寒い季節に体の芯から温まる定番の献立といえば、シチュー。
中でも人気なのはホワイトソースを使ったクリームシチューでしょうか。
クリームシチューのレシピには大抵、最後に牛乳を加えて軽く煮込むとあります。
ただ、うっかり牛乳を切らしているということもありますよね。
そこで今回は、そんな困ったときに役立つ『牛乳の代用品』についてご紹介します。
目次
牛乳がシチューにもたらす効果と注意ポイント
そもそも、シチューに加える牛乳にはどんな役割があるのでしょうか。
牛乳は臭いを吸収する働きを持ち、肉や魚の生臭さを緩和する目的でしばしば料理に使用されます。
しかし、シチューに使用される牛乳には他に役割がありそうです。
例えば水だけでシチューを作った場合、仕上がりはあっさりしたものになり、水っぽいと感じることさえあるようです。
そこで加えられるのが牛乳。乳脂肪やたんぱく質などの成分を含む牛乳には、料理にコクやうまみをプラスする効果が期待できるのです。
また、シチューに牛乳を加えるとき、注意したいのは『投入するタイミング』。
牛乳をぐつぐつ煮立てたり長時間煮込んだりすると、成分が分離して舌ざわりが悪くなってしまいます。
成分の分離を防ぐために、具材にすべて火が通り、ある程度とろみのついた状態で加えるようにしましょう。
牛乳の代用品としてシチューに入れるならこの11つ!
【牛乳の代用品①】バター
食欲をそそる香りと濃厚なコクで料理を引き立ててくれる「バター」。
牛乳から作られるバターを始めとした乳製品もまた、料理にコクやまろやかさを加える効果があります。
中でもさまざまな食材と相性のいいバターは、牛乳の代用品としてシチューの仕上げに加えるのにおすすめの食品といえます。
シチュー牛乳の代わりにバター刻んで溶かしたのが良い感じよ❤️
— まんじゅうみるきぃ☆つー (@jyudentiu) 2017年10月9日
料理に使用されることも多いので、あまり心配せずに使うことができるのではないでしょうか。
【牛乳の代用品②】マーガリン
あいにく冷蔵庫にバターはないというおうちでも、朝食のトーストに塗るための「マーガリン」なら常備されているかもしれません。
もともとバターの代替品としてつくられたマーガリンは、一見バターとよく似ています。
バターの風味とコクをプラスした製品も多く販売されており、こちらも牛乳の代用品として利用することができるでしょう。
暗いけど親が牛乳の代わりにマーガリン入れたシチュー♡めっちゃうまいw pic.twitter.com/IQmhqAXhzC
— ★iceBluE☆黒夜久 (@sarumi_misaki) 2014年10月19日
しかし、植物油脂の加工品であるマーガリンは、乳脂肪がぎゅっと詰まったバターとは含まれる成分が大きく異なるのも事実。バターと同等のコクを得られるかというと難しいかもしれません。
【牛乳の代用品③】コーヒー用クリーミングパウダー
コーヒーを愛飲しているご家庭なら、戸棚に常備されている「クリーミングパウダー」も牛乳の代用品としておすすめの食品です。
牛乳無いの忘れてシチュー
森永のクリープで代用なんとかなった pic.twitter.com/l31FuUJ3fO— アオヤ モンハン待機中 (@aoyakamo14) 2018年9月8日
甘みが気になるという方は、味見をしながら少しずつ加えるようにしましょう。
実はクリーミングパウダーといっても成分はさまざま。
乳製品のコクや風味を期待するのであれば、牛乳の成分からつくられた製品を選ぶといいかもしれません。
【牛乳の代用品④】生クリーム
乳製品である「生クリーム」も、牛乳の代わりに加えることでコクとまろやかさをプラスすることができる食品です。
普段から牛乳と合わせて利用しているという声もあります。
冷蔵庫に常備しているというおうちは中々ないかもしれませんが、お菓子作りに使用した残りがある場合など、思い切って使ってみるのもおすすめです。
シチュー作った時に生クリーム入れたの初めてだ。いっつも牛乳で代用してたんだけど、ひと味違って美味しい pic.twitter.com/csewOCMeqy
— 陽月(。・ω・。)ようげそ (@sunmoon0117) 2018年11月8日
【牛乳の代用品⑤】とろけるチーズ・粉チーズ
チーズもまた、コクやうま味をプラスすることができる乳製品のひとつです。
ピザ用の「とろけるチーズ」や「粉チーズ」などがシチューに加える代用品として使いやすくおすすめです。
チーズの風味も、シチューと相性は悪くないでしょう。
今日はシチューつくった!牛乳ないのに気づいてチーズで代用したがうまくとろみついてコクもでてわろたw pic.twitter.com/j88YgXlfaz
— ⋯゚₊◗◖ ミカエル (@rnkn_murasaki) 2015年2月26日
【牛乳の代用品⑥】スキムミルク(脱脂粉乳)
「スキムミルク」とは、牛乳の成分から脂肪分を除いて粉にしたものです。
そのため、牛乳の代用品として問題なく使用することができます。
@otogusuri Ryuさん、今夜は冷えるのでシチューを作りました。我が家では牛乳の代わりに、スキムミルクを水で溶いて入れてます。サッパリ、でも牛乳も感じます。塩ゆでした小松菜、ニンジン、キノコ、白菜、玉ねぎ、豚肉で! pic.twitter.com/rDyUThOHky
— 丹野 福子 (@fmj829) 2018年1月22日
しかし、コクという部分では物足りない出来上がりになるかもしれません。
【牛乳の代用品⑦】ヨーグルト・飲むヨーグルト
「ヨーグルト」や「飲むヨーグルト」もまた乳製品。
料理にコクやうま味をプラスする効果を期待してシチューに加えるというレシピもあり、牛乳の代用品として利用できるといえるでしょう。
シチューを作ったよ!相変わらず牛乳苦手だから代わりにヨーグルト入れてみたけどわりと美味しくできた👏👏 pic.twitter.com/5y5li2Fa3u
— 友梨 (@ryuuya_lily_cl) 2017年9月18日
プレーンヨーグルトなど、甘さの少ないものを使うのがポイントです。
【牛乳の代用品⑧】豆乳
なんだか牛乳の仲間のように思ってしまいがちですが、大豆からつくられる豆乳は乳製品には分類されません。
とはいえ、豆乳を牛乳の代わりに使用しても問題ありません。
久しぶりのシチュー
牛乳の代わりに豆乳を代用 pic.twitter.com/STuSWHZBjG— どっかの国の国王@デニムの民 (@kokuou_0) 2018年7月11日
ただ、乳製品とくらべるとコクや風味が弱く物足りなさを感じるかもしれません。
【牛乳の代用品⑨~⑪】そのほか!みんなのアイディア
◎ホワイトソース
今日の朝
ごはん
クリームシチュー
豚肉とピーマンのゆずレモン炒め修学旅行で最近作ってなかったから、たまには朝も作ってみた。クリームシチューは牛乳ではなくホワイトソースで代用。 pic.twitter.com/bnMhhflMbW
— シュウト (@4vCqdPRu0jSsBoy) 2018年10月27日
◎プロテイン
シチュー丼大好き人間
牛乳の代わりにプロテイン入れたらめちゃウマฅ^>ω<^ฅ💕しゅき︎💕︎💕 pic.twitter.com/9fbvb71kED— ゆーの (@nyaaaaaa_yn0) 2019年3月15日
◎ココナッツミルク
晩御飯ー!シチュー!!!!
牛乳の代わりにココナッツミルク入れたらめっちゃ美味くなった pic.twitter.com/YrQQvgfyAt— やまぴこ (@PicopicoPie) 2019年3月8日
代用品を使うときに気をつけること
甘みの少ない乳製品であれば、大抵は牛乳の代用品として利用することができます。
牛乳を使うときと同様に、これらを使用するときは、分離を防ぐために仕上げの段階で加えるようにするのがポイントです。
また、クリーミングパウダーなど、固形または粉上の代用品を利用するときには、水の量の調節も必要になってくるでしょう。
まとめ
まとめ
✔ 牛乳には、シチューにコクやうま味をプラスする効果がある。
✔ 牛乳の代用品には、【バター、コーヒー用クリーミングパウダー、生クリーム、とろけるチーズ・粉チーズ】といった甘みの少ない乳製品がおすすめ。
✔ コクや風味を補うことによって【マーガリン、スキムミルク(脱脂粉乳)、豆乳】なども代用品として利用できる。
✔ 【ヨーグルト・飲むヨーグルト】も代用可能だが、人によって好みが分かれることが多いので注意が必要。
✔ 牛乳および代用品として利用する乳製品は、仕上げの段階で加えることで成分の分離を防ぐことができる。