家具を組み立てるときや、自転車の修理などで六角レンチが必要になることがありますよね。
家具に付属していることも多いですが、無くしてしまったり、場合によってはついていないこともあります。
六角レンチ広島に持っていったから解体できない困った pic.twitter.com/engnbNL16q
— ひろと (@pbassist130) November 27, 2016
そうすると「どうやって回したら良いの?」と困ってしまいますよね。
そこで今回は、困った時に役立つ『六角レンチの代用品』をご紹介します。
買いに行く時間がないときには、これから紹介する代替品をぜひ試してみてくださいね。
六角レンチの代用品はこの3つがおすすめ!
六角レンチといっても色々なものがあり、「六角の穴にはめて回すもの」と「六角の形をしたネジを回すもの」があります。
それぞれに代替できる物があるので参考にしてみてください。
まずは六角棒レンチの代用品からご紹介していきます。
【六角レンチの代用品①】マイナスドライバー
大きさが合えばマイナスドライバー六角レンチの代替品として使うことができます。
もちろんサイズが合わなくても工夫すれば使うことはできますが、多少傷を付ける必要があるため、大切な家具や物の場合には注意してくださいね。
【用意するもの】
✔ マイナスドライバー
✔ (あれば)ノミ
手順
- 六角の穴にマイナスドライバーをあてます。角と角を結ぶようにはめ込みましょう。あとは回すだけです。
- サイズが合わない場合はノミなどで六角の穴をまたぐように(オーバーするように)線を入れ、その線にマイナスドライバーをはめて回しましょう。
分解を開始しようにも、六角レンチが見つからず近所のコンビニをハシゴし、最終的には見つからず。
結局家に元々あったマイナスドライバーを巧みに駆使し、ようやく分解に成功します。目の前で椅子と思い出がバラバラになっていきました。 pic.twitter.com/aIEWynHGK6
— えじまん@散歩狂 (@SingingBirdXXVI) February 2, 2021
合うサイズの六角レンチがなかったが、マイナスドライバで応急処置完了(^_^;) pic.twitter.com/7JhjhRn2
— 馬場 俊成 (@ShunzeiB) August 25, 2012
【六角レンチの代用品②】ボルト+ナット
棒レンチがない場合、ボルトとナットでも代用できます。
短すぎるボルトだと回しにくいので、ある程度長さがある方が使いやすいでしょう。
また、もう使わないボルトとナットなら、回しにくい場合は接着剤などで固定してしまうのも良いです。
【用意するもの】
✔ ボルト
✔ ナット
✔ (必要なら)輪ゴム
手順
- 穴のサイズの合うボルトと六角ナットを用意します。
- ボルトにナットをはめて、巻きつけながらボルトの先端に寄せます。
- 六角ナットがついているボルトの先端をしめたいネジ(外したいネジ)の穴に入れて、ボルトに巻きつけた時とは反対方向に回します。穴が緩いときは穴にゴムをかませて回すと摩擦で滑ることがないので回しやすいでしょう。
【六角棒レンチの代用品③】100均で購入する
上記に六角レンチの代用品をご紹介してきましたが、100均にも六角レンチは販売しています。
安価な上一番安全な方法ですので、100均での購入をお勧めします。
六角レンチって100均でもすごい立派でびっくりした pic.twitter.com/nMUTKOEiRr
— ma-ya27 (@masayay7) February 25, 2013
ででーん!100均で六角レンチをゲットした! pic.twitter.com/jQQ7O5S0Hm
— コニ (@coniiitan) August 8, 2014
レンチ(モンキーレンチ)の代用品はこの4つがおすすめ!
続いて、レンチ(モンキーレンチ)の代用品についてご紹介していきます。
【レンチ(モンキーレンチ)の代用品①】ネジ+ナット
飛び出た六角ネジを外すときに使えるのがこの方法です。
レンチがなくても余ったネジとナットで外すことができるので、覚えておくと色々な大きさのネジに対応できます。
大きめのネジやナットの方が安定があるので使いやすいです。
【用意するもの】
✔ 大きめのネジ
✔ ネジに合うナット
✔ (あれば)軍手
手順
- ネジにナットをはめて巻き付け、外したい六角ネジの頭をはさんで幅を合わせます。
- 六角ネジの頭をはさんでしっかり固定したら、ナットをはめたネジをくるくる回して六角ネジを回します。固い場合はケガをする可能性があるので軍手をしてくださいね。
【参考動画】
【レンチ(モンキーレンチ)の代用品②】ダクトテープ
テープのなかでも最も強度があり、粘着力も強く様々な用途に使えるのがダクトテープです。
アメリカでは一般的なテープで手で切れるのに丈夫で「最強のテープ」とも言われています。
日本でもホームセンターで販売されていますし、水や衝撃にも強く様々な場所の修繕にも使えるので1つあると便利です。
【用意するもの】
✔ ダクトテープ
✔ (切りにくい場合は)はさみ
手順
- ダクトテープを適当な長さに切ります。(※あとで引っ張るので、適度に長さを残しておいた方が良いです)
- 幅を半分に切ったら、重ねて貼り合わせます。
- 飛び出たネジに沿わせて貼りつけ、余ったテープを重ねてヒモ状にして持ちます。
- 力を込めて引っ張りながら回します。
【参考動画】
【レンチ(モンキーレンチ)の代用品③】結束バンド
結束バンドはDIYでもよく使われるので家庭にある人も多いでしょう。簡単にちぎれたり切れる事がないので安心です。
ダクトテープ同様、ネジに巻き付けて引っ張るので太めの結束バンドのほうが持ちやすく、回しやすいのでおすすめです。
【用意するもの】
✔ 結束バンド
✔ 軍手
✔ (あれば)輪ゴム
手順
- 結束バンドを飛び出たネジに沿わせてきゅっと絞めます。
- しっかり固定したらネジを回します。滑って外れてしまう場合は輪ゴムをかませましょう。また、持ち手が滑る場合は軍手などをして回すと良いですね。
【参考動画】
【レンチ(モンキーレンチ)の代用品④】コイン2枚を使った方法
少し難しいですが、コイン2枚も使い方によってはレンチの代わりになります。
小銭2枚なら手元にあると思うので、どうにもならない場合は試してみる価値ありです。
ただ、しめるにしても外すにしても力が必要なので最後の手段にしておきましょう。
【用意するもの】
✔ コイン2枚
手順
- 飛び出たネジをコインではさみます。
- 力が入りやすいように手をグーの形にして、人差し指と中指の第二関節辺りにコインが来るように持ちます。
- そしてそのまま力をいれてネジを回します。
【参考動画】
代用品を使う際の注意点
①合わないサイズのものは使わない
レンチサイズが合っていないものを使うと滑って回らなかったり、ネジや代用品自体が破損する可能性もあります。
特に穴にはめ込んで使う場合、サイズが合わないものを無理して使うと穴から取れなくなってしまうこともありますので、気を付けましょう。
②ゴミは取り除く
六角穴にはめて使う場合、穴に入っている細かいゴミは取り除くようにしてください。
ゴミが入っているとうまく回せなかったり、滑ってしまい上手く作業を行うことができませんので注意しましょう。
また、金属の削りカスなども破損の原因となるため必ず取り除くようにしましょう。
③代用品は緊急時のみ使用する
代用品はあくまで代用品なので、やはり正規のものを買った方が良いのは前提です。
特に家具や自転車はその場限りではなく、ずっと使うもので安全性も重要ですよね。
代用品ではしっかり締めたつもりでも、ぐらつきや緩みが出てくる可能性がありますし、ネジ穴が削れてしまったり、ネジが破損してしまうこともあります。
そうなると次にネジをしめたりはずしたりする時に非常に作業が行いにくくなってしまいます。
そのため、できるだけ代用品は使用せず、緊急時のみ使用するようにしましょう。
まとめ
まとめ
✔ 棒レンチ、T字レンチの代わりにはマイナスドライバー、ボルト+ナットが使える。
✔ モンキーレンチの代わりにはネジ+ナット、ダクトテープ、結束バンドが使える。
✔ モンキーレンチの代わりにコインも使えるが、難しいので最終手段とする。
✔ 代用品はあくまで代用品なので、しっかりネジをしめたり、はずしたりする場合は正規品を使うのが前提。
✔ やむなく代用品を使うなら、サイズの合わないものは使わない。
✔ ゴミや削りカスなどは取り除く。