【食品消毒用の焼酎の代用品 5選】日本酒や料理酒は代わりになる!?おすすめ代用品を紹介
  • 果実酒や梅干しを作るときに・・・
  • 味噌を作るときに・・・
  • 容器や器具を消毒するように・・・

「食品消毒用の焼酎」とレシピに書いてあることがよくあります。

 

なぜ消毒用の焼酎をわざわざ用意しなければいけないのでしょうか?また、家にあるお酒の何かで代用できないのでしょうか?

 

カワルンちゃん
消毒用の焼酎ってなに?代わりになるものってあるのかしら…? 

 

そこで今回は、『食品消毒用の焼酎の役割や代用品』についてご紹介しまいきますので、困ったときにはぜひ参考にしてみてください!

 

食品消毒用の焼酎の役割や代用品を選ぶ際のコツ

 

食品消毒用に使われる焼酎は、甲類焼酎と呼ばれるものです。

 

では、甲類焼酎とはどんなお酒でしょうか。

 

そもそも焼酎は、蒸留酒に属します。

 

【CHECK!!】蒸留酒とは?

お酒は作り方によって、醸造酒と蒸留酒の二つに大別できます。
醸造酒は材料を混ぜ合わせて発酵させたもので、そのあとに加熱処理などはしません。発酵によっていろいろな種類のアルコールが生成され、醸造酒はそれら複数のアルコール成分が混ざり合って複雑な味わいのお酒となっています。
一方、蒸留酒は、醸造酒を一定の温度で温め、その温度で揮発してくるアルコールを集めます。この処理によって、一種類のアルコールを抽出することができます。
蒸留酒は、純度もアルコール度数も醸造酒よりも高くなります。

 

そして、焼酎は製法によって甲類焼酎と乙類焼酎に分けられます。

  • 甲類焼酎・・・味や香りのくせが少ない
  • 乙類焼酎・・・伝統的な製法で、原料の味や香りを濃く残す個性がある

食品消毒用の焼酎として、ホワイトリカーという言葉を耳にしたりレシピで見かけたりすることがあるかと思います。

 

ホワイトリカーは、甲類焼酎のことです。

 

リカーとは蒸留酒、ホワイトは味やにおいがないことを指すので、広い意味では、ウォッカやテキーラもホワイトリカーに当たりますが、日本でホワイトリカーと言えば、甲類焼酎のことです。

 

食品消毒用に使われるのは、純度、アルコール度が高い蒸留酒の中でも、甲類焼酎と呼ばれる味や香りにくせのないものであるということですね。

 

高いアルコールで保存容器や器具、時には漬け込む材料を除菌し、くせのなさで食べものの味を邪魔しないということなのです。

 

代用品を選ぶコツとしては、アルコール度数が35度以上のものが望ましいです。

 

カワルンちゃん
クセのない蒸留酒であれば、食品消毒用の焼酎の代わりになるだろうということが言えます!

 

 

食品消毒用の焼酎の代用品はこの5つがおすすめ!

①ウォッカ

「ac 写真 ウォッカ」の画像検索結果

 

麦類やジャガイモから作られるくせのない蒸留酒です。

 

そのくせのなさから、カクテルベースにもよく使われますが、食品消毒にも使えます。

 

②ウォッカスピリタス

 

度数の高さで、世界王者のお酒と言えばウォッカスピリタス。

 

ポーランド原産のお酒で、ジャガイモと穀類を主原料とし、何十回も蒸留を重ねて純度を上げたお酒です。

 

アルコール度数は96度ともいわれます。

 

そのままでは度数が高すぎるので、薄めて用いましょう。

 

また、アルコール度数が高く、引火性もあるので、取り扱いには細心の注意を払いましょう。

 

カワルンちゃん
タバコ程度の火でも引火して事故になることもあるといわれるお酒ですので、十分注意しましょう!

 

③ジン・テキーラ・ブランデーなど、各種の蒸留酒

「ac 写真 蒸留酒」の画像検索結果

 

どれもアルコール度数40度くらいのお酒で、除菌の効果は期待できます。

  • ジン・・・麦類やジャガイモから作られる蒸留酒。
  • テキーラ・・・メキシコ発祥の、リュウゼツランという植物から作られる蒸留酒。
  • ブランデー・・・ブドウなどの果物から作られる蒸留酒。
  • ウィスキー・・・大麦から作られる蒸留酒。

カワルンちゃん
それぞれ独特の香りや味があります。好みや作るものによって使え分けるようにしましょう!

 

④市販の食品用アルコール除菌剤

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調理器具や冷蔵庫などを除菌できるタイプ、手指、食器、調理器具のみならず、食品まで直接噴霧することで除菌ができる食品添加物としても認められているタイプなど、様々な食アルコール除菌スプレーも市販されています。

 

アルコール濃度も様々あり、食品の除菌におすすめです!

 

⑤煮沸消毒

「ac 写真 熱湯」の画像検索結果

 

ジャムの瓶やスプーン、シリコンのへらなど、熱に強く、鍋に入ってしまうほどの大きさのものであれば、煮沸消毒するのも有効な方法です。

 

ガラス製品を煮沸消毒する場合は、急激な温度変化による割れやひびを防ぐため、清潔な布巾を一枚なべ底に敷いてから、ガラス製品を入れましょう。

 

必ず水から沸騰させ、5分ほど沸騰状態をキープした後、やけどに注意しながら熱いうちに取り出してください。

 

カワルンちゃん
すぐにしっかり水気をきって、自然乾燥させましょう。

 

食品消毒用の焼酎の代用品を使うときの注意点

①日本酒や、料理酒、みりんは食品消毒用の焼酎の代わりにならない

日本酒は、蒸留酒である焼酎とは違って、醸造酒というタイプのお酒です。

 

アルコール度数も低く、焼酎のような高い殺菌効果は望めないでしょう。

 

料理酒は、日本酒に塩などを混ぜてあるものもありますので、やはり消毒には使えません。

 

みりんもアルコールを含む発酵食品ですが、糖度が高く、アルコール度数はそこまで高くありません。

 

特にみりん風調味料はアルコールすら含みませんので、消毒には使えません。

 

②水に濡れたまま消毒をしない

いくら度数の高いアルコールを使っても物自体が濡れていたり、水気のある状態だと消毒になりません。

 

カワルンちゃん
きちんと水分をとってから消毒するようにしましょう。

 

まとめ

まとめ

 

 食品消毒用に使われるのは、純度、アルコール度が高い蒸留酒の中でも、甲類焼酎と呼ばれる味や香りにくせのないもの。

 

 アルコール度数は35度以上が望ましく、高いアルコールで保存容器や器具、時には漬け込む材料を除菌し、くせのなさで食べものの味を邪魔しないということ。

 

 食品消毒用の焼酎の代用品としては以下がおすすめ。

 

【ウォッカ、ウォッカスピリタス、ジン テキーラ ブランデーの各種の蒸留酒、市販の食品用アルコール除菌剤、煮沸消毒】

 

 日本酒や、料理酒、みりんは食品消毒用の焼酎の代わりにならない。

 

 器具などが水に濡れたまま消毒をしても効果は薄いので水気をよくとる必要がある