足をひねった時や突き指した時に使う人も多い「テーピング」。
スポーツをしている人だと常備していることも多いですが、たまにしか使わない人だといざ使おうとした時に「なくて困った!」なんてこともありますよね。
そこで今回は、そんな困った時に役立つ『テーピングの代用品』をご紹介していきます。
もし急に必要になった場合は参考にしてみてくださいね。
テーピングには2種類ある!代用品を選ぶ際のコツ
そもそもテーピングを使う目的にはスポーツによるケガの固定のほかに、ケガの予防、身体的機能の向上、矯正などがあります。
テーピングにもいくつか種類があり、大きく分けると伸縮性のあるタイプと、非伸縮性のタイプの2種類あります。
【CHECK!!】
- 伸縮性のあるタイプ
ケガが軽度だったり、固定すると動きにくい場合に使います。
また、引っ張る強度を自由に調節できるので、筋肉をサポートし身体機能の向上や疲労回復にも役に立ちます。
- 非伸縮性のタイプ
主にケガした時に固定したり、治りを早くするため幹部を圧迫するために使われます。
しっかり幹部を固定するので、関節周りが動いて痛みが強い時に効果的です。
テーピングの代用品はこの10つがおすすめ!
【テーピングの代用品①】包帯
一番メジャーな代用品が包帯です。
包帯にも伸縮性のあるものとないものがあるので、目的によって使い分けるようにしましょう。
元々包帯はケガをしたときに使うものなので、安全性も高いですし、柔らかく肌にも優しい代用品です。
テーピング無かったから包帯きつめに巻いて代用 pic.twitter.com/dBmk69eBxi
— みなみとりきよし君 (@kiyoshi_373) March 28, 2014
【テーピングの代用品②】スカーフやバンダナ
次はスカーフやバンダナなど、大きめの布です。
固定したい患部が広範囲の場合は風呂敷など大きめの布が良いでしょう。
おそらく正方形のものがほとんどだと思いますので、まず三角形に折り、縦長になるように折り畳んで細長くしてから患部を固定するようにしてくださいね。
【テーピングの代用品③】ネクタイ
スカーフやバンダナと同じように、ネクタイもテーピングの代用品として使えます。
ネクタイの方が元々細長い形をしていて長さも十分あるので、扱いやすいでしょう。
ネクタイの裏にタグがある場合、肌に触れると痛みを感じる場合があるので、表面が肌に接するようにして巻くと良いでしょう。
一昨日から足が不調やってんけど
ぐねってしもたんか、少し痛くなったのでテーピングしようと思ったら無かったから、ネクタイで代用←
なんかプレゼントのリボンみたいなっとるやん(笑)とりあえず明日病院いこー! pic.twitter.com/0eX3SaAIxg
— 大庭 晴貴 (@Haru_Skipper06) October 20, 2016
【テーピングの代用品④】絆創膏+セロハンテープ
範囲の狭いところや細かいところに適している代用品が絆創膏とセロハンテープです。
例えば突き指だったり、足の指などネクタイやバンダナではちょっと巻きにくいところに適しています。
絆創膏には伸縮性もあるので、曲げたり伸ばしたりする箇所でもフィットしてくれます。
セロハンテープはだけだと厚みもないですし、すぐとれてしまったり体質によってはかぶれてしまう場合があります。
【テーピングの代用品⑤】ハンカチ+ガムテープ
広範囲にテーピングをしたり、足首や肩など大きな部位にテーピングをしたい場合、ハンカチとガムテープも代用品として使えます。
ハンカチだけでは不安定な場合や、固定するのに巻ききれない場合にガムテープを使います。
ハンカチを患部にあて、その上からガムテープで巻いて固定しましょう。ハンカチがない場合はティッシュでもOK。
【テーピングの代用品⑥】タオル
タオルもテーピングの代わりに使えます。
包帯のように伸縮性はありませんが、しっかりしているので固定するのにぴったりです。
フェイスタオルやバスタオルのように長さがあるものならば足首や肩など、大きい部位にも使えます。
テーピング無いんでタオルで応急代用 pic.twitter.com/vbHYHeOnPt
— shirasu2502@多忙 (@shirasu2502) September 11, 2019
【テーピングの代用品⑦】タイツ・ロングスパッツ
もしテーピングも包帯がないなら、タイツやロングスパッツも代用品として使えます。
包帯と同じように薄手で伸縮性があるので、様々な部位に巻くことができます。
また、元々肌に直接触れる衣服なので、かぶれたり痛くなる心配もありません。
人生初のrice
(Rest、Ice、Compression、Elevation)テーピングなかったのでロングスパッツで代用笑
初めてする怪我は楽しい。これで明日は動けるだろう!! pic.twitter.com/XajV2QUnzF— かっつん (@kattun2030) July 7, 2018
【テーピングの代用品⑧】ソックスバンド
あまりメジャーではありませんが、ソックスバンドもテーピングの代用品として有効です。
ソックスバンドは多少伸縮性があり、生地がしっかりしているので伸びきってしまったり、千切れたりする心配がありません。
長さがあまりないので手首や指など、比較的小さい部位に使うのが良さそうです。
【テーピングの代用品⑨】布製のベルト
ベルトには革製やビニール製など、素材が色々ありますが、布製のベルトはテーピングの代用品に向いています。
長さがある上、ネクタイのように元々帯状の形をしているので巻きやすいです。
とりあえず親今出かけてるから
テーピング買ってきてもらおう
それまでベルトでテーピング
代わりにしとく… pic.twitter.com/qqKJjWnDcZ— まこえる (@makoeru_4675_96) July 13, 2017
【テーピングの代用品⑩】防災袋に入っているコーバン
最後に、防災袋に入っているコーバンも紹介しましょう。
ヴェトラップというテープで、粘着性のある包帯です。
包帯と似ていますがテープのようにくっつけることができるので、タオルやネクタイのように結ぶ必要がありません。
伸縮性があって肌にピタッとくっつくのでとても便利です。
腱鞘炎のテーピング代わりに、防災袋から出してきたコーバン。
そうそう、これ便利なんだよ!と思い出したのです。直貼りテープで腕毛脱毛される方に教えたい
こんなに便利なのに、何故ドラッグストアに全色置いてないのか……!
置いて!買うから置いて! pic.twitter.com/g5lzoR0aCD— ブライアン成田 (@b_narita) October 4, 2016
代用品での巻き方を紹介!
テーピングを使うのは捻挫や突き指をした時に多いと思いますので、ここでは簡単な巻き方をご紹介します。
いまいち巻き方が分からない人は参考にしてみてくださいね。
【足首を捻挫したときの巻き方】
- 包帯の真ん中を土踏まずにあて、かかとに包帯を引っかけるようにします
- 足首の後ろで包帯を交差させ、そのまま前に持っていき足首の前でも交差させます
- 左側の包帯の端を持って、右側の足裏から足首に渡る包帯にくぐらせます
- 3と同じように右側の包帯も左側の包帯にくぐらせます
- 足首の前で強く結んで完了
【突き指したときの巻き方】
- 指の関節を挟んで上下に一周テープを巻きます
- 一周巻いたテープからテープへ渡すように、指の側面にテープを貼ります
- 関節に貼らないよう、(2)のテープの上にばってん印にテープを貼ります
- 先程貼った(2)(3)のテープの端がめくれないように、(1)のテープの上から同じようにテープを巻いて完了
代用品はあくまで一時的な応急処置として考えよう
テーピングの代用品を紹介してきましたが、あくまで応急処置として考えて使用するようにしましょう。
代用品はそもそもテーピングするためにあるわけではありません。
長時間つけていることで逆に患部を痛めたり、傷をつけてしまう可能性もあります。
特にガムテープやセロハンテープは人によってはかぶれたり、腫れたりすることもあるので注意が必要です。
災害時や緊急の場合は別として、普段の生活のなかでテーピングが手元になくて、代用品を使った場合、その後は必ずテーピングを買って巻き直してくださいね。
まとめ
まとめ
✔ テーピングには伸縮性のタイプと非伸縮性のタイプがあるので、目的に合わせて選ぶと良い。
✔ テーピングの代用品は以下の10つがおすすめ。
【包帯・スカーフやバンダナ・ネクタイ・絆創膏+セロハンテープ・ハンカチ+ガムテープ・タオル・タイツやレギンス・ソックスバンド・布製ベルト・防災袋に入っているコーバン】
✔ 一番メジャーな代用品は包帯。
✔ ハンカチやバンダナは細長く折って使う。
✔ 絆創膏とセロハンテープは細かい部分におすすめ。
✔ ハンカチ+ガムテープ、タオルは大きな部位に向いている。
✔ セロハンテープやガムテープを使う時はかぶれに気を付ける。
✔ タイツやレギンスは伸縮性もあるので包帯がないときにおすすめ。
✔ 代用品はあくまで応急処置として使う。