時間がかかる煮込み料理を作るときにお役立ちの圧力鍋。
料理のレシピなどを見ていると「圧力鍋で●分」などと記載されてるほど、一般家庭に定着している調理器具です。
しかし、レシピでは当然のように圧力鍋を使うように書かれていますが、持っていない人からすると「どうすればいい?」と困ってしまいますよね。
そこで今回は、困ったときに役立つ『圧力鍋の代用品』についてご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください!
目次
圧力鍋の代用品を選ぶポイントは?
圧力鍋とは、ご存知の通り「圧力を調整するための機能が備わっている鍋」です。
空気や液体が逃げないような密封状態を作って加熱することで、鍋の中の圧力を上げて液体の沸点を高める、高温調理をすることができます。
その結果、比較的短時間で調理することができるため、カレーやシチューなどじっくり時間をかけて煮込む必要があるものでも半分ほどの時間で作ることができるのです。
圧力鍋を使えば時短になるだけでなく、ガス代も節約できてうれしいことばかりです。
そんな圧力鍋の代用品は「密封性や保温性が高いもの」を選ぶのがポイントです。
圧力鍋は密封状態を作りだした上で圧力を加えるものなので、それに少しでも近い状態を作り出すなら「密閉性」はとても大事でしょう。
また、圧力鍋のように熱を逃がさず調理をするためには保温性も大切。代用品によっては別の道具も兼用することで、「保温性」を高めることができます。
圧力鍋の代用品はこの6つがおすすめ!
【圧力鍋の代用品①】炊飯器
お米を美味しく炊き上げてくれる炊飯器は、レシピ次第では圧力鍋の代わりに使うことができます。
完成。トロリとほぐれてうまうま💕圧力鍋ないから炊飯器代用で角煮。 pic.twitter.com/PJnamaEH0h
— グラ (@guratan719) 2016年12月18日
圧力鍋と同様に圧力を加える調理器具なので、仕上がりは圧力鍋を使ったときにとても近い状態になります。
骨付き肉や角煮など、圧力鍋を使ってトロトロに仕上げたいものを作るときは、炊飯器はお役立ちです。
炊飯器を代用するときは、レシピにもよりますが20分から1時間を目安に炊飯するといいでしょう。
【圧力鍋の代用品②】普通の鍋
普段のお料理で使っている普通の鍋も、工夫次第では圧力鍋の代わりに使うことができます。
保温熟成調理=材料を鍋に入れて ひたひたの水を入れ、強火にかけて沸騰したら弱火にして=5分だけ煮て鍋帽子か新聞紙に包んで20分でOK❣️❣️
どんな煮物でもつかけます❣️正しくエネルギーをあまり使わず、美味しい調理が出来ます❣️
試して下さいね pic.twitter.com/rOjKgcySPh— 黒ちゃん (@12kurotyann) 2017年5月2日
圧力鍋と普通の鍋では構造が全く違うため、調理時間も仕上がりも変わってきますが、少し工夫をすることで圧力鍋を使ったときと近い仕上がりにすることができます。
普通の鍋を代用するときは、お料理をある程度煮込んだら鍋を新聞紙やバスタオルなどに包んで保温するといいでしょう。
【圧力鍋の代用品③】ホーロー鍋
鉄などの金属性の鍋にガラスを焼き付けてコーティングしたホーロー鍋も、使い方を工夫することで圧力鍋の代わりに使うことができます。
伝熱性や保温性が高く煮込み料理に最適なホーロー鍋は、工夫することで圧力鍋で調理したような仕上がりになります。
ホーロー鍋を代用するときは、普通の鍋と同様にある程度煮込んだら新聞紙やバスタオルに包んで保温しましょう。
1時間近く煮込んだら、新聞紙で包む。ホントは圧力鍋や保温鍋が欲しいんだよねぇ pic.twitter.com/3Eg1BxIm7y
— 半分死んでる。。。(´・ω・`) (@Didjeridoo) 2018年10月8日
普通の鍋と違ってかなり保温性に優れているので、普通の鍋よりは早く仕上げることができます。
【圧力鍋の代用品④】ダッチオーブン
重厚な見た目や作りをしているダッチオーブンも、圧力鍋の代用品としておすすめです。
へっへっへ。
豚野郎が、だいぶ俺好みに仕上がってきやがったぜえ。#豚の角煮※説明しよう!
蓋が重く、閉じると結構密閉されちゃうダッチオーブンを使うことで、圧力鍋と似たような効果が得られるのだ!
お肉柔らか。 pic.twitter.com/o1AeIuF1EP— めさ(悪魔) (@yumemityounoshi) 2018年3月2日
アウトドア用のものは構造的にコンロにかけるのが難しいですが、キッチン用のダッチオーブンをお持ちなら、圧力鍋と同様の仕上がりを目指すことができます。
ダッチオーブンを代用するときは、普段のように加熱調理するだけでOKです。
鉄製のダッチオーブンだと温まるのが少し時間がかかりますが、密封性と保温性がかなり高いので、圧力鍋と遜色なく使うことができます。
【圧力鍋の代用品⑤】タジン鍋
とんがり帽子のような独特な形のフタがついているタジン鍋も、使い方次第で圧力鍋の代わりに使うことができます。
タジン鍋でカレー作った。
タジンだと圧力鍋みたく短時間で肉や野菜が柔らかく煮え、蒸し煮だから野菜の味が損なわれない。
クミンとローズマリー効かせ水分はトマトのみ。ご飯も玄米にしました。
でもタジンの蓋、デカくて重くて形複雑だから、洗うの面倒くさいんだよな( ̄^ ̄)ゞ pic.twitter.com/7TTmMjV9Bv— ゆいち (@siumaibentou) 2018年11月6日
タジン鍋は蒸し料理を作るときに使われている陶器製の土鍋で、独特な形のフタは重たくズッシリとしているため、鍋の中に蒸気や熱を閉じ込め、圧力鍋と同じような状態を作り出します。
【圧力鍋の代用品⑥】スロークッカー
材料を入れてタイマーを設定するだけで、できたての美味しい料理を楽しむことができるスロークッカーも、使い方次第では圧力鍋の代用品としておすすめです。
スロークッカーで大根煮てます(笑)いつもなら圧力鍋なのだか
こっちは放置出来るから楽だ pic.twitter.com/mR9vjrSbjv— サボォ (@opty8888) 2019年5月6日
スロークッカーは沸騰する前の温度で長時間かけて調理をする器具なので、高温で短時間調理する圧力鍋とは全く真逆のものになります。
しかし、仕事をしている人や時間に余裕がある人の場合は、このスロークッカーを上手く使いこなせば、圧力鍋で調理したときと同じような仕上がりを期待することができます。
スロークッカーを代用するときは、仕事に行く前や朝の時間のあるときに材料や調味料をスロークッカーの中に入れて、タイマーをセットします。
それだけで夕飯時には、まるで圧力鍋で料理したような、しっかりと熱が通って味が染み込んだ美味しい料理をすぐに食べることができるでしょう。
まとめ
まとめ
✔ 圧力鍋には圧力を調整するための機構が備わっていており、鍋の中の圧力を上げて高温調理することができるため、時短やガス代節約ができる。
✔ 圧力鍋の代用品は、密封性や保温性を重視して選ぶようにすると良い。
✔ 圧力鍋の代用品は、以下の6つがおすすめ。
【炊飯器、普通の鍋、ホーロー鍋、ダッチオーブン、タジン鍋、スロークッカー】