【七輪や火鉢の代用品】植木鉢で代用できる!?おすすめ代替品&作り方を紹介!

 

冬の寒い季節や、ちょっとしたバーベキューのときなど、火鉢や七輪があれば便利ですよね。

 

しかし、火鉢や七輪はあまり使う機会がないことに加えて高額なものが多いので、なかなか手が出せない方も多いのではないでしょうか?

 

今回はそんな火鉢とや七輪の代用品とその作り方についてご紹介します。

 

七輪や火鉢の構造と代用品の選び方

 

七輪や火鉢は暖をとることや食べ物を焼くなど、用途が似ていますが構造は全く別ものです。

 

こちらでは七輪と火鉢の構造についてご紹介します。

 

①七輪の構造と代用品の選び方

七輪の構造

 

七輪には下部の側面に送風口という穴が開いていて、七輪全体は筒のような構造になっています。

 

そして七輪の内部には火皿という無数に穴の空いた皿が付いていて、この火皿に炭を乗せて燃やします。

 

火皿は七輪の全体の高さの中間に位置していて火皿の下の空間は空気の通り道になっているのが特徴です。

 

 

七輪を使うときには送風口からうちわなどで風を入れることで火力を調節します。

 

送風口が空いていないと七輪の内部の酸素が減少して酸欠状態になり、炭火が消えてしまうので七輪の構造で大切なのは送風口から空気を送れるという点です。

 

そのため、七輪の代用品を選ぶときにはこの七輪の構造を意識して選ぶと良いでしょう。

 

具体的に七輪の代用品に向いているものは・・・

  • 底や下部に穴が開いている空気の通り道があるもの
  • 高熱に耐えられる耐熱性のある材質を使用したもの

です。

 

炭火に耐えられる材質の例としては、素焼きの土器やステンレスなどが挙げられます。

 

また、複数のパーツを組み合わせて七輪の構造を再現するという方法もあります。

 

②火鉢の構造と代用品の選び方

火鉢の構造

 

火鉢は七輪のような筒状の構造ではなく、金属製や木製、陶器製などの器に灰と炭を入れて使います。

 

そのかわり、火鉢を使うときは炭があればいいというわけではなく、火箸や火おこし器などの道具も必要となります。

 

 

火鉢の代用品に向いているものは七輪と同様に耐熱性のあるものを選びます。

 

ただし、火鉢の場合は中に入れる灰にも重要な役割があります。

 

灰は断熱性が高いのが特長で、これを火鉢に入れることで火鉢本体への熱伝導を抑制する働きがあります。

 

この働きにより火鉢への直接的な熱のダメージを下げるので、火鉢に入れる灰が無い場合は断熱性の高い灰の代用品を用意しなければなりません。

 

七輪の代用品はこれ!

 

七輪代用品になるものは主に素焼きの植木鉢、ステンレス製の容器などです。

 

ポイントとしては上記の通り空気の通り道があることと、耐熱性があることです。

 

そのため、以下の2品がおすすめです。

  • 素焼きの植木鉢
  • 金属製バケツ

 

①植木鉢を代用にした七輪の作り方

七輪の代用品で一番使いやすいのは底に穴の空いた素焼きの植木鉢です。

 

ただし、炭火は非常に高温なので植木鉢にヒビが入ってしまうことがあります。

 

そのため、使用するときは十分に注意が必要です。また、割れても困らないような使わない植木鉢を使うようにしましょう。

【用意するもの】

✔ 素焼きの植木鉢

✔ 手のひらサイズの石(数個)

手順

  1. 手のひらサイズの石を円形に積みます。このときに植木鉢の底の大きさと同じくらい大きさにするようにしましょう。
  2. 円形に積んだ石の上に植木鉢を置きます。
  3. 火のついた炭を植木鉢の中に入れて、上に焼き網を乗せます。

この方法では石を地面に円形に積んで植木鉢の底と地面を離すことで空気の通り道を作っています。

 

そのため、空気の通り道が作れるなら、植木鉢の下に置くのは石でなくても良いです。

 

金属製のプランタースタンドや100均の金属製の鍋敷きでも石の代用になります。

 

また、石を積むときは植木鉢が倒れないように‘バランス良く配置するのがポイントです。

 

②金属バケツを代用にした七輪の作り方

金属製のバケツも中には耐熱性のあるものが多いので七輪の代用品として使うことができます。

 

ただし、アルミなどの高温に弱い素材のものは使用を避けてください。

【用意するもの】

✔ ブリキ製のバケツ2個(サイズの違うもの)

✔ 湿らせた土

✔ 千枚通し

手順

  1. サイズの違う2つのバケツの底に穴を開けます。
  2. バケツを重ねて内側のバケツと外側のバケツに湿らせた土を詰めます。
  3. 植木鉢を使った方法と同じく、石を円形に積んで上にバケツを乗せます。
  4. 内側のバケツに火のついた炭を入れて、焼き網をバケツの上に乗せます。

金属製のバケツは炭火を入れるとかなり高温になり危険なため、バケツを二枚重ねにして断熱材として土を入れます。

 

また、千枚通しとは錐の一種で先端が鋭いので金属でも穴を開けることができます。

 

穴は小さいのでドライバーなどで広げながら出来るだけ多く開けると空気の通りが良くなります。

 

火鉢の代用品はコレ!

 

火鉢の代用品は耐熱性のある器で丈夫であれば良いので七輪よりも幅広く見つけることができます。

 

火鉢の代用品になるものは以下の通りです。

  • 底が開いていない素焼きの植木鉢
  • 土鍋
  • 茶道に使う風炉
  • 金属バケツ
  • お菓子の空き缶

火鉢の代用品は特に準備は必要無く、代用品に直接灰を入れて火のついた炭を乗せて使用できます。

 

ただし、代用品を使った場合非常に器が熱くなるので室内で使う場合は代用品の下に金属の鍋敷きなどを置いて、床やテーブルに直接置かないようにしましょう。

 

また、金属バケツやお菓子の空き缶の場合は高温になりやすいので、屋外での使用がおすすめです。

 

火鉢に使う道具の代用品

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火鉢を使うには火鉢の本体だけでなく、灰や火箸、火消しツボといった細々とした道具も必要になります。

 

①灰の代用品となるもの

火鉢の灰は炭火の熱が火鉢に直接伝わって、火鉢がダメージを受けないための断熱材的な役割を持っています。

 

火鉢の灰に使われるのは木灰やセラミック灰など専用の灰です。

 

これらの代用品としては比較的軽量で断熱性の高い軽石や、土などです。

 

これらを使用するときにはなるべく器の上の方まで入れることによって容器の破損を防ぎます。

 

②火箸の代用品となるもの

火箸の代用品には金属製のトングがリーズナブルでおすすめです。

 

市販の箸や割り箸などの木製の箸で炭を運ぶのは非常に危険なので避けた方が良いでしょう。

 

③火消し壺の代用品

火消し壺は七輪や火鉢を使った後に炭を消火するための道具です。

 

火消し壺は蓋をして酸素供給を無くすことで炭を消化します。

 

そのため、耐熱性があり蓋ができる容器であれば火消し壺の代用として使うことができます。

 

おすすめなのはステンレスの鍋やペンキの缶です。

 

七輪や火鉢の代用品を使うときの注意点

 

七輪や火鉢の代用品は使えるといっても元々の用途とは違う目的で作られたものです。

 

そのため、使用する際には十分な注意が必要です。

 

使用する際の注意点

 

  • 火事や火傷に注意

    炭などの火を扱うときは火傷や火事に注意しましょう。特に子供がいる家庭などでは室内で火鉢を使うと誤って触ってしまって火傷をしてしまう可能性があります。

 

  • 一酸化炭素中毒に注意

    火鉢を長時間使用していると室内に一酸化炭素が充満してしまい事故に繋がることもあります。火鉢の代用品を室内で使用するときには十分に換気をしましょう。

 

  • ペンキ缶を火消し壺にするときはは密閉してはいけない

    火消し壺の代用品としてペンキ缶を使用して、炭を消火するときは少しだけ蓋を開けておきましょう。炭火の入ったペンキ缶を密閉すると空気の熱膨張によりペンキ缶が爆発するので非常に危険です。そのため、ペンキ缶で消火するときは蓋を完全に閉めずに少しだけ空気の通り道を作りましょう。

 

  • フライパンは代用品にならない

    耐熱性というとフライパンなどを思い浮かべがちですが、炭火の温度は最高で1000度ほどまで上がるのでフライパンは耐えられずに壊れてしまうので使用しない方が良いでしょう。

 

 

まとめ

まとめ

 

 七輪の代用品を選ぶポイントは空気の通り道があることと耐熱性があること。

 

 火鉢の代用品を選ぶポイントは耐熱性があること。

 

 火鉢や七輪の代用品には、素焼きの植木鉢、金属バケツなどが使える。

 

 一酸化炭素中毒、火事や火傷などの事故に注意。

 

 火消し壺をペンキ缶で代用するときは爆発に注意。

 

七輪や火鉢の代用品を使うときはくれぐれも事故に注意しましょう。