手軽に果汁を絞ることができる絞り器は、お料理やお菓子作り、ドリンクに果汁を入れたいときにとても便利ですよね。
家庭に1つあると便利ですが、使用頻度がそんなに高くないので「家にない!」という人もいるでしょう。
そんな人は作りたいレシピに「果汁を絞る」という項目があると困ってしまいますよね。
そこで今回は、困ったときに役立つ『絞り器の代用品』についてご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
絞り器の特徴や代用品を選ぶポイントは?
絞り器(スクイーザー)は、強い力を使わず衛生的に果汁を絞ることができる調理器具です。
レシピで少し果汁が必要なときはもちろん、カクテル作りで果汁を使いたいときには簡単に果汁を絞ることができます。
絞り器にも様々なタイプがあり、昔ながらの「山型タイプのもの」や「プレスタイプのもの」などがあります。
山型タイプのものは中央の山型になった部分に半分に切ったひねるように果物を押し当て、果汁を絞りプレス型のものは、絞り器に果物を挟みテコの原理を利用して果汁を絞ります。
このような特徴から、絞り器の代用品は「果物を簡単に潰せるもの」を選ぶといいでしょう。
山型タイプのように断面を潰して果汁を出せるものでもいいですし、プレスタイプのように果物を丸ごと潰して果汁を絞りだすようなものでも構いません。
また、レモンやミカンなどの小さい果物であれば「手で潰せる」という人もいるでしょう。
しかし、単純に潰しただけでは飛び散ってしまし、部屋を汚したり果汁の量が少なくなってしまう恐れがあります。
絞り器の代用品をこの4つがおすすめ!
【絞り器の代用品①】ジップロック
食材を保管するのに使いやすいジップロックは、工夫次第で絞り器の代わりに使うことができます。
食材や料理から出る水気の逃がさないファスナーがついているので、絞った果汁も逃がすことがありません。
ジップロックを代用するときは、まずは絞りたい果物をジップロックに入れてしっかりとファスナーを閉め、後はひたすらジップロックの中の果物を潰すだけです。
素手や綿棒で叩くのもいいですし、加減をしながら足で潰すのもいいでしょう。
ファスナーがしっかりと閉まっているので、果汁をちゃんとジップロック内に留めておくことができます。
潰し終わったらジップロックをそっと開けて、ザルなどでこしながら果汁を容器に出しましょう。
【絞り器の代用品②】スタンドミキサーのパドル
ハンバーグのタネやパンの生地を簡単に混ぜてこねることが出来るスタンドミキサーのパドルの部分も、場合によっては絞り器の代わりに使うことが可能です。
絞り器の代用に使うのはスタンドミキサーのホイッパータイプのパドルで、半分に切った果物の断面をえぐるようにして潰し、果汁を絞り出します。
一般的な手動タイプのホイッパーよりも丈夫なので、グリグリと使っても壊れる心配はありません。
少ない力で果肉を潰して簡単に果汁を絞ることができますが、手持ちスタンドミキサーのパドルが果物の大きさとマッチしたときのみ代用することができます。
【絞り器の代用品③】フォーク
どのご家庭でも置いてあるカラトリーのフォークも、絞り器の代わりに使うことができます。
代用の方法はとても簡単で、まずはレモンやオレンジなど果物を真っ二つに切り、断面の果肉をフォークで数ヶ所ほど刺します。
あとは手でギュッと果物を握るだけで簡単に果汁を絞るだけでOKです。
【絞り器の代用品④】手ぬぐい
あんこなどをこすときに使われる手ぬぐいも、絞り器の代用品としておすすめです。
手ぬぐいは網目が細かいので果肉や種を通さず、果汁だけを絞ることができます。
手ぬぐいを代用するときは、果汁を絞りたい果物を適当なサイズに切って、それらを包んで絞ります。
【絞り器の代用品⑤~⑥】そのほか!みんなのアイディア
〇ブレンダー
少し前に義父母から届いた高知文旦を使って生搾りサワーのような飲み物(笑)を作りました(*^^*)我が家には絞り器が無いのでブレンダーで代用しました★☆
次は別の方から頂いた甘夏で作ってみよう♪ pic.twitter.com/DgHLaF1tb1— こまぺん (@musickomapen) 2013年3月20日
〇お茶碗
そしてレモン汁を入れます。絞り器がなかったのでお茶碗で代用するマン pic.twitter.com/qsw9ts2gyx
— 忍んでるERUMO (@mori_sori) 2013年6月16日
代用品を使うときに兼用するといい方法をご紹介!
ここまでは絞り器の代用品をご紹介してきました。
どれもちゃんと果汁が絞れて申し分のない代用品ですが、やはり「代わりのもの」なので、絞り器を使ったときのようにスイスイとたくさんの果汁が取れないこともあります。
そんなときに、【ある方法】を兼用するとより効率的に果汁を絞ることができるのです。
ここでは、その方法についてご紹介してきます。
①果物を電子レンジで少し温める
絞りたい果物を電子レンジで少しだけ温めると、果汁出やすくなります。
レモンやオレンジは気温が上がると果汁に流動性が増してくるので、その性質を利用するのです。
レモンやオレンジを温めるときは、600Wで30秒ほど加熱するだけでOKです。
②果物をコロコロと転がす
代用品で果汁を絞る前に、果物をテーブルやまな板の上でコロコロを転がすと果汁を絞りやすくなります。
転がすことによって果物がほぐれて柔らかくなり、簡単に果汁を絞りだすことができるようになるのです。
もしどうしても代用品が見つからないときは、この方法だけでもある程度の果汁を絞り出すことができます。
その場合は、果物を十分に転がしたあとに、果物の底部分に切り込みを入れて絞るだけでOKです。
まとめ
まとめ
✔ 絞り器の代用品は大きな力を使わずに、簡単に果物を潰せるものを選ぶと良い。
✔ 果物を手で潰せるという人は、果汁を絞る際に果汁が飛び散らないものや絞った果汁を溜められるものなどを兼用すると良い。
✔ 絞り器の代用品は、以下の6つがおすすめ。
【ジップロック、スタンドミキサーのパドル、フォーク、手ぬぐい、ブレンダー、御茶碗】
✔ 絞り器の代用品を使う際は、絞る前に「電子レンジで果物を少しだけ温める」「果物をコロコロを転がす」などすると、より果汁が絞りやすくなる。