木と和紙で出来ている障子は、とても温かみがある見た目で趣がありますよね。

 

出来ることならいつもキレイな状態の障子を保ちたいものですが、破けてしまったりすることもあるので、定期的に貼り直すことが大切です。

 

障子のりを専用の和紙があれば、誰でも簡単に障子の貼り替えをすることができるでしょう。

 

しかし、いざ障子の貼り替えをしようとしたときに「障子のりがない!」なんてことになると大変です。

 

カワルンちゃん
やばい!障子のりがない。どうしよう…

 

そこで今回は、そんな困ったときに役立つ「障子のりの代用品」についてご紹介します!

 

障子のりの成分や特徴は?

 

障子のりの主成分は「でんぷん」です。

 

穀物や芋類などの植物から取れるでんぷんは、はるか昔の平安時代から「でんぷんのり」として使われていました。

 

お米のでんぷんで作られたのりはとても接着力があり、障子やふすまを貼る際には欠かせないアイテムだったのです。

 

障子のりはでんぷんの他にも、カビ止め剤やヤニ止め剤などが含まれています。

 

これらはカビから和紙や桟を守ってくれたり、ヤニがついた桟でもしっかりと和紙が接着できるなどの効果があり、まさに障子貼りのためののりと言えるでしょう。

 

現代の一般的なのりと言えばスティックのりや液体のりですが、これらの原材料は合成樹脂やポリビニールで、障子のりのようなでんぷんやカビ止め剤などは含まれておりません。

 

カワルンちゃん
同じのりではありますが、使う目的が違うと重視するポイントも異なり、原材料もずいぶんと違うものになります。

 

障子のりの代用品はこの7つがおすすめ!

【障子のりの代用品①】洗濯のり

洗濯物をパリッと仕上げる上に、防汚効果をもたらすことができる洗濯のりは、工夫することで障子のりの代用品とすることができます。

 

のりと名乗っているとは言え用途が全く違うこの2つですが、主成分がでんぷんであることが共通しているのです。

 

洗濯のりを代用品とするときは、ちょっとだけ水で薄めてから使うのがポイントです。

 

水を入れすぎてサラサラになると、接着力が弱くなってしまうので注意してください。

 

カワルンちゃん
代用品を作るときは、少しずつ水を入れてかき混ぜながら様子を見るようにしましょう。

 

【障子のりの代用品②】スティックのり

紙を接着するときに使うスティックのりも、条件次第では障子のりの代用品とすることができます。

 

 

使いやすい形状で、簡単に扱うことが出来るのでとても便利な代用品と言えるでしょう。

 

スティックのりを代用品とするときは、桟に直接のりを塗って、その上から和紙を貼るという方法でOK。サッと貼り付いてくれるので簡単です。

 

ただ、スティックのりは文具として作られているので、桟のような木材にはあまり馴染みません。

 

そのため、時間が経過するとアッサリと剥がれてしまうことがあります。

 

カワルンちゃん
スティックのりを代用するときは、あくまで「緊急用」「また改めて貼りなおす」ことを前提にして使うようにしましょう。

 

【障子のりの代用品③】でんぷんのり

白くてプルプルとしたゲル状のでんぷんのりも、使い方次第で障子のりの代用品とすることができます。

 

 

子供が工作などでよく使うのりなので安全性は高いのりですが、接着力がちょっと弱いのが難点です。

 

でんぷんのりを代用品にするときは、でんぷんのりを指や刷毛に取って、桟に丁寧に伸ばして塗っていくようにしましょう。

 

あまりたくさんの量を塗るとでんぷんのりで和紙がぶよぶよしてしまいますし、見た目もカッコ悪くなるので注意してください。

 

カワルンちゃん
更なる強度を求めるのであれば、でんぷんのりに少しだけ木工用ボンドを混ぜるといいでしょう。

 

【障子のりの代用品④】小麦粉のり

どこの家庭にも置いてある小麦粉にちょっと手を加えるだけで、障子のりの代用品を作ることができます。

 

小麦粉で作られる小麦粉のりが、あっという間に作ることが出来る上に、接着力もバッリチなのでおすすめの代用品です。

 

 

しかも障子のりだけでなく、洗濯のりの代用品にもすることができるというスーパーアイテムなのです。

 

ただし、家族に小麦アレルギーがいる場合は注意が必要なので、代用品にしない方がいいでしょう。

【用意するもの】

✔ 水…1カップ

✔ 小麦粉…大さじ1

手順

  1. お鍋の中に水と小麦粉を入れて、加熱します。
  2. じっくりと弱火で、かき混ぜます。
  3. 小麦粉が溶けて、ドロッとしてきたら完成です!

カワルンちゃん
1日か2日ほど置くと、更にのり感がちょうどよくなりますよ。

 

【障子のりの代用品⑤】片栗粉のり

料理のとろみ付けや揚げ物のころもとしてよく使われる片栗粉も、ひと手間加えて片栗粉のりにすることで、障子のりの代用品とすることができます。

 

 

片栗粉の原材料はじゃがいものでんぷんなので、障子のりの代用品にはピッタリです!

【用意するもの】

✔ 水…1カップ

✔ 片栗粉…大さじ1

手順

  1. お鍋の中に水と片栗粉を入れて、加熱します。
  2. 片栗粉が溶けて、ドロッとしたら火を止めます。
  3. 粗熱を取ったら完成です!

カワルンちゃん
片栗粉の代わりに、コーンスターチを使うのもアリです。

 

【障子のりの代用品⑥】米のり

小麦粉のりや片栗粉のりと同じように、お米からものりを作ることができます。

 

昔は障子の貼りかえをするときは米から作った米のりでしていることがほとんどだったので、米のりももちろん障子のりの代用品とすることができます。

 

 

とても簡単に作ることができますが、保存することができないので作り過ぎには注意しましょう!

【用意するもの】

✔ 炊いたお米…大さじ5(必要なだけ準備してOKです)

✔ 水…少々

手順

  1. 温かい状態のお米を、しっかりと裏ごししてペースト状にします。
  2. お米のペーストに固さを感じたら、少しだけ水を入れます。
  3. お米のペーストが使いやすいくらいの固さになったら完成です!

カワルンちゃん
裏ごし器がなければ、すり鉢を使っても大丈夫です!

 

【障子のりの代用品⑦】木工用ボンド

紙以外の素材を使った工作や、ちょっとした家具の修理などに使われることがある木工用ボンドも、条件次第では障子のりの代用品とすることができます。

 

乾くのが早いので、桟に塗ったら手早く和紙を貼る必要がありますが、接着力はバッチリです。

 

ただ、木工用ボンドを代用品に使うと「剥がすときが大変になる」という恐れがあります。

 

 

でんぷん系の糊だと水にふやかせば簡単に剥がせまずが、木工用ボンドはしっかりと付きすぎて、人によっては面倒に感じるかもしれません。

 

木工用ボンドしかない場合は、剥がすときのことを考えた上で利用するようにしましょう。

 

カワルンちゃん
他の代用品がある場合は、木工用ボンドは「少し混ぜて接着力を強くするもの」として使うといいですよ。

 

まとめ

まとめ

 

 障子のりの主成分はでんぷんであり、これにカビ止め剤、ヤニ止め剤などが入っている。

 

 でんぷんは昔からのりとして使われており、障子のりには欠かせない成分となっている。

 

 障子のりの代用品は、以下の7つがおすすめ。

 

【洗濯のり、スティックのり、でんぷんのり、小麦粉のり、片栗粉のり、米のり、木工用ボンド】