あると便利な「じょうご」。
しかし、たまにしか使わないから持っていないという方も多いですよね。
今あれば良かったのに!と思った時に、意外と漏斗の代用品になるものは身の回りに多いんです。
今回は、困ったときに役立つ『漏斗(じょうご)の代用品』についてご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください!
目次
漏斗の活用法
「漏斗」は「じょうご」または「ろうと」とも呼ばれ、「上戸」とも書くことがあります。
ご存知の通り、漏斗の形はラッパのような形をしており、口径の大きなほうから液体や粉体をいれ、口径の小さい穴から他の容器にうつす時に使う器具です。
使い方としては・・・
- 調味料のうつし変えのときに使用。
- お茶を沸かして麦茶ポットやペットボトルにうつし変える時に使用。
- 小麦粉など粉体のうつし変えに使用。
- お米をペットボトルなどにうつすときに使用。(※お米は冷蔵庫に入れて保管すると、美味しさが増し長持ちします)
- 洗剤や、シャンプーなどの液体の詰めかえに使用。
名前の由来はお酒をよく飲む「上戸(じょうご)」からきたという説が有名ですが、他にも中国から伝わったなどという話もあります。
おすすめ漏斗の代用品【液体をうつす場合】
やかん・急須・計量カップ
【使い方】
✔ このまま使えましょう。いれ口が広くて出口となる側が細くなっていれば漏斗の代わりで使えます。
選ぶ理由
液体をうつすときに使える代用品は、水を通さない、吸わない加工をしている素材を選びますが、①~③は条件を満たしているからです。
おすすめ漏斗の代用品【粉体をうつす場合】
①ハガキ
【使い方】
✔ 容器の口径に合わせて丸めて差し込み使いましょう。
選ぶ理由
固さもあるが丸めやすくてしっかりしています。
②封筒
【使い方】
✔ 封筒の角を1角斜めに切り落とし、容器の口径に差し込み大きさを調整して使いましょう。
選ぶ理由
身近にあり、簡単に加工できます。
③コーヒーフィルター
【使い方】
✔ 下の角をどちらか斜めに切り落としその部分をうつし変える容器の口径に差し込み使いましょう。
選ぶ理由
形からして漏斗に似ている為に、代用しやすいです。
④コピー用紙(紙類)
【使い方】
✔ 注ぎこむ容器の口径に合わせて丸め、差し込んで使いましょう。
選ぶ理由
コピー用紙だけにとどまらず、紙類なら家庭にあるものなので代用しやすいです。
おすすめ漏斗の代用品【液体&粉体をうつす場合】
①紙コップ
【使い方】
✔ 紙コップの底に移す容器の口径と同じ大きさの穴をあけて使いましょう。
※紙コップの中に角を1つ切り落としたビニール袋を入れて使うという方法もおすすめです
選ぶ理由
あると便利なので置いてある家庭が多く、加工もしやすいです。
②ペットボトル
【使い方】
✔ 注ぎ口のついたほうを使います。入れ替えしたいものが入るだけの高さで切り、使用しましょう。
選ぶ理由
加工しやすく手に入りやすいものです。
③ドリッパー(1つ穴)
【使い方】
✔ ドリッパーの穴を注ぎこむ容器の口に合わせて使いましょう。
選ぶ理由
プラスチック製のものがほとんどなので、液体を入れても心配ありません。
④牛乳パック
【使い方】
✔ 牛乳パックの底に、容器に合わせて穴をあけて使いましょう。
選ぶ理由
飲み終わって洗って置いてあるものがいくらかはあるものなので用意しやすく、しっかりした素材なので使いやすいです。
⑤ジップロックやビニール袋など袋類
【使い方】
✔ 袋の下の部分にあたる角を1つ斜めに切り落とし、容器に差し込み使います。
(※また、ビニール袋などだと、ヨレヨレして不安定で使いにくいという時には牛乳パックや紙コップなど少し硬めのものの中にビニール袋を入れて使うなどすると安定感が増して使いやすくなります)
選ぶ理由
家庭に必ずあるものなので、いざというときに用意できるものです。
⑥クリアファイル
【使い方】
✔ 注ぎこむ容器の口径に合わせて丸め、差し込んで使いましょう。
選ぶ理由
丈夫で柔軟性があるので使いやすいです。
⑦アルミホイル
【使い方】
✔ 注ぎこむ先の口の大きさに合わせ、漏斗の形に整え使いましょう。
選ぶ理由
アルミホイルは液体が浸透することはありません。
漏斗の代用品を使う時の注意点
漏斗の代用品になるものはたくさんありました。
ほとんどが丸めたり、角を1つ切り落としたりするだけの簡単な方法で代用が出来ましたね。
しかし、使うものによっては向き不向きがあります。
例えば…
- 紙類など水分を吸収してしまうものはお茶やジュースのような液体を入れ替えるのに代用には向きません。逆に、表面に凹凸がないのでサラッとした粉のようなものに向いています。
- 大きさは入れ替え先の容器がどれくらいの大きさか、口の広さはどのくらいかと前もって合わせておく必要があります。
やはり漏斗を持っていると一番ラク!!
代用品がどれだけあっても、やはり漏斗があればと考えてしまいます。
漏斗を持っていれば、なんといってもラクが出来ます!
最近は市販されている漏斗も色々な種類があり、素材や色、デザインも豊富でどんな使い方をするかで選べるものが増えています。
自分好みの漏斗をみつけ、1つ置いておくことで今後の生活をより充実させてくれるでしょう。
①プラスチック製漏斗
【利点】値段が手頃で100均などでも購入することができ、軽くて便利です。
【弱点】熱には弱く、熱いものには使えません。
②シリコン製漏斗
【利点】柔らかいので形をかえることが可能。熱にも大変強い素材です。保管するときにもペタンコにすることが出来て便利です。
【弱点】大きさにより値段が高くなります。
③ステンレス製漏斗
【利点】さびにくくて丈夫、熱にも強い素材で、とても洗いやすいです。
【弱点】お値段は高めです。
最近はさらに使い勝手がよいものが出ており、取って付き漏斗、量り付き漏斗、注ぐ時間を短縮できるスピード漏斗なども人気です。
まとめ
まとめ
✔ 漏斗を使うと液体・粉体に関係なく、小分けにする時や、容器の入れかえなど漏斗を使い少量ずつ入れえることができる。
✔ 漏斗が無いときには家庭にあるものが代用できる。
【やかん・急須・軽量カップ・ハガキ・封筒・コーヒーフィルター・コピー用紙・紙コップ・ペットボトル・ドリッパー・牛乳パック・ジップロックやビニール袋・クリアファイル・アルミホイルなど】
✔ 代用品は注ぎこむ先の口の大きさに合わせて丸めたり角を切るだけで使用できる。
✔ 代用品を使う時は、入れ替えするものが液体か粉体かに気を付け適切なものを選ぼう。
✔ 市販させている漏斗には、プラスチック・シリコン・ステンレス製がある。