子どもの工作やラッピングのために、材料を揃えて作りだしていたら、「肝心の割ピンがない!」となった経験はありませんか?
割ピンは100均やホームセンターなどで購入できますが、売り切れていたり、そもそも店頭に並んでないことも多く、すぐに手に入らないことがあります。
すぐに割ピンを使いたいときに代用品を知っておくと便利ですよね。
そこで今回は、【割りピンの代用品】についてご紹介します。
割ピンを使う用途によって適切な代用品を紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
割りピンとは?役割や代用品を選ぶコツは?
割ピンには、「工具に使われるもの」と「工作に使われるもの」の2種類があります。
今回の記事での割ピンは、工作で使われる方をご紹介していきます。割り鋲、ブラッズとも呼ばれることがあります。
割ピンの形状は、円形の頭になる金具の下に平たい針金のような留め具が2本ついているもので、紙や箱にさして、留め具を広げると、割ピンを固定できます。
封筒や箱をデコレーションしたり、動かせる作品を作るときやペーパークラフトで使われます。
留め具を差し込んで使うので、紙に穴が開いてしまいますが、糊を使わないので、紙が汚れにくいメリットがあります。
割ピンの代用品を選ぶコツは、割ピンで何をしたいか具体的することです。
割ピンで、紙を留めるだけなのか、デコレーションしたいのか、動く作品を作りたいのか、割ピンの役割によって、代用品も異なります。
割りピンのおすすめ代用品
割ピンを代用するには、2つの部品が必要です。
①紙の表面に出る、円形の頭になるもの
・ボタン・ビーズ・アイロンビーズ・プラバン(形は手作りする)・ワッペン・ハトメ(ハトメだけで固定できる)・磁石
②紙の裏側で、金具が抜けないように固定する留め具
・モール・ビニールタイ・針金・ひも・リボン
①②を組み合わせて、割ピンの代用品が手作りできます。
ここからは、割ピンの役割別のおすすめの組み合わせをご紹介します。
割ピンの役割
- 紙を留める
- デコレーションする
- 動く工作を作る
①紙を留める場合
封筒やカードなどを留める役割に使う場合は、裏側の留め具が触れる状態になっています。
針金などを使うと怪我をするかもしれないので、マスキングテープなどで留め具を覆うと安全です。
留め具にひもやリボンを使用すると安全で、しっかり固定できるのでおすすめです。
【おすすめの頭になるもの】
- ボタン
- ビーズ
- アイロンビーズ
- プラバン(形は手作りする)
- ワッペン・ハトメ(ハトメだけで固定できる)
【おすすめの留め具】
- ひも
- リボン
作り方の例を紹介します。
【用意するもの】
✔ ボタン
✔ ひも
手順
- 紙に穴を2つ開けます。
- 穴にボタンを当て、ひもを2つの穴に通します。
- 紙の裏でひもを結んで固定します。
②デコレーションする場合
デコレーションする場合は、「割ピンの代用品」で紹介した全てのものを使うことができます。
市販の割ピンでも、デコレーション用に様々なデザインの割ピンがあります。
ボタンとモール、ビーズとリボンなど、自分好みの組み合わせを試してみましょう。
③動く工作を作る場合
割ピンで動く工作を作る場合、代用品に求められるポイントは抜けにくいこと、スムーズに動くことの2点です。
留め具に、ひもやリボンを使うと動きが制限されるので、使うときは注意しましょう。
【おすすめの頭になるもの】
- ボタン
- ビーズ
- アイロンビーズ
- プラバン(形は手作りする)
- ワッペン
【おすすめの留め具】
- モール
- ビニールタイ
- 針金
作り方の例を紹介します。
【用意するもの】
✔ ビーズ
✔ モール
手順
- 紙に穴を1つ開けます。
- ビーズにモールを通します。
- 紙に穴を1つ開け、モールを通します。
- 紙の裏でモールの左右を交差させ、2回程度巻きつけてから、針金の先を左右に広げます。
動く工作でも頻繁に触らなかったり、飾り用の場合は磁石を代用できます。
動かす関節部分それぞれに、小型で薄い磁石を両面テープでつけて動くようにします。
注意点や向かないものなど
①怪我に注意する
留め具にモールやビニールタイなど針金を使っている場合、作業中や完成後に使用するときに針金で怪我をすることがあります。
対策としては、「針金部分をマスキングテープで覆う」「針金の先をボンドやグルガーンなどでカバーする」の2つの方法が有効です。
②ホッチキスは代用品に向かない
ホッチキスは、書類などを簡単にまとめられます。封筒やカードを留めるだけならば、ホッチキスで十分役割を果たせます。
でも、デコレーションや動く工作では、ホッチキスはおすすめしません。
デコレーションでは、ホッチキスの針の長さや強度が足りないので、ボタンやワッペンの上から留めることはできません。
もし、デコレーションでホッチキスを使う場合は、色付きのホッチキスの芯と紙のデコパーツを組み合わせるなどの工夫が必要です。
③クリップは代用品に向かない
クリップは動く工作での代用として使用できません。
紙を留める役割は十分に果たせますし、デコレーションではデザイン性のあるクリップを使えば、飾り付けることもできます。
デコレーションする際の注意点は、クリップは紙を挟んでいるだけなので割ピンと比べ、外れやすいことです。
まとめ
まとめ
✔ 割ピンの役割は、紙やデコレーション、動かせる工作や、ペーパークラフトを作るときの留め具として使われる。
✔ 割ピンで紙を留めるときの代用品は、頭に使えるのは以下の6種類。留め具に使えるものは以下の2種類。
【ボタン、ビーズ、アイロンビーズ、プラバン(形は手作りする)、ワッペン、ハトメ(ハトメだけで固定できる)】【ひも、リボン】
✔ 割ピンでデコレーションするときの代用品は頭に使えるものは以下の6種類。留め具に使えるものは以下の5種類。
【ボタン、ビーズ、アイロンビーズ、プラバン(形は手作りする)、ワッペン、ハトメ(ハトメだけで固定できる)】【モール、ビニールタイ、針金、ひも、リボン】
✔ 割ピンで動く工作を作るときの代用品は頭に使えるものは以下の5種類。留め具に使えるものは以下の3種類。
【ボタン、ビーズ、アイロンビーズ、プラバン(形は手作りする)、ワッペン】【モール、ビニールタイ、針金】
✔ 注意点は、針金や、針金の入ったモールやビニールタイは怪我に気をつけること。
✔ ホッチキスやクリップは、使い方次第で代用できるが、動く工作には向かない。