます。
マスタードにも様々な種類がありますが、お勧めなのは「ホットマスタード」と呼ばれるさらっとした黄色いマスタードです。
粒マスタードでも勿論美味しく食べることができますが、程よい酸味と辛味がホットマスタードの方がホースラディッシュに似ています。
しかも、鮮やかな黄色ですので料理も華やかに見せる事ができます。
注意点としては、マスタードはホースラディッシュに比べるとそこまで辛くないため、ピリッとした辛味を求める場合は合わない可能性があります。
【ホースラディッシュの代用品③】生姜
食材の臭みを消してくれたり、香り付けをしてくれる効果のある「生姜」。
そんな生姜も、ホースラディッシュの代用品としても活用することができます。
使用する際は生の物を自分で擦り下ろし手も良いですし、チューブタイプのものを使っても問題ありません。
生姜のピリッとした辛味がお肉の脂っこさを軽減してくれる上に、臭みも消してくれるのでクセのあるお肉でも美味しく食べることができます。
注意点としては、生姜は辛味があるものの、風味が独特でとても強いのであまりに大量につけてしまうと生姜の味しかしなくなってしまいます。
そのため、使用する際はごく少量にすることで臭みを消しつつ、ほどよく生姜の香りも楽しめます。
【ホースラディッシュの代用品④】大根おろし
焼き魚などに欠かせない存在の「大根おろし」。
見た目も白くピリッとした辛味もあるため、ホースラディッシュの代用品としておすすめです。
代用品として使用する場合は、辛味大根などの辛味が強いものや、通常の大根でも細く尖った先の方を使用することでより辛味を出すことができます。
注意点としては、大根おろしはホースラディッシュに比べて辛味はそれほど期待することができないことです。
【ホースラディッシュの代用品⑤】和からし
おでんや和物など日本食で大活躍してくれる「和からし」。
和からしは酸味がなく、ツンとした辛味が特徴的な薬味ですので、ホースラディッシュを使った時のような辛味を出せますし、色も黄色ですので料理を華やかにしてくれる効果も期待できます。
注意点としては、あまりに大量に使用するとからしの風味が強く出てしまい、せっかくの料理が台無しになってしまう可能性があります。
そのため、代用品の使用はあくまでも少量を心がけるようにしましょう。
お酢をプラスでさらにホースラディッシュに近くできる!
ここまで、ホースラディッシュの代用品をご紹介してきましたが、どうしても食材単体ではホースラディッシュを表現するのは難しい部分があります。
特に「酸味」というのがほとんどの代用品に足りない要素になってきます。
しかし、どの代用品にも共通して「酢」をプラスすることで、よりホースラディッシュに近い味へと変化させることができます。
代用品に酢を加える際の分量としては、好みで調節しても問題ありませんが、あまりに大量に入れてしまうと酸味が勝ってしまい、せっかくの辛味がなくなってしまいます。
そのため、お酢は1滴〜少量ずつ足して、硬さを保ちつつも程よい酸味を足すことができる分量を見つけるようにしましょう。
まとめ
まとめ
✔ ホースラディッシュは辛味と後味の爽やかさが特徴である。
✔ 代用品として辛味がありつつ、ほどよく爽やかさのあるものが使える。
✔ わさびは比較的ホースラディッシュ に近いため代用品としてお勧め。
✔ ホットマスタードは酸味と程よい辛味がホースラディッシュに似ている。
✔ 生姜を使用する際は少量に留めないと食材の味が消えてしまう。
✔ 大根おろしが見た目も似ているが、使用する部分で辛味は期待できない場合がある。
✔ 使う量に注意が必要だが、和からしも代用品として活用できる。
✔ 代用品に「酢」を加えるとよりホースラディッシュに近くなる。