版画を紙に転写する際に使う「バレン」。

 

紙に圧をかけながらバレンで擦ることで、キレイに転写することができますよね。

 

版画の転写では欠かすことが出来ないバレンですが、いざという時にないと困ってしまうこともよくあります。

 

カワルンちゃん
やばい!バレンがない。どうしよう…

 

子供が夏休みの製作などで版画を作ったのに、紙に転写できないとお困りの方もいるかもしれません。

 

そこで今回は、そんな困ったときに役立つ『版画のバレンの代用品』についてご紹介します!

 

バレンってどんな作りなの?

(バレン 出典:Wikipedia

 

 

ひとことでバレンと言っても、様々な種類のバレンがあります。

 

本バレンと呼ばれる本格的な作りのバレンもあれば、代用バレンというものがあります。

 

これらバレンの差は芯や当て皮に使われている素材にあり、本バレンの場合は芯は竹皮、当て皮には和紙や柿渋、漆、わらび粉などが使われています。

 

一方、代用バレンは芯にニスで固めた紙ヒモ、当て皮はプラスチックで作られていることが多いです。

 

本格派やプロであれば本バレンを使うのがベストですが、子供の宿題や趣味でたれば代用バレンで十分でしょう。

 

代用バレンは、100円ショップでも買うことができるので、とても手軽に入手することができます。

 

しかし、中には代用バレンもない!という人もいるでしょう。

 

カワルンちゃん
そういうときは、身近にあるものでバレンの代用ができますので、どんなものが使えるかよくチェックしておきましょうね。

 

版画のバレンの代用品はこの7つがおすすめ!

【版画のバレンの代用品①】段ボール

 

バレンは、ザックリと言うとまっ平らな素材で出来ているので、それに似せたものであれば代用できると考えていいでしょう。

 

身近にあるまっ平らでしっかりした素材である段ボールも、少し手を加えたらバレンの代用品として使うことができます。

 

段ボールをバレンの代用品として使うときは、まずは使いやすいサイズの円に切ります。

 

そのままでも使うことはできますが、使いにくい人は段ボールに取っ手をつけたり、滑りが気になる人は滑りやすい素材の布で段ボールを包んだりするといいでしょう。

 

カワルンちゃん
転写の際は、転写する紙の上に新聞紙を敷くようにすれば紙を傷めませんよ!

 

【版画のバレンの代用品②】瓶のフタ

 

調味料やジャムなどが入っている瓶のフタも、少し工夫することでバレンの代用品とすることができます。

 

大きさもちょうどよく、丈夫なので使いやすいことでしょう。

 

しかし、フタによっては円の周りに凸凹があって使いにくい場合があります。

 

そんなときは、フタに段ボールを重ねて布で巻くといいでしょう。

 

カワルンちゃん
凹凸が無くなりますし、フタが芯になってくれるので擦りやすくなります。

 

【版画のバレンの代用品③】タオル

 

普段は拭くときに使うタオルですが、バレンの代用品として使うことができます。

 

使い方は至って簡単で、転写する紙の上に新聞紙を被せて、その上からタオルを丸めて擦るだけです。

 

新聞紙をワンクッションにしているので転写する紙を傷めませんので、安心して擦ることができます。

 

カワルンちゃん
均一に圧をかけるためにも、タオルはある程度丸めて使うようにしましょう。

 

【版画のバレンの代用品④】かまぼこの板

 

バレンのしっかりとした芯を再現するための素材はどんなものにしようかお悩みの人も多いでしょうが、身近なもので探すならかまぼこの板がおすすめです。

 

形がバレンとは少し異なるのですが、程よい大きさで手に持ちやすいサイズ感なのでバレンの芯として工夫して使うことができます。

 

かまぼこの板を代用品にするときは、表面に段ボールを添えて滑りやすい素材の布で包んで使うのがいいでしょう。

 

カワルンちゃん
しっかりと手で持てるのでとても使いやすいです。

 

【版画のバレンの代用品⑤】スリッパ

 

普段は履いて使うスリッパですが、靴底が布や柔らかい素材でできているものはバレンの代用品として使うことができます。

 

スリッパの靴底は平べったく程よく固さがあるので、見た目や形は違っても、ちゃんと圧をかけることができるのです。

 

スリッパを代用品として使うときは、転写する紙の上に新聞紙を敷いて、その上からゴシゴシを擦ります。

 

このままだとスリッパが汚れてしまいますし、滑りも悪いので、他の代用品と同様に滑りやすい素材の布を巻くといいでしょう。

 

カワルンちゃん
スリッパは手にはめて使えるので、とても簡単に擦ることができます。

 

【版画のバレンの代用品⑥】丸い瓶

 

版画を刷るときは、全体に均一に圧をかけることが大事です。

 

圧の差があると転写したときに濃淡の差や堀りのムラがクッキリと浮かび上がってしまうことがあるので、均一に力をかけるというのは重要なのです。

 

バレンは、全体を同じ力で擦ることが出来るので便利ですよね。

 

そんな便利なバレンがないときの代用品として、丸い瓶があるととても便利です。

 

ほかの代用品は擦ることに特化していましたが、この丸い瓶はコロコロを転がして使います。

 

そのまま使ってもいいですし、気になるのであればタオルに包んで使うのもいいでしょう。

 

カワルンちゃん
ワインの瓶やビールの大瓶などが大きくて使いやすいですよ!

 

【版画のバレンの代用品⑦】ゴムローラー

 

版画を刷るとき、版木にまんべんなく均一にインクや絵の具を塗るために使われるゴムローラーも、いざというときにはバレンの代用品することも可能です。

 

インクや絵の具付けに使ったあとのゴムローラーをそのままバレン代わりに使うときは、しっかりと新聞紙などでインクを落とします。

 

何度が新聞紙の上でコロコロしているとインクや絵の具も薄くなってくることでしょう。

 

そしてある程度インクや絵の具が落ちたら、残ったインク等で転写する紙が汚れないように新聞紙を敷き、その上からローラーをかけます。

 

インク用のローラーは、力をこめるように作られていないので力加減が必要ですが、取り急ぎのときのバレンの代用品としては使うことができるでしょう。

 

カワルンちゃん
インクや絵の具はしっかり落としてから使わないと、転写する紙を汚してしまうので気をつけましょうね!

 

まとめ

まとめ

 

 バレンには本バレンや代用バレンなどがあり、その差は芯や当て皮に使われている素材である。

 

 本バレンの場合は芯は竹皮、当て皮には和紙や柿渋、漆、わらび粉、代用バレンは芯にニスで固めた紙ヒモ、当て皮はプラスチックで作られていることが多い。

 

 版画のバレンの代用品は、以下の7つがおすすめ。

 

【段ボール、瓶のフタ、タオル、かまぼこの板、スリッパ、丸い瓶、ゴムローラー】