お菓子作りにのみならず、料理をするシーンでも大活躍のクッキングシート。
おかずのレシピを見ていても、目にする機会が多いですよね。
しかし、たまたま切らしていたり、「お菓子を作らないから置いてないわ」というご家庭もあるかと思います。
そこで今回は、フライパンで用いるクッキングシートの代用品についてご紹介いたします。
目次
クッキングシートをフライパンで使う場面は3つ!
確かにクッキングシートには、お菓子作りのイメージが強いですよね。
ですが、フライパン調理の際も、以下のような便利な使い方があるんです!
①魚や肉を焼く際に用いる
魚や肉を焼く際にフライパンの間にクッキングシートを敷くことで、手軽に美味しく焼くことができます。
クッキングシートを使う利点は以下の通りです。
クッキングシートの利点
- 頭や尾が焦げない
- 焦げ付かない
- 余分な油をクッキングシートが吸うため、食材がベチャッとしない
- フライパンの油残りが少なく、洗うのが楽
- グリルが不要
- 煙が少ない、出ない
魚をグリルで焼くと、焦がしてしまったり、煙が出たり臭いがしたりと大変ですよね。焦げ付いたあとの掃除もなかなか厄介です。
味噌漬けや味付けされた食材は特に焦げ付きやすいので、クッキングシートを使って焼くのがおすすめです。
②蒸し物を作る際に用いる
クッキングシートで食材を包んで、お湯を張ったフライパンに入れることで、簡単に蒸し料理が作れます。
蒸し器も不要、また洗い物も少なく済みますし、手軽に料理の幅が広がります。
③落とし蓋にするとき際に用いる
煮込み料理を作る際に、クッキングシートを具材に被せることにより落とし蓋として利用できます。
柔らかなので具材の形に密着し、しっかり煮汁を浸透させ、無駄なアクは吸ってくれます。
このように、用途様々でこれからどの料理をつくるのかによって、合わせた役割を果たしてくれるクッキングシート。
もちろん、常備してあると便利ですが、ない場合はキッチンにあるもので代用することができます。
フライパンで用いるクッキングシートの代用品【肉や魚を焼く場合】
肉や魚を焼く際のクッキングシートは、具材がくっつかない、焦げ付かないという役割を果たしていました。
その代用品になるのは以下のものです。
①縮めて広げたくしゃくしゃのアルミホイル
味付け肉や魚の切り身を焼く際は、アルミホイルを代用できます。
そのまま使うとくっつきやすいので、一度手で縮めてから伸ばし、くしゃくしゃにした状態で使いましょう。
こうすることで、具材との接着面が減りくっつきにくくなりますし、凹んだ面に無駄な油を落とすこともできます。
なお、アルミホイルは艶のある面の方が具材にくっつきにくいとされています。
ですので、艶のある面を上にするようにして使用しましょう。
②くっつかないフライパン用ホイル
上に挙げたアルミホイルの中でも、フライパンで魚を焼くためのホイルがあります。
こちらはクッキングシート同様、ホイルの表面にコーティングがされてますので、そのまま敷いても具材がくっつきません。
100円ショップでも販売されていますので、ひとつあると便利です。
フライパンで用いるクッキングシートの代用品【蒸し料理を作る場合】
蒸し料理を作る際には、以下のものが代用品として使用できます。
他の項目に比べ少し手順が複雑ですので、細かく見ていきましょう。
①アルミホイル
【用意するもの】
✔ アルミホイル
✔ 具材
✔ フライパン
✔ 水
手順
- アルミホイルを二重にし、手で深皿のような形に整えます。
- その中に具材を入れます。
- 水を張ったフライパンに2を入れ、蓋をして火をつけます。
もちろん、具材を包んでホイル蒸しにしてもOKです。
②耐熱皿2枚
【用意するもの】
✔ 深みのある耐熱皿
✔ 耐熱皿
✔ 具材
✔ フライパン
✔ 水
手順
- やや深みのある耐熱皿を裏返し、フライパンにのせます。
- 1でのせた皿の周りに水を入れます。
- 火をつけ、水が沸騰するのを待ちます。
- 沸騰したら、一旦火を止め1でのせた皿の上に耐熱皿を置き、具材をのせます。
- 蓋をして食材を十分蒸らします。
皿二枚と具材の厚みを合わせてもフライパンの高さを超えないことが大切です。
フライパンで用いるクッキングシートの代用品【落とし蓋にする合】
落とし蓋にする際のクッキングシートは、具材にぴったり密着し、だし汁を浸透させる、灰汁を取る役割がありました。
その代用品になるのは以下のものです。
①厚手のキッチンペーパー
吹きこぼれ防止のため数カ所穴を開け、煮物に被せます。
クッキングシート同様アクが取れるので便利です。
薄手のキッチンペーパーの中には、水に濡れるとボロボロになるものもあります。
鍋に入れる前に一度濡らして確認してから使ってくださいね。
②紙皿
バーベキューなどで余った紙皿もクッキングシートの代用品として利用できます。
吹きこぼれ防止のためフォークなどで数カ所穴を開け、煮物に被せます。
③昆布
出汁を取ったあとの昆布を煮物に被せ、クッキングシートの代用品として利用できます。
昆布から旨味が出るうえに、使い終えた後は細かく切って佃煮にできるなど無駄がありません。
④アルミホイル
アルミホイルもクッキングシートの代用品として使うことができます。
数カ所穴を開け、くしゅくしゅにした後鍋のサイズに合わせるように形を整え煮物に被せましょう。
⑤耐熱皿
鍋より一回りか二回り小さな耐熱皿を裏返し、煮物に被せることでクッキングシートの代用品として使えます。
ぴったり同じ大きさの皿を選ぶと取り出すときに危険なので、必ず小さめの皿を選んでください。
【おまけ】フライパン以外で用いるクッキングシートの代用品
最後に、フライパン以外でクッキングシートを用いる際の代用品もご紹介したいと思います。
①オーブンで焼き菓子を作る際の代用品
オーブンの天板にクッキングシートを敷いて、クッキーなどの具材とのくっつきを防ぎます。
- バターやマーガリン、食用油を天板に塗る
油を天板に均等に塗ることで具材がくっつくのを防ぐことができます。
- コピー用紙や藁半紙を天板に敷く
コピー用紙や藁半紙は新品のものを用い、つるつるした面に具材がのるようにしましょう。
コピー用紙や藁半紙は、ケーキの型作りにも使うことができます。
②冷蔵庫で冷やし固めるお菓子を作る際の代用品
クッキングシートを形成し、チョコレートやゼリーなどの型に使用します。
- 牛乳パック
牛乳パックの内側も食材がくっつきにくい、つるつるとした素材になっています。
好きな大きさに形成して中にタネを流し込みましょう。
- ラップ
生チョコなどのくっつきやすいものには、型との境にラップを敷くのがおすすめです。
③蒸し器を使う際の代用品
焼売や小籠包など、皮がくっついて破れやすいものを蒸し器で蒸す際にも、クッキングシートを敷いておくと安心です。
- 白菜やレタスなどの葉野菜
蒸し器の底に白菜やレタスなどの葉野菜を敷くことで、皮がくっつきにくくなります。
蒸した野菜は一緒に食べられますので、彩りや栄養にも◎です。
このようにクッキングシートは多方面に便利ですが、ない場合もキッチンにあるもので代用できるんですね。
まとめ
まとめ
✔ クッキングシートは表面が加工されており、食材にくっつかず耐熱性が高く水に溶けない。
✔ 焼き物や蒸し物、煮込み料理の落とし蓋として使用することができる。
✔ 焼き物をする際のクッキングシートの代用品はアルミホイルが良い。
✔ 蒸し物をする際のクッキングシートの代用品はアルミホイルや耐熱皿。
✔ 落とし蓋として使用する際のクッキングシートの代用品は、キッチンペーパー、紙皿、昆布、アルミホイル、耐熱皿が使える。