魚料理と相性のいい「ディル」。
香りが強く、風味も独特ですが、クセになる人もとても多いです。
ディルを使った料理が突然食べたくなることもあるでしょう。
しかし、ご家庭に常備していることは少なく、「いざ料理を作ろうとしたら、ディルがない!」なんて事態になるのも珍しくはありません。
そこで今回は、そんな困ったときに役立つ『ディルの代用品』についてご紹介します。
目次
ディルとはどんなもの?特徴を知ろう!
(ディル 出典:Wikipedia)
ディルとは、ヨーロッパでは昔から料理に使われているハーブの1つです。
葉や茎はスッキリとした爽やかな香りや味わいがあり、ほんのりとした甘みもあります。
その独特の香りを活かして、香草焼きなどに使われることが多く、特にサーモンとの相性が抜群なので、サーモン好きな人はディルが欠かせないことでしょう。
また、ディルの種は刺激的な風味があるので、パンの風味付けのアクセントやピクルス、料理のスパイスとして使われることがあります。
そして、お料理以外にも薬用に使われるのがディルの大きな特徴の1つです。
胃腸の調子を整え、消化の促進を助ける働きがあります。
ディルの代用品はこの7つがおすすめ!
【ディルの代用品①】パセリ
料理の仕上げや飾り付けによく使われている「パセリ」。
特に飾り付けに使われていることが多く、見た目の差し色として大活躍でしょう。
食べると独特の味がするので、中には「見るだけで食べない」という人もいますが、そんなパセリは料理の使い方次第でディルの代用品とすることができます。
チキンのスペアリブのソテーを作りました^ ^
材料:
オリーブ油
パセリ
コンソメ
塩
胡椒
ライム
ガーリック
ルッコラディルが売ってなかったのでパセリで代用 pic.twitter.com/NOomkzOgV8
— 🌹サンドアート集団SILT 船本恵太 (@keita_funamoto) 2018年12月4日
ディルの代用品パセリを使うときは、魚の臭みとりなどで代用するのがベストです。
【ディルの代用品②】フェンネル
ディルと同じく、魚料理との相性がいいハーブの「フェンネル」。
風味や香り、見た目もディルとよく似ているフェンネルは、ディルの代用品として使うことができます。
今日収穫した葉っぱとフェンネルをプルコギに使いまくった
この前行ったロシア料理屋の匂いがするのである程度フェンネルはディルの代用になるようだ pic.twitter.com/mTa5CCN2Mt— 瑪爾斯可汗(マールス・カガン) (@kimovoticus) 2017年4月24日
ディルの代用品にフェンネルを使うときは、そのままディルを使うときと同じでOKです。
似ているとはいえ、やはり風味や香りは異なるので、こだわる人は多少の違和感に気付くかもしれませんが、問題なく代用品として使うことができるでしょう。
【ディルの代用品③】コリアンダー(パクチー)
イタリアンなどでよく使われているハーブの「コリアンダー」。
ディルと同じセリ科のハーブで、実は巷で人気のパクチーと同じものなのです。
クセの強い風味や香りがあり、かなり好き嫌いが分かれるハーブですが、病み付きになっている人も多いでしょう。
そんなコリアンダーも、ディルの代用品とすることができます。
マグロとイカをディルとオリーブオイルとピンクペッパーでマリネしたかったけどスーパーにディルがなかったのでタイムとパクチーで代用🌿マグロとイカもサーモンにしたしなんかよくわからないマリネになった pic.twitter.com/2hmlVcmXix
— 雲丹美©︎ (@deliciousuni) 2019年3月3日
コリアンダーをディルの代用品としてつかうときは、そのままディルを使うときと同様でOKです。
コリアンダーやディルは風味や用途がよく似ており、同列に語られることが多く、相互に代用がしやすいものです。
【ディルの代用品④】タイム
ディルと同様、独特の香りがあり、魚の臭み取りによく使われる「タイム」。
タイムはディルよりも比較的手に入りやすいハーブです。
用途がディルと似通っているので、使い方によってはディルの代用品として使うことができます。
【ディルの代用品⑤】ローレル
別の呼び方で、月桂樹やローリエなど名前を持つ「ローレル」。
コリアンダーと同様に、呼び方が違うと全くの別物のように感じますが、同じものです。
見た目は完全に葉っぱですが、臭み取りや香り付けで大活躍するハーブです。
ローレル。カレーやシチューなど煮込み料理に臭みを取るために使用します。異物混入じゃないんでね。ちゃんとした香辛料なんでね。クレームだしたら恥かくよ。 pic.twitter.com/ddp9pkXrDw
— toshiaki (@Growth777) 2016年1月17日
そんなローレルも、使い方次第でディルの代用品とすることができます。
ディルの代用品としてローレルを使うときは、臭み取りや香り付けに使うのがベストです。
【ディルの代用品⑥】チャービル
別名フレンチパセリと呼ばれている「チャービル」。
別名のとおり、フレンチでよく使われているハーブで、パセリによく似た風味や香りがあります。
そんなチャービルも、ディルの代用品として使うことが可能です。
昨日作れなかったので(;^_^A
🍀夕飯は待望のカルパッチョを娘が初挑戦💪ディルがなくてチャービルで代用💙
娘手作りカルパッチョを旦那はデローンと鼻の下のばして食べてました(⌒-⌒; ) pic.twitter.com/PHfjyPQFqv— ははいろおと🍀 (@31haha04) 2016年9月23日
【ディルの代用品⑦】ハーブバター
香りのいい様々なハーブを含んだ「ハーブバター」。
市販のものもありますが、ハーブ好きな人なら手作りして家に置いているという人もいることでしょう。
そんなハーブバターですが、ディルが使われているものであれば、お好みで代用することができます。
レシピはかなり限定されますし、ほかのハーブの味が混ざるので純粋にディルのみの味ではありませんが「どうしても風味がほしい」という場合には使うことができます。
バターにハーブを混ぜ込んだ「ハーブバター」。彩りや風味がまし、いつもの食卓がぐんと華やかになりますよ。バターを室温で柔らかくしておき、みじん切りにしたお好みのハーブと混ぜて、冷蔵庫で冷やして出来上がり。使うハーブはバジルやパセリ、チャービルなど柔らかいものがおすすめです。 pic.twitter.com/cKaLeTvxMK
— 日本アロマ環境協会(AEAJ) (@aromakankyo) 2018年9月18日
【ディルの代用品⑧~⑪】そのほか!みんなのアイディア
◎ミント
ワインタイムはホタテ・蕪・グレープフルーツのマリネ、アボカド&プロシュート(共に妻作)です。前者は「ごちそうマリネ」のレシピで、ディルをミントで代用したものです。平和に見えますが、シャルル🐱がホタテにも生ハムにもご執心で大変です。ブルゴーニュ・アリゴテと合わせました。 pic.twitter.com/afczv9WChy
— Rinji (@m_rinji) 2018年8月21日
◎ほうれん草
春といえば、、shivit osh!
色合いがキレイ!日本ではディルが手に入らなければ、ほうれん草で代用できます⭐️ #ウズベキスタン #ウズベキスタン料理 #おいしい中央アジア協会 #麺料理 #エスニック料理 #うどん #そば #ほうれん草 #健康的な食事 https://t.co/LXbqmUFMXy pic.twitter.com/NWct15EmYm
— おいしい中央アジア協会 (@0141CentralAsia) 2018年5月16日
◎ローズマリー
真鯛のカルパッチョ作ってみたよ〜
(ディルが売ってなかったからローズマリーで代用)
同じ材料で盛り付け2パターン
スタンダードとセルクル pic.twitter.com/LsnDLSabuW— タカ (@takatakacchi) 2016年9月22日
◎バジル
今日の朝ごはんでした〜〜代わり映えしないな…
白アスパラのバター炒め、鰹の香草パン粉焼き、トマト、納豆、キウイ、十八穀米、お味噌汁
香草はディルの代わりにバジルで#Twitter家庭料理部 #お腹ペコリン部 #朝ごはん pic.twitter.com/lR3PvHLzBw— のわの輪@低浮上 (@noirxxxnoir) 2016年4月6日
ディル好きな人は市販の瓶タイプを常備しよう!
ここまでは、ディルの代用品についてお伝えしてきました。
様々な料理にお役立ちなので、いつも冷蔵庫に置いておきたいものですが、使う頻度も置いてあるスーパーも少ないし、保存できる期間も長くないので、困ってしまいますよね。
そういう人は、市販されている瓶タイプのディルを常備するのがおすすめです。
乾燥させたものを瓶詰めしているので、生のものに比べるとフレッシュさが欠けて少し風味は落ちますが、保存期間も長いのが嬉しいポイントでしょう。
香り付けや臭み取りに使うぶんには十分役割を果たしてくれます。
まとめ
まとめ
✔ ディルは、ヨーロッパでは昔から料理に使われているハーブの1つで、食用や薬用にととても便利なハーブである。
✔ 料理では独特の香りを活かして、香草焼きやピクルスなどに使われることが多く、種も風味付けや料理のスパイスとして使われている。
✔ ディルの代用品は、以下の7つがおすすめ。
【パセリ、フェンネル、コリアンダー(パクチー)、タイム、ローレル、チャービル、ハーブバター】