大切な車の内装を業者にお願いした場合、理想通りの内装にドレスアップするとなると高額な費用がかかってしまいますよね。
また、自分で愛車の内装をカスタマイズできれば、その分の費用を節約することができ、より理想に近い内装にカスタマイズすることができます。
しかし、自分で内装を変えるには、まず内張り剥がしを使って内装を張り替えなければいけません。
内張り剥がしは専用のものを使うのが一番ですが、すぐに手に入らない場合にはどんなものが代用できるのでしょうか?
そこで今回は、内装に手を加えるのは初めてという方に向けて、『内張り剥がしの代用品』について、また内張り剥がしとは何か、内張り剥がしの選び方などを紹介します。
今の車は気にいっているけれど、もっと内装に手を加えて自分だけの愛車を作り上げたいという方は、ぜひ参考になさってください。
目次
内張り剥がしの代用品はこの3つがおすすめ!
内張り剥がしとは、車に施されているパネルなどの内装の一部を剥がす際に用いられる工具のひとつです。
車の内装を剥がして自分好みのものにカスタマイズするときになど使用するもので、車体やパーツを傷つけることなくキレイに内装を剥がすことができます。
ただ、今すぐカスタマイズしたいのに手元に工具がないとなると歯痒いですよね。
また、近くにホームセンターがない場合や予算が限られている場合などは何か手近なもので代用できれば節約にもなります。
【内張り剥がしの代用品①】マイナスドライバー
内張り剥がしの形は、マイナスドライバーに近い形状をしています。
用途によって使い分ける必要がありますが、マイナスドライバーは薄くできており長さもあるため、内張りに差し込んで剥がす際にも便利です。
ただし、金属製のマイナスドライバーを代用品として使用するときは、車体を傷つけないよう金属部分にラップやビニールテープ、ガーゼなどの布巻いてから作業に入りましょう。
【内張り剥がしの代用品②】塗装用のヘラ
塗装用のヘラは、ホームセンターや100円ショップでも購入でき、プラスチックでできているため、初心者の方でも車体を傷つける心配がありません。
また、塗装用のヘラは薄いので内張りの隙間に差し込んで剥がす際にも便利です。
【内張り剥がしの代用品③】養生テープ
内装との境目にほとんど隙間がない場合は、養生テープを利用しましょう。
内装を引き剥がしたいときに持ち手部分を残してテープを貼り付け、上に引っ張るように持ち上げると内装が浮き上がりますので、その隙間に工具を入れ丁寧に取り外していきましょう。
内張りを剥がすときの注意点
金属製のドライバーや金属のヘラを代用品として使用するときは、そのまま使用すると車体に傷をつける可能性がありますので、ビニールテープや養生テープ、ラップ、ガーゼなどの薄い布巻きつけてから使用しましょう。
今回紹介したマイナスドライバーや塗装用のヘラなどは、本来内張り剥がしに使用するアイテムではありませんので、初心者の方は代用品を使っての作業は控えましょう。
まずは専用の内張り剥がしを使って挑戦してみて使い方やコツをつかみましょう。
(※内張り剥がしをしたことがない方は無理をせず、専門の業者に依頼しましょう)
内張り剥がしを購入する際のポイント
内張り剥がしは単品で購入すると高くつきますので、まだ購入したことのない方は始めからセットで購入することをおすすめします。
セットで購入してもだいたい1000円程度と、手頃な価格帯のものも多く販売されていますので、車が趣味の方は内張り剥がしを1セット揃えておいても損はないでしょう。
内張り剥がしの選び方のポイント①
内張り剥がしは大まかに「プルタイプ」「ロングタイプ」「幅広タイプ」の3種類のものに分けられており、それぞれの形状に合わせて使い分けます。
それぞれの特徴
- プルタイプ
プルタイプの内張り剥がしは、先端がカーブしてるのが特徴で、オーディオやカーナビなどの機材を取り外したいときに便利です。
- ロングタイプ
ロングタイプの内張り剥がしは、手が届きにくい奥のパーツを剥がすときや、パーツに取り付けられたツメを取り外したいときに便利です。
- 幅広タイプ
幅広タイプの内張り剥がしは、大きなパーツを一気に取り外したいときに使います。
内装剥がしの選び方のポイント②
「金属製の内張り剥がし」と「樹脂製の内張り剥がし」があり、それぞれに特徴がありますので、用途や場所によって使い分けましょう。
それぞれの特徴
- 金属製
金属製の内張り剥がしは、ドライバーと似た形をしており、先端がY字になっていますので金属製のクリップやピンを取り外す際に便利です。ただし、作業中車体を傷つ付けてしまう恐れがありますので、扱いに注意が必要です。
- 樹脂製
樹脂製の内張り剥がしは、金属製のものに比べてよくしなり、柔らかいものからある程度硬さのあるものまで、種類も豊富です。
ドアの内張りやパネルを剥がす際にも使用できますが、金属製の内張り剥がしに比べて強度が弱いため、金属製のピンを取り外す際には割れてしまわないよう注意が必要です。
ただし、柔らかいので車やパーツを傷付ける心配が少なく、傷が付くと目立つ箇所に使用するときや初心者の方におすすめです。
どれを使ったら良いかわからない方は、内張り剥がしをセットで購入することをおすすめします。後からになって必要な工具がないことに気づき、単品で買い足すとなるとかえって割高になってしまいます。
まとめ
まとめ
✔ 内張り剥がしは、パネルなどの車の内装を剥がすために用いる。
✔ 内張り剥がしの代用品は、形が似ているマイナスドライバーが有効。
✔ 内張り剥がしの代用品として、塗装用のヘラも使用できる。
✔ 養生テープにを貼り付ければ、パネルなどの内張りを剥がす際に便利。
✔ 金属製の代用品を使うときは、金属部分を養生テープやビニールテープ、ガーゼ等の布巻いて使うと良い。
✔ 内張り剥がしに慣れていない方は無理をせず業者に依頼する。
✔ 内張り剥がしには、長さや硬さなど種類によって分けられているため、形状に合わせて使い分ける。
✔ 内張り剥がしには樹脂製のものと金属製のものとがある。
✔ 内張り剥がしは、セットで購入しても1000円前後で購入できる。