チョコレートの原材料として表記されている「カカオマス」。
甘味料やバターを加えることで本格的なチョコレートを作れるため、バレンタインデーなどのイベント時にも活用できます。
しかし、カカオマスは販売している店舗がかなり少なく、専門店やインターネットなどで購入する人がほとんどではないでしょうか?
販売店舗が少ない上に万が一売り切れになっていた場合、また、販売しているお店を探さなければいけないので大変ですよね。
そんな時、家にあるものや安価で身近なものを代用品として活用する事ができれば、専門店やインターネットで探す必要もないので便利です。
そこで、今回は「カカオマスの代用品」をご紹介していきます。
目次
カカオマスの特徴と代用品になるもののポイント
カカオマスの特徴は以下の通りです。
カカオマスの特徴
- 甘味がない
- 粉末、固形が選べる
- カカオの香りが強い
- 苦味がある
- 料理やお菓子など幅広く使える
カカオマスは焙煎して粉末状にしたカカオですので、砂糖などの甘味料が一切入っておらず、甘味はなく、独特の苦味と酸味があります。
形状も粉末タイプとタブレット状に固めてあるものがあるので使い方によって選択できるのもいいところです。
また、この苦味と酸味などを料理に加えることによってコクを出す事ができるので料理の隠し味として活用する人も多くいます。
カカオマスの代用品はこの6つがおすすめ!
【カカオマスの代用品①】ビターチョコレート
ビターチョコレートは通常のミルクチョコレートとは違い、甘味が少ない、または甘味が一切ないためカカオの風味と苦味を味わえるチョコレートです。
そのため、カカオマスとも風味が近いため代用品としてとても活用しやすくなります。
ビターチョコレートはメーカーや種類によって甘味がかなり違ってくるのですが、カカオの風味を重視したい場合であれば、なるべく糖分の少ないものを選ぶことで、よりカカオマスを使用した時と同じような効果を得られます。
注意点としては「ミルクチョコレートよりは甘味が少ない」という理由でビターチョコレートと表記されている場合があります。
【カカオマスの代用品②】ダークチョコレート
「ビターチョコレートでは甘味がありすぎる!」という場合には、より甘味を取り除いたダークチョコレートを使用することでカカオの風味が強く、程よい苦味と酸味を楽しむことができます。
ダークチョコレートにも種類は様々ありますが、カカオが70%以上のものがダークチョコレートに分類されます。
その中でもカカオの分量が多ければ多いほど甘味が少なく、カカオ本来の苦味と酸味が強いチョコレートになります。
そのため、カカオマスの代用品として使用する場合には80%以上のものを選ぶことで、よりカカオマスに近い風味を出すことができます。
注意点としては、ダークチョコレートは固形状であるため粉末のカカオマスと同じように使用したい場合には細かく刻む作業が必要になります。
【カカオマスの代用品③】純ココア
純ココアは通常の飲むために販売されている甘味のついたココアとは違い、甘味がなく、カカオの風味が強いためカカオマスの代用品として活用できます。
そもそもココアはカカオマスから一定量のココアバターを取り除いたものですので、油分が減っている点さえ除けば実質カカオマスと何の代わりもありません。
そのため、代用品の中でもカカオマスにより近く活用する事ができます。
また、粉末状であるため、分量の調節もしやすく溶けやすいのでお菓子作りにはもちろんのこと、料理の隠し味にも使いやすいです。
注意点としては油分を取り除いているため、通常のカカオマスよりも油分が少なく、「ココアだけで固める」というのは難しくなります。
そのため、お菓子作りに活用する際には作るものによってはバターなどの油分を追加する必要がある場合があります。
【カカオマスの代用品④】ココア
製菓などに使用する目的でカカオマスを使いたい場合は、通常のココアでも代用品として活用することができます。
純ココアに比べて量が多く、値段も比較的安価になるので「沢山使用してももったいない」と感じにくいのも良いところです。
注意点としては、ココアは砂糖などの甘味料が含まれているのでどうしても甘味が強くなってしまいます。
そのため、甘味料の調節が必要になってきてしまい、少し面倒に感じる人もいるかもしれません。
【カカオマスの代用品⑤】カカオニブ
カカオニブは見たことはないけど知っているという人も多いのではないでしょうか?
カカオニブはカカオ豆を焙煎して外皮などを取り除いた後チップ状にしたもので、粉末状またはペースト状にすればカカオマスになります。
使用する際はそのまま使用するのはもちろんのこと、フードプロセッサーなどで粉末状にすればカカオマスになりますのでわざわざカカオマスを購入しなくても必要な分量だけを簡単にカカオマスを作ることができます。
値段もカカオマスにする工程を省いているものなのでカカオマスに比べると安価で購入できるのもいいところです。
注意点としては、使用する際に自分で粉末状にする手間が出てきてしまう点と、やはり気軽にいつでもどこでも購入できるものではないため販売店舗を探す必要が出てきてしまいます。
【カカオマスの代用品⑥】キャロブ
キャロブはダイエット中の人でも気軽に食べる事ができる代用チョコレートとして有名です。
キャロブはカカオを一切使用していないものの、程よい甘味と苦味があり、カカオマスに似た特徴を持っているので代用品として活用することができます。
値段も比較的安価なのでカカオマスを購入するよりも安く済みます。
粉末状のものや固形状に固められているものなどもあるため用途に合わせて使用できるのもいいところです。
また、ピュアタイプを選べば砂糖などの甘味料が一切入っていないので料理に使用しても余計な甘味をつける事がありません。
注意点としてはキャロブ自体が甘味を持っているため、お菓子作りの際に砂糖を入れすぎてしまうと甘くなりすぎる可能性があります。
また、購入できる店舗が限られてしまうためいつでも気軽に購入するのは難しくなってしまいます。
まとめ
まとめ
✔ カカオマスはお菓子作り以外にも料理の隠し味としても使える。
✔ 代用品としては苦味があり、甘味の少ないものを選ぶ事で代用品として活用しやすい。
✔ ビターチョコレートは甘味が少なく、カカオの風味も強いので使いやすい。
✔ カカオ99%などの苦いダークチョコレートを使用する事でカカオマスに近く使える。
✔ 純ココアはカカオマスの油分を取り除いたものなのでカカオマスと大差なく使える。
✔ 甘味料の入ったココアも一緒に使用する食材を工夫する事で美味しく作る事ができる。
✔ 粉末にする前のカカオニブはカカオマスよりも安価に購入できるのでおすすめ。
✔ 代用チョコレートのキャロブは甘味があるもののアレルギーの人でも安心して食べる事ができる。