プランターや植木鉢に植物を植えて楽しむコンテナガーデン。

 

やってみたい!となったら、プランターなど植えこむための容器と植物の他に、培養土、鉢底石、鉢底ネットなどを用意することが一般的です。

 

しかし、「鉢底石が手元にない!」そんなときには、何かで代用はできるのでしょうか?

 

カワルンちゃん
やばい!鉢底石がない。どうしよう…

 

鉢底石が果たす役割についても確認しながら、『鉢底石の代用品』について紹介します。

 

手軽にコンテナガーデニングを楽しみたいときに参考にしてくださいね!

 

鉢底石とは?役割や代用品を選ぶコツ

 

鉢底石とは、文字通り鉢植えの底に入れる石ころのことです。

 

容器に植物を植える場合、まず、底に鉢底ネットをひき、容器の高さの20%~30%くらいのところまで鉢底石をいれます。

 

その上に培養土をいれて、植物を植えこんでいくというやり方が最もオーソドックスな方法です。

 

では、培養土の下に入れる鉢底石とはいったい何で、どのような役割を果たすものなのでしょうか?

 

一般的に市販されている鉢底石は、軽石や黒曜石などでできているものが主流で、中には木炭や竹炭でできていたりするものもあります。

 

多孔性で通水、通気性の良い素材でできているのです。

 

つまり、鉢底石は、水はけを良くして、空気をコンテナの中に取り込む役割をはたしています。

 

植物が育つのには当然水が必要です。植物への水やりは、「鉢底からしっかり水が流れ出るまでたっぷり水を与え、土の表面がしっかり乾いてから次の水やりをする」といわれます。

 

例外もありますが、多くの植物について言えることです。

 

常に土が湿っていて、空気が少ない状態だと、多くの植物は根をしっかりはることができず、根腐れを起こしてうまく生育できません。

 

植物がうまく生育するためには、土がしっかり水にぬれているときと、その水が排水されて乾いているときがあることが大切なのです。

 

鉢底石の代用品はこの12つがおすすめ!

 

空気が入り込みやすいように小石程度の粒の大きさがあって、水をしっかり逃がす素材であれば、いろいろなものが鉢底石の代用になります。

 

土の中に隠れてしまうものなので、見た目のきれいさにこだわる必要もありません。

 

①普通の小石や砂利

庭などの小石や砂利でも、鉢底石としての働きは十分に果たします。

 

しかし、全体の重量が増して、動かしたりする時に大変になるかもしれません。

 

②発泡スチロール

梱包材や、食品の入っていた発泡スチロールを小石大に砕いて使うことができます。

 

 

メリットは軽いところです。

 

しかし、最終的に処分するときには、分別が面倒なのが難点。排水ネットや玉ねぎなどの入っていたネットの袋に入れて鉢底石の代用にすれば、分別の手間を大幅に省けます。

 

③コルク

ワインをたくさん飲むなら、コルク栓も鉢底石の代わりになります。

 

古くなったコルク製の雑貨なども使い回しができます。

 

 

大きすぎるときは砕きましょう。

 

④カットされたヤシガラ、ココチップ、バークなどのマルチング材

これらの素材は軽い素材でできているため使いやすいです。

 

 

使い古したものを使い回して代用することもできます。

 

化粧用の新品のマルチング材を使うならコストパフォーマンスの点でデメリットとなる場合もありうるので、よく考えましょう。

 

⑤ハイドロボール

インテリアグリーンで人気のハイドロボールも鉢底石の代用として使えます。

 

でも、物によっては、高くつくので、よく考えましょう。

 

⑥割れた植木鉢や陶器のかけら、ビー玉など

テラコッタや陶器のかけら、ガラスのビー玉などの素材でも代用できます。

 

 

しかし重くなること、かけらで手を切るなどのケガには注意が必要です。

 

⑦木炭や竹炭

消臭用として冷蔵庫や玄関などに置いてあったものを使い回しても鉢底石としての役割は立派に果たしてくれます。

 

 

バーベキュー用の木炭のあまりなども、もう使い道がないのならしまい込んで場所ふさぎになるよりも使ってしまった方がいいかもしれませんね。

 

大きすぎるときは砕きます。

 

⑧大粒の赤玉土や鹿沼土

代用できなくはありませんが、長期間使っていると粒が崩れて用をなさなくなります。

 

そのあたりはよく考えましょう。

 

鹿沼土は土壌の酸性度を上げてしまうので、酸性を好む植物(ブルーベリー、ツツジなど)以外では、生育が悪くなる恐れがあります。

 

使いやすい代用品とは言えないかもしれませんね。

 

⑨ほぐした麻紐

荷造りや、植物の誘引に使う麻紐をほぐしてふわふわにしたものも代用できます。

 

しかし、ほぐすのに手間がかかります。

 

そして、いずれは分解されてしまう素材なので長期使用には向かないといえます。

 

⑩貝殻 チキンの骨

おいしくいただいた後にでる、普段は廃棄してしまう部分ですが、鉢底石の代用になります。

 

グリルなど焼き、乾燥させて使いましょう。

 

ケガには気を付けてくださいね。

 

⑪~⑫そのほか!みんなのアイディア

◎ストロー

 

◎クルミの殻

 

スポンジや紙類は鉢底石の代用品にはならない!

 

幅広く身近な素材が鉢底石の代用品になることはおわかりいただけたでしょうか。

 

しかし、身近な素材の中にも、鉢底石の代用品に向かないものもあります。

 

それは・・・

  • 保水性の高い素材
  • やわらかいスポンジの類や
  • 水に濡れることで著しく劣化する段ボールや新聞紙といった紙類

 

堅めの水の抜けがよいスポンジなら使えないことはないかもしれません。

 

しかし、基本的にこれらのものは、鉢の底をいつも湿った状態にしてしまうので、鉢底石の代用には向きません。

 

鉢底石がいらない場合もある

 

植えこむ容器や土、コンテナを置く環境や植物の特徴によって、鉢底石がいらない場合も多いです。

 

①鉢底石のいらない、排水性の良い培養土を使う場合

市販されている培養土の中には、排水性と保水性のバランスが整えられ、鉢底石がいらないとうたわれているものがあります。

 

②鉢底石のいらない構造のコンテナを使う場合

底部から側面にかけて切れ目がはいいているスリット鉢に植物を植えこむ場合は鉢底石はいりません。

 

また、上げ底状になっていてネットが乗っているつくりのプランターなど、鉢底石がいらないとうたわれて市販されているコンテナもあります。

 

③コンテナが小さい場合

鉢底石を入れると、その分培養土を入れるスペースが減るわけです。

 

小さいコンテナに植えこむ場合は鉢底石を入れない方が生育がよくなることもあります。

 

黒などのビニール製の育苗ポットで苗が売られていることが一般的ですが、これには鉢底石は入っていません。

 

自分で育苗ポットに種まきしたり、挿し木をして苗をそだてたりするときも入れる必要はありません。

 

しかし、育苗ポットは仮植えのためのものと考え、生育に合わせて大きいコンテナに植え替えていきましょう。

 

④ハンギングバスケットなど、土が少なく、排水性の良い環境にコンテナをおく場合

ハンギングバスケットは、バスケットやリースなどのコンテナに植物を植えこみ、つるして楽しむものです。

 

コンテナを空中につるすという飾り方から、排水性はかなり良いです。

 

土の入る量がもともと少ない構造のコンテナに過密気味に植物を植えこむことが多いため、少しでも培養土の量を確保するため、鉢底石を使わなかったり、使ってもわずかな量にとどめたりします。

 

⑤多肉植物やエアプランツなど乾燥に強く、あまり水やりを必要としない植物

エアプランツはそもそも土自体を必要としないものも多いです。

 

多肉植物も小さな容器に少ない土で密植したりして楽しむこともあります。

 

鉢底石は必ずしも使うとは限りません。

 

まとめ

まとめ

 

 鉢底石は、排水性、通気性をよくし、コンテナ内の環境を整える働きがある。

 

 排水性、通気性が確保できれば幅広いものが鉢底石の代わりに使える。

 

 鉢底石の代用品には、以下のものが代用できる。

 

【小石や砂利、発泡スチロール、コルク、カットされたヤシガラ、ココチップ、バークなどのマルチング材、ハイドロボール 割れた植木鉢や陶器のかけら、ビー玉、木炭や竹炭、大粒の赤玉土や鹿沼土、ほぐした麻紐、貝殻、チキンの骨、ストロー、クルミの貝殻】

 

 栽培環境や条件、植物の種類によっては鉢底石を使わなくてもよい場合もある