すき焼きやステーキなどに使う「牛脂」。
牛脂を使うと風味や旨みがアップしておいしくなりますよね。
スーパーによっては牛肉を買うと無料でもらえることもあります。
しかし、いざお肉を焼こうと思ったら「家に牛脂がない!」「もらい忘れた!」ということもあるでしょう。
牛脂がないとおいしく焼けないのでは?と思ってしまいますが、牛脂の代用品でも問題なく美味しく焼けます。
そこで今回は、困ったときに役立つ『牛脂の代用品』についてご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください!
目次
牛脂の役割と代用品を選ぶ際のコツ
牛脂とは「牛の脂の部分を精製して食べられるようにした食品のこと」、ヘットとも呼ばれています。
スーパーなどでは四角くカットしたものが置いてありますよね。
すき焼きやステーキを作る際に使う人が多いと思いますが、そもそも牛肉を焼くのになぜ牛脂が必要なのでしょうか?
牛脂の役割は、料理にコクを出し、濃厚な美味しさに仕上げること。
人は脂が多い食品は美味しく感じるとされているため、単純に脂を加えるために牛脂を使うという考え方もあります。
牛脂の代用品はこの5つがおすすめ!
【牛脂の代用品①】サラダ油
さまざまな料理に活躍する「サラダ油」。
どこの家庭にもある身近な油ですよね。
牛脂がない場合、サラダ油で代用することができます。
牛脂もらってくるの忘れたからサラダ油で焼く。 pic.twitter.com/bTiMuCAiUC
— いっかく (@nftonvzy) 2018年12月4日
サラダ油は牛脂の代わりに脂っこさをプラスでき、余計な風味が加わらないため、違和感なく代用できるでしょう。
牛脂独特のコクはプラスできませんが、いつでも家にある油のため、気軽に代用できるというメリットがあります。
【牛脂の代用品②】オリーブオイル
イタリア料理に欠かせない「オリーブオイル」。
健康志向の人はサラダ油よりもオリーブオイルを使用しているかもしれませんね。
オリーブオイルは植物性の油ですが、牛脂の代わりに使用できます。
オリーブオイル&弱火で各面を焼きます。牛脂もらってくるの忘れた。 pic.twitter.com/y1nespshPY
— しろいおもち🍵 (@nic0ri) 2019年3月12日
オリーブの爽やかな風味がプラスされるため、お肉をあっさりと食べたい時におすすめ。
また、オリーブオイルはお肉の中に浸透しない性質があります。
ステーキを焼く際には、牛脂の代わりにオリーブオイルを使用するとお肉をコーティングしてふっくらと仕上げる効果があります。
ステーキを焼くときは、まずお肉にオリーブオイルをマリネし、冷たいままのフライパンでじっくり焼きましょう。まるでプロ並みの仕上がりになります。
【牛脂の代用品③】バター
パンに塗ったり、バターソテーに使ったり、お菓子作りに使ったりと、さまざまな活用法がある「バター」。
バター独自の風味やコクが特徴で、こってり系の料理に合います。
料理にコクや旨みをプラスできるため、牛脂の代わりになります。
とある中国のお店にて、すき焼きをオーダー。牛脂の代わりにバターが使用されていたので、「バター風味鍋」だった。 pic.twitter.com/QkWi8Ws0u8
— Danny (@Danny9870654) 2018年5月23日
ただし、バターの風味がお肉や料理に加わるため、レシピによっては違和感を感じるかもしれません。
【牛脂の代用品④】マーガリン
パンにはバターよりマーガリン!という家庭も多いでしょう。
実はマーガリンは炒め物などにも使える便利な加工食品です。
牛脂とは風味は異なりますが、コクもプラスできるため、代用として十分に活躍してくれるでしょう。
牛脂が無いんでマーガリンでさっと焼いただけでも旨そう pic.twitter.com/lYAGX3LdNU
— Hinata (@HsHinata) 2014年3月26日
マーガリンはバターと同じように旨みやコクがプラスできる一方、マーガリンの風味が料理に加わってしまいます。
ステーキなど、素材の美味しさが重要な料理には代用を避けるのが無難です。
また、ソースや調味料と合わないこともあるため、レシピをよく確認して代用することをおすすめします。
【牛脂の代用品⑤】ラード
中華料理に欠かせない「ラード」。
豚の背脂を精製したもので、牛脂と同じように白色で、固形、またはチューブ状で売られています。
お肉の種類は異なりますが、同じ動物性の脂なので、代用できます。
昼ごはんなし
夜ごはん
サーロイン130g(クレイジーソルト)
ラード
ほうれん草
味玉1
残り物の梅しそアジフライ
クリームチーズ牛脂貰ってくるの忘れたからラードで焼いた(´・ω・)美味しいからいいけど!
クリームチーズと牛肉って美味すぎる。 pic.twitter.com/68QL3DBXeE— みはね@食事記録 (@mihane_diet) 2017年1月23日
コクや脂っこさ、旨みもプラスできるため、さまざまな料理の代用に適しています。
ステーキやすき焼きはもちろん、ハンバーグに加えるのも良いですね。
ただし、ラードは牛脂とは味わいが少し異なります。
牛脂は比較的さっぱりとした味わいで、コクが強く、においが少ないのが特徴。一方、ラードはコクもありますが、こってりとした味わいで少し甘みが残ります。
脂身の多いお肉なら牛脂は使わなくてもOK!
ここまで牛脂の代用品を紹介してきましたが、参考になるものは見つかりましたか?
どの代用品も家にない!という場合でも諦めなくて大丈夫です。
ステーキや焼肉、すき焼きなど、牛肉を焼く料理で牛脂を使用する場合は、実は牛脂を使わなくてもOKです。
その理由は、牛肉自体の脂で牛脂の代わりになるからです。
牛肉の脂身が多い場合、フライパンや鍋に何もひかずに焼いても、自然に脂が溶け出します。
牛脂を貰ってくるのをまた忘れたので、鉄鍋に脂の多い所を入れて代用。
c⌒っ.ω.)っ pic.twitter.com/Qj23OnLQnv— 壁│' *)〆 (@worldly_desire2) 2017年1月21日
まとめ
まとめ
✔ 牛脂の代用品を選ぶ際は、脂をプラスし、コクや濃厚な美味しさを再現できるものを重視すると良い。
✔ 牛脂の代用には、以下の5つがおすすめ。
【サラダ油、オリーブオイル、バター、マーガリン、ラード】
✔ サラダ油は余計な風味がなく、素材の美味しさを邪魔しない。
✔ オリーブオイルはお肉をコーティングしてふっくら仕上げられるため、ステーキにおすすめ。
✔ バターやマーガリンはコクをプラスできるが、牛脂と味わいが異なるため、レシピによっては避けた方がよい。
✔ ラードは牛脂より甘みがあり、こってりとしているが、脂の旨みをプラスできるため、代用に向いている。
✔ 牛肉を焼く場合、脂身が多ければ牛脂を使用しなくても美味しく食べられる。