昆布の上品なうま味やコクがあり、料理の味を引き立ててくれる「昆布だし」。
昆布だしがあれば、家庭の和食は安定して作ることができるので、重宝しているお宅も多いでしょう。
しかし、その昆布だしを切らしてしまったら大変!料理のベースとなる出汁がないとなると、とても困ってしまいますよね。
そんなときに、家庭にあるもので「昆布だしの代用になるもの」を知っておくと、とても便利ですよ!
そこで今回は、そんな困ったときに役立つ昆布だしの代用品についてご紹介します。
目次
【代用品を選ぶコツ】昆布だしで注目すべきはグルタミン酸!
昆布だしの代用品を探すときは、まずは「昆布だしの成分」を確認してみましょう。
昆布だしには何が含まれているかを知ることで、代用品探しも比較的しやすくなります。
昆布だしで注目すべき成分は「グルタミン酸」という成分です。
(グルタミン酸 出典:Wikipedia)
グルタミン酸は、アミノ酸の一種で「うま味物質」としてよく知られていますよね。
昆布にはこのグルタミン酸が豊富に含まれており、昆布のうま味はこのグルタミン酸のおかげなのです。
そんなグルタミン酸を含むものであれば、工夫次第で昆布だしの代用品とすることができそうですよね!
昆布だしの代用品はこの10つがおすすめ!
【昆布だしの代用品①】昆布茶
昆布を乾燥させて、粉末状にした「昆布茶」。
そのままお湯で溶かしてお茶として飲む以外にも、料理の隠し味としても活躍しますよね。
昆布茶には昆布のうま味がかなり凝縮されており、昆布だしの代用品にするにはピッタリです。
とても便利なので、昆布だしよりも昆布茶の方をメインに使っているという人もたくさんいます。
鶏肉とほうれん草のホワイトシチュー(ルゥ不使用)。
昆布だし無かったので昆布茶で代用whttps://t.co/5Yv2vhZAbB pic.twitter.com/gm0YPhlP5y
— TOMMY山 (@tommy_ya_ma) 2016年11月29日
【昆布だしの代用品②】ほんだし
和食のベースとなる粉末だしの「ほんだし」。
基本の味噌汁から煮込み料理、鍋、炊き込みご飯など、かなりの広範囲の和食に活躍するだしの素です。
ほんだしには、かつお節や昆布、椎茸などが含まれており、とてもうま味やコクがあります。
そんなほんだしは、昆布だしの代用品にピッタリです。
だし以外の味付けは特にされていないため、汎用性も高く、代用品としてはかなり優秀でしょう。
昆布だしとるっていう手間を省いてくれるほんだしパイセンまじイケメンっす
— たかやま (@tekeyeme) 2016年5月31日
【昆布だしの代用品③】めんつゆ
一般家庭のお助けアイテムである「めんつゆ」。
かつおや昆布の出汁に、醤油やみりんで味付けをしたつゆで、めんにかけるだけでなく、料理の味付けにも大活躍ですよね。
そんなめんつゆは、メニュー次第では昆布だしの代用品としても使うことができます。
めんつゆのベースとなっている出汁には昆布も含まれており、比較的違和感なく代用することが可能です。
うどんやそばのつゆや煮物の味付けなどするときに使うといいでしょう。
麺回!とり天うどんにしました!めんつゆ最高!!#ガク食 #ガク食オープンキャンパス pic.twitter.com/oKgZkhOp7d
— くもな🦊✌️ (@mh1730) 2019年3月10日
【昆布だしの代用品④】昆布つゆ
昆布をベースとした出汁に、醤油やみりんで味付けをした「昆布つゆ」。
昆布だしが素となっている昆布つゆは、昆布だしの代用品としてはかなりクオリティが高いです。
昆布だしに味付けがされているだけのものなので、代用品として使うときは醤油やみりんを使うメニューに使うのがベストになります。
昆布だし→昆布つゆ
結局昆布!
— しき(DQB2 楽しい) (@vulthoom01) 2015年2月4日
【昆布だしの代用品⑤】味の素
料理の隠し味や仕上げによく使われる、うま味調味料の「味の素」。
料理にうま味やコクを加える味の素には、グルタミン酸が含まれています。
そんな味の素は、昆布だしの代用品とすることが可能です。
チャーハンや炒め物などで「少しうま味が欲しいな」というときに、昆布だしの代用品として使うことができます。
昆布だしおいしいですよね!
ただ味の素が出汁において最強よ!— ラディカルムック鍋 (@Blondhair2Tails) 2018年11月3日
【昆布だしの代用品⑥】ハイミー
味の素と同様に、料理にうま味を与えてくれる「ハイミー」。
成分の内容は、味の素と大きな違いはありませんが、決定的に違う点は、うま味物質が味の素よりも多く含まれていれということです。
そのため、ハイミーはうま味調味料というよりも「うま味だし」として使うことができます。
そんなハイミーも、昆布だしの代用品とすることが可能なのです。
ハイミーを代用するときは、料理によって分量を使い分けるようにしましょう。
汁物であれば、10振り前後を目安に使うのをおすすめします。
かなりのコクがあるので、代用品としては十分に役立ってくれることでしょう。
ハイミー pic.twitter.com/3a7meWeozG
— ほろis106kg (@horohyhm) 2019年2月16日
【昆布だしの代用品⑦】濃口醤油
関東方面では、料理によく使われている「濃口醤油」。
和食のレシピには書かすことが出来ない濃口醤油ですが、グルタミン酸が豊富に含まれています。
そのため、濃口醤油は昆布だしの代用品にすることが可能です。
ただし、醤油にはしっかりと塩分が含まれているので、昆布だしの代用品として使うときは、味付けに注意する必要があります。
少しずつ味付けをしながら、濃くなりすぎないよう味見をしつつ、調理するようにしましょう。
【昆布だしの代用品⑧】ブロッコリーの茹で汁
和食より洋食によく登場するブロッコリー。
このブロッコリーと昆布は無縁に見えまますが、なんと「ブロッコリーの茹で汁」が昆布だしの代用品に使うことが可能です。
ブロッコリーには、昆布にも含まれるグルタミン酸が含まれています。
そのブロッコリーを茹でて、グルタミン酸が滲み出た茹で汁が、昆布だしの代用品となるのです。
ただ、このままではただの茹で汁なので、手を加えていく必要があります。
【昆布だしの代用品⑨】トマトケチャップ
「昆布だしの代用にケチャップ?」と不思議に思う人も多いことでしょうが、実はトマトケチャップを少し薄めることで、昆布だしの代用品とすることができます。
トマトにはグルタミン酸が豊富に含まれているので、昆布だしのようなうま味を出せるのです。
家庭の冷蔵庫に常備されているトマトケチャップなら、いつでも使うことができますよね。
ただし、トマトケチャップをそのまま使うと酸味が強くなりすぎてしまうので、昆布だしの代用品として使うときは、水で薄めて使うようにしましょう。
【昆布だしの代用品⑩】椎茸の戻し汁
干し椎茸を水で戻したときに残る「椎茸の戻し汁」。
干し椎茸には、グルタミン酸と同じ「グアニル酸」といううま味物質が豊富に含まれており、昆布だしの代用品とすることができるのです。
まとめ
まとめ
✔ 昆布だしには、グルタミン酸という「うま味」成分が豊富に含まれているので、代用品はグルタミン酸を含むものを選ぶと良い。
✔ 昆布だしの代用品は、以下の10つがおすすめ。
【昆布茶、ほんだし、めんつゆ、昆布つゆ、味の素、ハイミー、薄口醤油、ブロッコリーの茹で汁、トマトケチャップ、干し椎茸の戻し汁】