食洗機の使用に欠かせない「食洗機洗剤」。
専用の食洗機洗剤を使用すると、ピカピカでキュッキュッとした仕上がりになりますよね。
しかし、たまたま買い置きを切らしてしまったりすることもあるでしょう。
そんなときは、食洗機洗剤の代用品を使用してみるのがおすすめです。
今回は、困ったときに役立つ『食洗機洗剤のおすすめ代用品』についてご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください!
目次
食洗機洗剤の役割は?代用品を選ぶポイント
食器を自動で洗える食洗機。
使用する洗剤は専用のものを使うことが推奨されていますよね。
食洗機洗剤は、もちろん汚れを溶かして落とすという役割があります。
一般的な食洗機洗剤は、炭酸塩などのアルカリ剤が主体となった洗剤で、発泡性が低いのが特徴です。
また、界面活性剤があまり使われておらず、高温で洗浄力が上がる洗剤です。
食洗機は少量の水で洗浄しますので泡立ちの良い食器用洗剤などを使用すると、故障の原因にもなります。
そのため、泡立ちがよい洗剤は食洗機洗剤の代用品に向きません。
食洗機洗剤の代用品はこの3つがおすすめ!
【食洗機洗剤の代用品①】オキシクリーン
衣類、キッチン、流し台、風呂場など、さまざまな場所に使える「オキシクリーン」。
SNSなどで話題になり、愛用している人も多いのではないでしょうか?
オキシクリーンは酵素系の洗剤で、臭いがないのが特徴です。
40度から60度くらいで洗浄効果がアップすると言われているため、食洗機洗剤の代用にぴったりですね。
5.オキシクリーン
今更おススメされてもってレベルの定番商品
お漏らしズボンから洗濯槽掃除、食洗機掃除まで専用製品を買わずに済むようになってヘビーユース。「君なしで過ごしてた日々の僕がどうやって生きてたか思い出せない」案件。 pic.twitter.com/wVerNlBTNF— ニリニリ (@niritanirio) 2018年11月30日
食洗機の洗剤がきれてたので
オキシクリーン入れてみた
普通にキレイ
いや、食洗機洗剤より
キレイかも— もふもふ猫好き (@mofukero1113) 2018年11月10日
ただし、オキシクリーンには汚れの再付着防止の成分が入っていません。
そのため、食洗機洗剤を使用した時よりもピカピカ度が低いかもしれませんね。
【食洗機洗剤の代用品②】クエン酸
ナチュラルクリーンニングで人気の「クエン酸」。
クエン酸は酸性のため、アルカリ性の汚れを落とすのに役立ちます。
食器を洗うというよりも、食洗機内を洗浄するための代用に使えるでしょう。
(※酸性の汚れにはアルカリ性である「アルカリウォッシュ」が効くのでクエン酸と配合してみるのもおすすめです)
洗濯機に続いて、食洗機の洗浄🙆
こちらは、温水が使える分クエン酸のみでイケる💮💮#クエン酸#食洗機#洗浄 pic.twitter.com/sQcnlQmGdp— 怪獣 (@eeeaaa1011) 2018年8月9日
ふだんはアルカリウォッシュ+クエン酸で食洗機をまわしてるけど、油汚れがひどい時はやっぱり専用洗剤使ったほうがいいみたい。買ってこよう。
— ロコ@お弁当ブログとか (@65x1) 2009年12月29日
食洗機は石鹸カスや水あかなどがたまりやすく、お手入れをしていないとピンク色のぬめりなども発生しやすくなります。
それも放っておくと黒カビになり、便利な食洗機も不衛生で洗った意味がなくなってしまいますね。
そこで活躍するのが「クエン酸」。食洗機にクエン酸を入れて洗浄すると、食洗機内にある汚れがすっきりと落ちます。
【食洗機洗剤の代用品③】酵素系漂白剤
まな板などを漂白するのに使用する「酵素系漂白剤」。
衣類などの洗濯に使用する酵素系漂白剤でも代用が可能です。
うち食洗機には酸素系漂白剤を使うねんけど……新しいの買ったらお姉さんがリストラされてた……
半年の間に何が……? pic.twitter.com/td3FeBfsJq— 神人 (@bksinto) 2019年5月8日
代用できる理由は、成分にあります。
酵素系漂白剤は、過酸化ナトリウムが主成分です。
過酸化ナトリウムは水に溶けると炭酸ソーダと過酸化水素に解離。発生した過酸化水素は熱が加わると活性酸素と水に分解されます。
このときに発揮される酸化力が洗浄力になるのです。
アルカリ性なので、タンパク質を溶かす働きがあることも1つの理由です。
酵素系漂白剤は、プールなどで使われる塩素系のものと異なり、独特の臭いがないのもポイント。
石鹸洗剤などを使った時にできる水滴の跡などもつきにくいため、ピカピカに洗い上げることができます。
ただし、使用する食器の素材に注意する必要があります。
例えば鉄、銅、アルマイトなどの金属製の食器や漆器は酵素系漂白剤の酸化力が反応し、傷んでしまうことがあります。
食洗機洗剤の代用品に使えないもの
①食器用洗剤
食器用洗剤は界面活性剤が主成分で、泡立ちが良い汚れを浮かせて落とすという特徴がありますよね。
一方、食洗機洗剤は界面活性剤がほとんど使われず、泡立ちはなく、アルカリ性で高温のお湯によって汚れが洗浄されます。
このように食器用洗剤は性質が異なるため、食洗機洗剤の代用に食器用洗剤を使用すると、汚れが落ちにくいでしょう。
先にも説明したように、食器用洗剤は泡立ちやすいため、食洗機の中が泡だらけになってしまいます。
最近、食洗機の調子が悪いなと思っていたら、こないだ補充したのが普通の食器用洗剤だったことが、先ほど判明。
いつまでも洗っておるのう、どれどれ
(一時停止して扉開ける)
↓
泡がだだ漏れ
↓
わあぁあぁあぁ!無事か、食洗機は無事なのか…
— pochi (@potechi2861) 2017年1月17日
②塩
身近な調味料である塩を使って、食洗機洗剤の代用にできたら便利ですよね。
塩でも洗浄は可能ですが、洗剤ほどの洗浄力はありません。
③重曹
油汚れのお掃除に重曹を使うことがありますよね。
しかし、食洗機洗剤の代用に重曹を使用すると、故障の原因になります。
重曹は水に溶かすとアルカリ性になり、油汚れを落としやすくなりますが、酵素成分が含まれていないため、デンプンやタンパク質の汚れが落としにくいでしょう。
また、温水によって炭酸カルシウムなどが食洗機内に残り、黒く汚れたようになってしまいます。
重曹が洗い流しきれず、食器や食洗機内に白い粉が付着することもあるでしょう。
まとめ
まとめ
✔ 食器用洗剤は汚れを溶かして落とす役割がある。
✔ アルカリ性で発泡性が低く、高温で洗浄力が上がるのが特徴なので、泡立ちの少ない代用品を選ぶのがポイント。
✔ 食洗機洗剤の代用には、以下の3つがおすすめ。
【オキシクリーン、クエン酸、酵素系漂白剤】
✔ 食器用洗剤、塩、重曹については、食洗機洗剤の代用に使えない。
(それぞれ洗浄する働きはありますが、泡立ちがよく、パイプがつまる危険性があること、庫内が黒くなることなど、故障の原因になるため使用しないことをおすすめします。)